2014年07月10日
立ち上がれ!エンジニア!!
久しぶりに名前を聞きましたよ、堀江貴文氏
あるフォーラムで特別講演をされたそうです。
(ちょっと古い話になっちゃいましたが...)
「もう政治に興味はない」堀江貴文氏が語る世の中がメンドくさい理由
直接講演を聞いたわけではないのでもちろん細かなニュアンスまではわからないわけですが、なるほどと思うところと「う〜ん...」と思うところと...
ただ、普段モヤモヤと感じてたあたりをだいぶ代弁していただいたように感じ、少し「スカッ」とした感覚もあります。
氏は、世の中で技術的に可能なことが実現できてないのは、エンジニアが現状に甘んじているから、と説いています。
自分で起業し、希望を実現する力がある人の視点です。
雇われエンジニア、飼われエンジニアは、会社の経営方針によるんですよ、って思ったけど、その考え方自体を批判しているんでしょう。
個人的には、エンジニアにも大きく分けて2つの種類がいると思う。
一つはその企業に収入をもたらすエンジニアと、もう一つはその活動が支出となるエンジニア。
例えば前者は製造業やサービス業に携わるエンジニアで、後者は主に保守業務系のエンジニア。
もっとも保守業務は多くがアウトソーシング化されていて、それを請負う会社のエンジニアは前者の「サービス業」になり、企業にとっては収入をもたらす。
「企業にとって、その働きが支出になるエンジニア」とはその企業に直接雇われて、その企業の設備保守などに携わるエンジニア、ってこと。
で、あくまで個人的な感覚として、この手のエンジニアはやはり企業からは「なるべく活動しない。」ことを要求される。
少し語弊があるが、「設備の安定稼働に必要な最低限度の労働」を要求される、そんな印象を持っている。
製造業にいた頃は、「とにかく働け!」だった。
バブルの余韻が残っていた頃とはいえ、一時間でも多く働き、製品を作る、そんな感じだ。
働いて物を作れば、需要があれば売れて利益になるのだから当然だ。
加えて、コストダウンにも積極的で、コストダウンのためにも積極的に投資する、つまりはエンジニアをこき使う。
これが保守系の業務になるとコロリと変わって、このエンジニアの労働は会社にとっては基本、維持管理経費という支出になるのだから、なるべく働かないように要求される。
まぁ、少し極端な言い方かも知れないが...
いずれにしても「現状維持」ということが最小コストという間違った意識が、結局のところ時代遅れの高コスト体質を産んでしまう。
コストダウンにも投資、コストダウンのためのコストが必要だ。
こき使う ≒ 活用する。
会社のリソースであるエンジニアは活用すべきでしょう。
そして、堀江氏の言うように、エンジニアがもっともっと実力で主導権を握って行こう!