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2017年09月19日

投資で一番大切な20の教え_ハワード・マークス

バフェットが、投資に関して優れた良書だということで、株主総会で配布したという本です。
具体的な投資手法の記述はありませんが、心構えを書いた本であり、投資の王道と言えるでしょう。

以下、備忘録。

投資、あるいは投資キャリアを成功に導くうえで、最良の土台となるのは本質的価値である。投資家は、買いを検討している資産にどれだけの本質的価値があるのか、しっかりと把握しなければならない。本質的価値はさまざまなもので構成されており、それを評価する方法も数多く存在する。ごく簡略化して言うと、本質的価値を構成するのは、帳簿上の現金、有形資産の価値、その企業の現金を生み出す能力、そしてこれらの要素が増大する余地である。

すばらしい投資成績を達成するには、本質的価値を見極めるうえで卓越した洞察力を働かせる必要がある。つまり、ほかの投資家が気づいていないことを学び、違うところに目を向け、より高い分析力を発揮しなければならない。

本質的価値に関する見解は、事実と分析をもとに築いた確固たる土台に根ざしたものでなければならず、ぶれてはならない。そのような見解があってはじめて、いつ売買すべきかという判断ができる。本質的価値に対する感覚を研ぎ澄ませた者だけが、誰もが上昇しつづけると考えていると割高な資産から、利益をあげるのに必要な規律や、危機時に価格が低下しつづけるなかで、資産を保有しつづけたり、ナンピン買いをしたりする胆力を身につけられる。

投資を成功させるうえで、最終的なカギとなるのは、価格と本質的価値の関係だ。最も確実に利益をあげる方法は、本質的価値を下回る価格で買うことである。本質的価値を上回る価格で買うのは、ほとんど無意味な行為だ。

資産が本質的価値を下回る価格で売られるのはなぜか。その資産が市場で実際よりも過小評価されているからであり、そのようなときは絶好の買場である。資産の質の高さには用意に気づくことができるが、割安であることを察知するには鋭い洞察力が必要とされる。このため、投資家はしばしば客観的にみた資産の質の高さを投資機会と勘違いする。
すぐれた投資家は、優良な資産ではなく、お買い得品を見つけることが投資の目標である。

本質的価値を下回る価格で買うことは、収益性を高めるだけでなく、
リスクを限定するうえでも重要だ。高成長が見込まれる企業の株を高い価格で買ったり、過熱した市場に参加したりすれば、リスクは限定できない。

価格と本質的価値の関係は心理的要因とテクニカル要因にも左右される。短期的には、これらの要因がファンダメンタルズより強い影響力を及ぼす場合もある。その影響による価格の急激な振れは、大きな利益、あるいは大きな過ちを生み出す機会をもたらす。過ちではなく利益を実現させるには、本質的な価値の概念をしっかりと掴み、心理的要因とテクニカル要因に対処しなければならない。

投資家の心理も、楽観主義と悲観主義、軽信と懐疑主義、機会逸失の恐れと損失の恐れ、買い意欲と売りへの切迫感の間を、振り子のように決まったパターンで揺れ動く。振り子の振動は、群集を高値で買い、安値で売るよう促す。つまり、群集の輪に加わることは悲惨な結果をもたらす方程式である。一方、極端な状況で逆張りをすれば、損失を避け、最終的に投資を成功させることも可能となる。
とりわけ、リスク回避志向(適度なリスク回避志向は合理的な市場に不可欠な要素である)は時として著しく弱まったり、過剰に強まったりする。この投資家心理の振れは、市場にバブルと暴落をもたらす非常に大きな要因となる。

強気であれ、弱気であれ、市場のトレンドは行き過ぎる傾向がある。早い段階でそれに気づいたものは特をするが、最後の最後で輪に加わったものは痛い目をみる。「賢明な人が最初にやること、そりれは愚か者が最後にやることだ」は、このことを示している。極端な状況に抵抗する能力をもつものはまれだが、成功を収めている投資家のほとんどは、この重要な資質を備えている。

過熱した相場が下落に転じるタイミング、あるいは下げ相場が底に達し、反や騰しはじめるタイミングを知ることは不可能だ。ただ、これから先、どこに向かっていくのかを知ることはできなくても、今どこにいるかならわかるはずだ。周りの投資家の行動から、今現在、市場サイクルのどこに位置しているのかを推察することはできる。他の投資家が懸念知らずのときは慎重にふるまい、他の投資家がパニックに陥ったときに積極果敢に行動すべきなのだ。

とはいえ、逆張りもつねに利益をあげられるアプローチではない。絶好の買い時や売り時は、バリュエーションが極端な水準に達した場合に訪れるのであり、日常的にやってくるものではない。何年かに一度、売買すれは、売買すれば済む投資家はほとんどおらず、それほど魅力的でないタイミングで取引を行う必要もある。その場合、あまり勝ち目のない状況にあることを認識し、より慎重に振る舞わなければならない。

高い本質的価値に、本質的価値との相対比較でみて低い価格、冷え込んだ市場心理という条件がそろっているときに買えば、最良の成果が得られる公算が大きい。ただし、価格下落が続き、反転のタイミングが予想より遅れる可能性もある。「割安」と「まもなく反騰する」を同義と考えるのはまちがっているのだ。「急ぎすぎは失敗も同然」の重要さがよくわかる。しかるべきタイミングが訪れるまで、時間がかかってもポジションを堅持する忍耐強さも必要なのだ。

リスクを増大させることは投資を確実に成功へと導く方程式ではなく、よりリスクの高い投資では、起こりうる結果の範囲が広がり、損失の確率も高まるということを心得ていなければならない。それぞれの投資に潜む損失の可能性を感じ取り、それに見合う以上のリターンが見込まれる場合のみ、そのリスクを進んでとる必要がある。

損失を回避することが自ずと全体の収益率を高める

逆境で生き残る能力を確実に身につけることと、良い時期にリターンを最大化することは両立しないため、投資家はこの二つのバランスをどうとるか、決断しなければならない。ディフェンシブ投資家は、前者に重きをおく。

多くの投資は、未来が期待どおりの展開になれば成功するが、期待どおりにならなかった場合にも許容できる結果を出すためには、「誤りの許容範囲」が必要とされる。「誤りの許容範囲」は、身近にある有形で永続的な価値を持つ資産を重視する、価格が本質的価値を大幅に下回った時のみ買う、レバレッジを使うのを避ける、分散投資する、といった方法で獲得できる。これらの要素に重点を置けば、相場が良い時期に得られるリターンは限定される可能性があるが、物事がうまくいかなかったときに、傷を負わずに乗り切れる確率を高めることが
できる。

経済や市場が将来、どの方向に動くか知っていると思い込んでいる投資家は、本当に知っている者よりもはるかに多い。これらの投資家は、将来に何が起きるのかわかっているという前提でアグレッシブな行動をとるが、期待どおりの結果が出ることはまれである。不正確な予測に固執し、それに基づいて投資をすれば、巨額の損失を出す可能性が生じる

2017年05月26日

気弱な人が成功する株式投資_岩崎 日出俊

私の拙い投資経験としては、国内・海外株式、国内・海外投資信託、FX、日経株価証拠金取引などがあります。

この本の主題としてあげられている、大きく負けない、その中でどうやって、大きなリターンを獲得するか。
これができるのなら、資産は膨らむだけになるはずです。

この本では、そのためのアイデアを幾つか提供してくれています。
実際に投資を行う際には、もう少し具体的なアドバイスが欲しいところでしょう。

因みに、私が個人的に実践して有効だった手法としては、

株式、投資信託のドルコスト平均法
株主優待目的の長期保有による、値上がり
FX自動売買
オマケ:ふるさと納税

これからやって、結果を出せる自信が持てるのは、

暴落相場での株式安値買い
FXスワップ金利サヤ取り
ポイント&フィギュアチャートに基づくFX

といったところです。
投資は、
・理論
・手法
・実践
が求められる、高度に知的な行為と思っています。
世の中を理解する上でも、非常に有効ですしね。

以下は、備忘録。


フィリップ・フィッシャー
バフェットの15%はフィッシャー、残りはベンジャミン・グレアム

フィッシャーの15原則

是川銀蔵
カメ三原則

・バフェットの投資5原則
1)銘柄は自分で勉強して選ぶ、
2)1,2年後の経済の変化を予測して大局観を持つ
3)株価には妥当な水準があることを知る
4)株価は最終的には業績で決まる
5)不測の事態などのリスクは常にある

・個人投資家が採るべきアプローチは、得意分野に特化する、生活の質を犠牲にしない、である

・投資対象とすべき銘柄数は、できれば1社、多くても3社

・フィッシャーは、いったん投資した以上は3年間は持つ、という3年ルールを堅持した。これは同時に3年経過しても思ったよう な成績が出なければ、損切りするということでもある

2017年02月28日

新ビジョン2050_小宮山 宏

元東大総長の筆者の、今後の日本のあり方についての提言です。

技術をベースにした、イノベーションの方向性について、数値化している根拠を元に具体策をあげています。

これを読むと、なんだか輝かしい未来が待っているようで、希望の火が灯るようです。

そう言えば、子どものころ、ドラえもんを読んでいたときは、未来(21世紀)って、こんな世の中なのかなと、思っていた気がします。

現実の世界では、アメリカファーストのトランプ大頭領をはじめ、人間のエゴがあるべき社会への道筋を、後戻りさせています。

まさにここに、日本のチャンスが転がっています。
この流れに、技術・政治・経済・教育の力を結集して、日本と世界に貢献する。
そんな仕事をしていきたいと、思いました。

人間の自然な欲求ですからね、再生可能・循環型社会へのシフトは。
必ずやそこに、ビジネスの種は落ちています。

近い将来、大きなイノベーションが起こる。そのときに日本が関わる分野は、かなりの広がりを持つのでしょう。そう確信しました。

1人でも多くの人に読んでほしい、本です。


以下は備忘録。

プラチナ社会とは、
クオリティ・オブ・ライフ(QOL)を楽しめる
資源自給・自然共生・生涯現役・多様な選択肢・自由な参加を備えた社会

日本の資源自給→世界もエネルギーと資源に関する持続社会となる

省エネルギー・再生可能エネルギー・都市鉱山に基づく循環型社会

IPCCでは、
これからの50年で、最大4.8℃、最小で0.3℃の気温上昇が予測されている

ビジョン2050の目標
1 物質循環のシステムをつくる
2 エネルギーの利用効率を3倍にする
3 再生可能エネルギーを2倍にする

ヒートポンプは、消費する電力の6倍もの熱を室外からくみ上げて、室内に供給できる

2016年12月08日

大震災の後で人生について語るということ_橘 玲

東日本大震災が起こって、筆者が考えていたことが、長期的な人生戦略として、描かれています。

現状の日本の問題点、世界最悪の自殺率や経済の伸び悩み。
失敗に対する許容力を持たない社会システムになっているのが問題だ、とする意見には同感です。

具体的には、一律横並びの新卒入社をやめれば、何だかおかしなことになっている大学の就活の状況は、もう少しよくなるでしょう。
就活優先となっている大学教育も、改善されていく気がします。

また、中途採用に対する評価と待遇を公平にする仕組みが必要とも述べています。
不採算企業が抱えられなくなった余剰人員を、労働市場に戻しやすくすることで、人手不足となった新興市場に、人を再配置する機能が働きます。

個人は会社にしがみつかずに次の職を見つけて、住宅ローンを払うなど日々の生活を続けることができます。
アメリカも以前は終身雇用の形態が多かったそうですが、不景気などを乗り越えるなかで、社会システムが変わっていったと言います。
アメリカの場合は、人種差別や年齢による差別をなくすために、履歴書に顔写真を貼ることも年齢を記入することも出来ません。
その為、資格を取るなどして自らの能力をアピールして給与交渉をするそうです。そのような公平な社会であるべきだ、としてアメリカが選択してきたのが、実力主義であり、成果主義なんですね。

私としては、日本も少しちがう形かもしれませんが、アメリカに似た社会形態に進んでいくのだと思います。いや、もしかして、北欧のような高福祉社会かな。
また、企業の副業規定が変わって、労働時間が少なくなった人たちが、別のシゴトや自らの能力を生かしたビジネスをつくる世の中になるでしょう。
インターネットが様々な働き方や可能性を産み出しつつあるように、感じています。

いずれにしろ、閉塞感のある今の社会体制は必ず変わるはずです。金融ビッグバンや郵政民営化、派遣労働法の改正などで、日本も少しずつ方向転換してきています。
その潮目を見極めて、変化を恐れずに私自身も変わっていきたい、そんな風に感じました。

これまでさまざまな、経済・お金・資産運用などを読んできましたが、この本が一番、現在の日本・世界の社会状況を、論理的にわかりやすく
解説しているように思います。

2016年10月11日

世紀の空売り_マイケル・ルイス

リーマンショックについて、起きた後の出来事については、誰もがニュースで聞いて知っていると思います。しかし、実際に何が原因で起きたのか。バブルの崩壊を予見して、動き出していた人々のドラマをリアルタイムで見ているかのようにノンフィクションの小説に仕立てた本です。

ショート側の3名が主役ですが、売る側買う側のどちらもが、結局とんでもない報酬を得て、税金が投入されて救済されていきます。ソロモンが潰れ、リーマンが救済されないのも、もっとものように思えてきます。
いま、ドイツ銀行の危機が世間を賑わせていますが、日本の国債やマイナス金利と株式の官製相場も、近いうちに必ず、市場からの手痛いしっぺ返しを食うことでしょう。
「歴史は繰り返す」ことを忘れないためにも、読んでおくべき本でしょう。
ちょっと投資や金融の知識は必要でしょうが、そこだけ乗り越えれば、スリル満点のアクション映画のように面白く読めること、間違いないでしょう。