漠然と知っていると思います
では、この「油分」とは一体どんな物なんでしょうか
多くの方が「皮脂」と答えます
実はこれは不正解です
お肌を乾燥から守るのは何なのでしょう
10年以上前はお肌を保湿しているのは皮脂と考えられていました
ですがその後、皮脂のある状態と、取り除いた状態での
お肌からの水分蒸発量を比較する試験で、
その量にほとんど違いが無かった事から、
皮脂はあまり保湿の役には立っていない
という事が発表されました
なので、昔は皮脂に似た油分の
スクワラン配合クリームが保湿化粧品のエースでした
でも今や、スクワランを売りにした保湿化粧品は、
ほとんど見かけなくなりました
皮脂とエースの座を取って変わったのがセラミドです
"セラミド"というフレーズを本当によく聞くようになりました
セラミドはお肌表面の、角質細胞同士の隙間を埋めている油分
「細胞間脂質」の一種で、
この油分こそがお肌を保湿しているという事が分かり、
脚光を浴びるようになったのです
セラミドが保湿の救世主的に語られますが、
細胞間脂質を構成しているのはセラミドだけではありません
セラミド類が45%程度、
コレステロール類が40%程度、
その他の脂質が15%程度という構成で、
どれも単体ではさほど高い保湿力があるわけではないんです
この黄金比率で混ざり合う事で、
水分をキープする力を発揮します
ですので、セラミド単体を
スキンケアで補給しても十分とは言えません
お肌にはどんな保湿化粧品にも太刀打ち出来ない
優れた保湿成分が備わっています
それが現在の化粧品技術では、
十分に補給出来ないという事です
お肌が乾燥すると、保湿ケアを強化する方が多いと思います
それも大切な事なのですが、その前に、お肌に備わる保湿成分
「細胞間脂質」を失わない事が重要です
細胞間脂質は残念ながら、
クレンジングや洗顔料で洗う事で失われてしまいます
そして、失われた細胞間脂質は、
24時間以上かけてゆっくりと修復されます
つまり、1日に何度もクレンジングや洗顔をすると、
24時間ずっと細胞間脂質が不足した状態という事になります
この細胞間脂質が修復されるゴールデンタイムは、
夜中の寝ている時間です
なので、夜はしっかり洗顔したとしても、
朝はぬるま湯ですすぐ程度にする事がベストです
お肌の乾燥は、朝と夜のケア方法で変わります
乾燥が厳しくなるこれからの季節
乾燥肌を改善する為には、まず洗う習慣を見直す事が大切です
そして、高価なお化粧品を使うより、
お顔剃りをする方が、美肌への近道になりますよ
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