2014年06月14日
日本企業に3月決算が圧倒的に多い理由は??
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2014年5月31日ブログで上場会社の決算期別企業数を調査し、
圧倒的多数の3月決算が多い理由について、
後日ブログで触れますね!
ということでしたので以下でご説明します☆
以下表は、5月31日ブログ調査参照
◆3月決算が多い理由ってなに??
3月決算が多い理由として、主に以下のCつが考えられます。
@ 国や地方公共団体の予算編成期間は4月〜翌年3月であること
公的機関は作成した予算に基づいて発注を行うため、発注が3月に集中する傾向にあります。
企業も公的機関と同様に、決算日までの1年間について予算を立てるため、
多くの企業が3月31日を決算日として予算を作成しています。
A 税法の改正が4月1日からの適用が多いこと
もしも期中からの適用であれば、期中で会計処理の方法を変更しなければならなくなり、
作業が大変煩雑になると考えられるためです。
B 教育機関が4月入学3月卒業であること
教育機関の大部分が、4月入学から1年間をスパンとしています。
そのため、新卒新入社員は、4月入社の場合が大半を占めます。
C 総会屋対策
株主総会で株主の権利を乱用して会社に不当に金銭などを要求する「総会屋」対策です。
というのも、大企業は、株主総会に総会屋を出席させないために、
株主総会を6月末の同一日に一斉開催する慣習があったようです。
◆次に多い決算期は??
3月31日の次に多い決算日は12月31日です。
理由は以下Dです。
D 海外では12月決算の会社が多く、連結決算の効率化を図れる
連結決算では、原則として、親子会社の決算日を統一する必要があります。
海外の決算期は、12月決算の会社が圧倒的に多いため、
海外に親会社を持つ企業は自社の決算日を12月31日にしておくことによって、
連結決算の効率化を図れます。
また、世界基準であるIFRSの会計基準の適用も一つの要因です。
先日は、6月9日のブログ、超簡単新聞解読No.5でもお話ししたように、
クックパッドも、IFRSを任意適用すること及び、
4月決算から12月決算に変更を発表していましたね☆
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