まったりしていたので、
ちょっかいを出してみた。
ひっかれた、
そして「ガブッ」。
ネネは私が相手だと、
むきになる。
ネネとの最初の対面は私である。
刷り込みで
私を母親だと思っているのではと、
私は思っているのだが。
抱っこして1分くらいは気持ちよさそうに
じっとしているが、
スイッチが切り替わったかのように、
突然噛みついてくる。
そして、
引っかかれる。
爪を切らせないので、
爪の先は針のように尖っている。
だから、
手は血だらけになり、
そして傷は深い。
これは日常茶飯事のことである。
カウントダウンして、
そろそろかと思われる時に、
抱っこから解き放す。
私がネネに近づこうとすると、
すっう〜と、逃げる。
私が背を向けると、
背後から飛びかかってくる。
どうも、
私に鬼ごっこをせがんでいるようだ。
追っては逃げと、
相手をしてあげると、
喜んでネネは
鬼ごっこを繰り返す。
いつまでも遊んでいる訳にはいかないから、
数回遊んでは
お開きにする。
ネネはねだるような顔つきで、
私を見上げる。
やはり2人には
親子関係の絆ができていると
思われるのだが、・・・
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