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2021年09月15日
耳から入る情報で考えは変わる
From ヨッシー
人間は五感を使って外からの情報を得ることができます。
目からの視覚情報、耳からの聴覚情報、皮膚からの触覚情報、舌からの味覚情報、鼻からの嗅覚情報です。
人は外界からの情報のうち83%を視覚、11%を聴覚、3.5%を嗅覚、1.5%を嗅覚、1.0%を味覚から得ていると言われています。
どの情報も大切なのですが、耳から受け取る聴覚情報が、人間の行動や考え方に大きな影響を与えることがわかっています。
100人村実験と呼ばれる心理学の実験があります。
これは100人〜200人ほどの村を作り、そこで人々がどのように行動するかを観察して分析する実験になります。
この100人村の実験で、ひたすらグチを聞かされるという状況を作り出しました。
「この村は不景気だ」という情報を、繰り返し何度も何度も聞かせ続けたのです。
すると、やがて村民たちは買い物を控えるようになって、精神的にも本当に不景気のように気持ちが落ち込んで村が躯体雰囲気に包まれたそうです。
耳から何度も入ってきた「不景気」という情報を鵜呑みにして、それと矛盾しない行動を自然と撮るようになったのです。
耳から入ってきた情報が悪い方に作用してしまうということです、
これは子育てや仕事の部下の育成でも同じようなことがたくさん見かけられます。
「お前はダメなやつだ」「お前は出来損ないだ」「お前にできるはずがない」
何度も何度もそう言う言葉を浴びせられてきた人は、自然と言われた通りの行動をとってしまうという危険があるのです。
逆を言えば、「君ならできるよ」「君は力を持ってる」「君は能力があるんだよ」とポジティヌナ声かけをし続けることで、その人自身の考え方が変わっていくというポジティブな方向にも作用するのです。
人は耳から入ってくる情報を受け止めると、行動や意見が変わってくる傾向があります。
それがいい方向に作用するのか、悪い方向に作用するのかは、その人次第になります。
自分も自分が関わる人も、できればいい方向に作用するようにしていきたいものです。
できるだけマイナスの言葉を耳に入れて鵜呑みにするのではなくて、プラスの言葉をどんどんと取り入れて前向きな姿勢を作っていければと思います。