ラノベぐらし！

今回は「このすば」10巻のあらすじをネタバレしていきます！ネタバレを見たくないという方は注意！

11巻ネタバレ：このすば11巻のネタバレ！(こめっこが来た！)
9巻のネタバレ：　この素晴らしい世界に祝福を！9巻のネタバレ！（めぐみんVS邪神ウォルバク!?）

このすば10巻の感想：　この素晴らしい世界に祝福を！10巻の感想！カズマがとうとう隣国まで殴り込み!?

以下、「この素晴らしい世界に祝福を！」10巻のあらすじネタバレです！

カズマ達のいる国の王女、アイリスから手紙が届きました。そこには「許嫁である隣国エルロードの王子との初顔合わせがあるので、護衛を頼みたい」という胸の文章が書かれていました。
許嫁がいたこと自体が初耳な上、これからその王子に会いに行くというアイリス。
アイリスを『妹』と（勝手に）しているカズマは心中穏やかではありません！
カズマとしてはこの婚約を何とか破棄させたいところ。もちろん、護衛を引き受けます！

しかし、これに対して仲間のダクネスは良い顔をしません。国の貴族であるダクネスの立場としては、いつも問題ばかり起こすカズマをアイリスと合わせたくありません！

（事実、カズマは冒頭で「野良デュラハン狩りに行こう」と謎の発言をし、理由を聞いてみるとデュラハンスキルの「死の宣告」でエルロードの王子に呪いを掛けるつもりでした！）




アイリスと、その付き人レインと合流。アイリスと共に旅立ちます！

……とその前に。
カズマは「読唇術」スキルを習得していて、ダクネスとアイリスの付き人レインが何やら怪しい会話をしているのを見つけてしまいました。

レイン：『ダスティネス様、今回の依頼はどうにかして断念させるという話では無かったのですか!?　あの方にアイリス様を任せるだなんて間違いなく外交問題に……！』
ダクネス：『分かっている、こちらも努力はしてみたのだが思いのほか抵抗が激しくてな。幸いな事にあの男は私が折れたと思って油断しきっている。隣国の首都に着いたら一服盛って、アイリス様が滞在なされる間、ずっと眠らせておくつもりだ』
レイン：『おお、さすがはダスティネス様！　そういう事なら安心です！』

……あいつら、何て事企んでやがるんだ。（と思ったカズマでした）

エルロードまでの道中はアイリス自身が強すぎて護衛は全く要りませんでした（笑）
アイリスは相変わらずカズマのことを「お兄様」と呼び、何故かめぐみんと仲良しになっていました！カズマの知らない所で何かあったのでしょう。（スピンオフの短編集を読めば分かるかも？）


ダクネスはアイリスと隣国の王子の話し合いにカズマを連れていく訳にはいきません！
屋敷の中でカズマを拘束・拉致・監禁しようとしましたが、アクアに見つかってしまい失敗。

そしてアイリスと合流して旅に出て、エルロードに着くと今度は酒で一服盛ろうとしてきましたが、これはカズマが既に読唇術によってダクネスとレインの会話を聞いていたので回避。
結局エルロード王子とアイリスが対面する場にカズマも居合わせることになってしまいました！


さて、今回どうしてアイリスがエルロードの王子に会いに行ったのかというと、こちらの国への資金援助を打ち切られるのを防ぐためです。

こちらの国（「ベルゼルグ」っていう国名らしいです）は力のある冒険者たちが沢山いて、兵力も強大ですがその戦力を維持するのにはお金がかかります。
一方、カジノ大国エルロードはお金はありますが、ギャンブルの営業で成り上がった国なので兵力は心元ないのが現状でした。
そこでこの２国は協力し合い、お金と戦力というお互いに足りない部分を補い合って来たのでした。

そんなエルロードの国が資金援助を打ち切ろうとしてきたので、王子の許嫁となっているアイリスが直談判しに来たのでした！

さて、エルロードのレヴィ王子の反応ですが……それは冷たいものでした。カズマが仕掛けるまでもなく王子の方から婚約の破棄を言い渡され、資金の援助も打ち切りと言われてしまいました。

ちなみに、この国の王子は政治の決定権はあるものの実際は宰相が有能で、宰相が国を動かしています。（レヴィ王子は「バカ王子」と民衆から呼ばれているシーンがありました）


さて、ベルゼルグ国の要求は「今までの資金援助の続行」と「魔王軍討伐に向けての追加の給金」です。

宰相の説得は無理だと諦め、アイリスとカズマはレヴィ王子にお金を賭けたゲームをふっかけて次々と勝利していき、遂には今まで受けていた分のお金を引き続き貰えることになりました！
……しかし、レヴィ王子もお金を賭けたゲームを何度も受ける義理は無いはずで、強運のカズマと強さでは天下無双のアイリス、この２人の持ちかけた勝負を全て受けてくれたのは不自然です……。


実は、カジノ大国エルロードは魔王軍と手を組んでいました！
「王子がゲームに負けてしまったからしかたなく今まで通りの資金援助を続ける」という魔王軍に対しての言い訳が欲しいために、レヴィ王子と２人はわざわざゲームで勝負していたのでした！

しかし、問題はここから先。
アイリスとカズマは引き続き「魔王軍を討伐するための追加資金」を獲得したいところです。

ベルゼルグの王女アイリスやその付き人のカズマ達には、まだエルロードが魔王軍と手を組んでいることは明かされていません。彼らはさすがに「魔王軍討伐のため」のお金をベルゼルグに出す訳にはいきません！（さすがにそれでは魔王軍が黙ってはいません！）

アイリスがエルロード国で最も強大な難敵、黄金竜を討伐してもダメでした。（アイリスが「セイクリッド・エクスプロード」という剣技で一撃で葬りました）


強運のカズマが国家予算レベルの掛け金を使い、カジノで荒稼ぎ！こうして更なる大金をエルロードから巻き上げます！


とうとうエルロードが音をあげ、宰相がアイリスたちに魔王軍と手を組んでいることをバラしました！
ベルゼルグへの支援の打ち切りは魔王軍との交渉の一環です。

しかし、なんと巷で敏腕だと噂されていたその宰相の正体は「ドッペルゲンガー」という変身能力を持つ魔王軍のモンスターでした！
なぜ宰相なんかになって国の皆から信頼されているのかというと、本当にエルロードの国のことを真剣に考え、市民のために身を粉にして頑張ってきたからなんですが……。（魔王軍って、意外といい人が多いですよね）
ドッペルゲンガーはラグクラフトと名乗りました。

ラグクラフトは他の人間に変身して皆の居室を襲い、カズマ達を拘束していきますが、アイリスだけはカズマに化けたラグクラフトを見事見破り、彼は討伐されてしまいました。


レヴィ王子はアイリスたちに謝り、資金の援助とこれまで通り２国は友好国としてやっていく事が決まりました！

王子はアイリスのことを気に入ったようですが、婚約の破棄を言い渡した過去をカズマに指摘され、固まってしまいました。レヴィ王子はアイリスと結婚する気満々でしたが……。可哀相！

蛇足ですが、アイリスのフルネームは「ベルゼルグ・スタイリッシュ・ソード・アイリス」っていうらしいです。


カズマ：「俺は今度こそ城から出ない。この城の子になると決めた」
こめっこ：「決めた」
アクア：「私も住んでいいなら構わないわよ」
こめっこ：「やったぜ」
ダクネス：「お前達、いつまでもワガママを言うんじゃない！ほら、さっさと街に……。あ、あれ一人多いな？」
めぐみん：「こめっこ！？　なぜこんな所にいるんですか、家にいなくてはダメでしょう！」
こめっこ：「家ならボンってなってなくなった」
めぐみん：「!!!!??」

これで「この素晴らしい世界に祝福を！」10巻は終了。
以上、このすば10巻のネタバレでした！

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