家を新築直後、DIYで設置したハードウッド製のベランダデッキ。
FRP防水の保護にもなるし、防水立ち上がりのために室内の床より大きく下がっているベランダの床の高さも室内とフラットに近くなるので使い勝手も格段に向上。
DIYで施工してから9年近く、なんの問題もなく使ってきたのだけれど・・・
先日、かなりの大雨が降った日の午後、外出先に妻から「玄関で雨漏りしてる!」との連絡。
雨漏りの場所をよく聞くと、どうも、2階のウッドデッキにしているバルコニーの直下部分だけで発生。
ベランダデッキでの雨漏りといえば、まず思い浮かぶのは、排水口のゴミ詰まりによるプール化。
プールと化したバルコニーの水が防水立ち上がりを超えれば、雨漏りに直結する。
でも、素人DIYだって、そんなことは織り込み済み。
排水口の部分は床板を貼らず、いつでも清掃できるようにして、時々はチェックしていた。
すぐに妻にバルコニーがプール化してないかチェックしてもらったが、やはりプール化してはいない模様。
とすると、屋根など、住宅そのものの施工不良か、バルコニーのFRP防水の施工不良か、経年劣化か?
家は建ててから9年、まだハウスメーカーの瑕疵担保責任期間が残っているので、ひとまず雨漏りしたことの連絡をしておいて、現場確認のため自宅へ戻った。
ハウスメーカーの瑕疵担保責任を追及することになった場合のためにも、雨水の経路などを確認して、写真や動画で記録保存することが重要だ。
自宅に戻って、玄関の雨漏り個所を見ると、見事にウッドデッキにしているバルコニーの直下部分のみ。
妻が雨漏りを発見したときは、大雨のピーク直後だったためか、水滴がポタリポタリと落ちていたようだけれど、その時点では、壁紙が湿っている状況を確認できただけ。
隣接する寝室の窓のサッシからも数滴水が落ちたようだけれど、これは梁でも伝っていったのだろう。
1階での雨漏りの原因が2階とは限らないので、念のため、3階の屋根裏など、思い当たる部分をチェックするけれど、漏水の痕跡はない。
やはり2階のバルコニーが原因で間違いなさそう。
本命のベランダデッキにしているバルコニーに出て、2か所ある排水口を見ると、落ち葉が数枚あるものの、つまって、デッキ全体がプールになるようなレベルではないし、水が溜まった痕跡もない。
排水口周辺のFRP防水も亀裂などはなさそうに見える。
こうなると、ハウスメーカーに見てもらうしかない。
ただ、見せるためにもベランダデッキを撤去しておかないといけないのは明らか。
ならば撤去しつつ、自分でも見てもようということで、雨がやんだところで解体開始。
雨漏りした場所に近いところの床板から順に外していく。
床下は土埃、落葉、おもちゃなどがかなりたまっていて汚い。
そして、何枚か床板を外したところで、雨漏りの中心部と思われる部分に近いところの床、防水立ち上がり部分をじっくりと観察。
すると、あら???
防水立ち上がりの上端部分、モルタルとの接合部分の様子が一部おかしい!
モルタル外壁がぐしゃぐしゃになって、防水立ち上がりの上端の折り返し(プラスチックっぽい)部分が剥き出しになっていて、壁伝いに水が落ちれば入りそうな状況。
しかも、ここにはウッドデッキ床板があるので、床板からも雨水が流れ込み得る。
間違いなくこれが原因だと分かる。
そして、この状態になった理由は、サッシ下、外壁ギリギリまで張っていたウリンの床板がぶつかっていていたこと。
ハウスメーカーの施工不良ではなく、自分のウッドデッキ施工不良。
そんなわけで、原因が案外あっさりと特定できた(と思う)のでよかったけれど、改めて、ベランダデッキをDIYする場合、以下の点に注意しなければいけないと痛感した。
1 排水口はすぐに清掃できるようにしておき、定期的にゴミ詰まりなどをチェックすること
2 床板を張る際、FRP防水や外壁を傷めないよう、クリアランスを確保すること
ちなみに、この漏水原因箇所は、後日、アサヒペン モルタルパテで修理しておいた。
2019年05月22日
2019年01月07日
ウッドデッキをDIYする3つの理由
自分がウッドデッキをDIYする理由。
3点目はあまり言われる事がないけれど、自分的にはかなり大きいと感じている。
自分の手で作っておけば修理や追加工事によるバージョンアップ、場合によっては解体撤去も好きなようにできてしまうということのメリットは非常に大きい。
例えばウッドデッキ専門業者に設置工事を頼むとすると、その時点でこの先当面はそのまま使うことを前提に、どんなオプション工事をつけるとか、でもそれには資金が足りないとか、その時点で腹を決めないといけない。
でも、ウッドデッキDIYしてしまえば(できるようになってしまえば)、取り敢えずはベースのウッドデッキ部分だけ作ってみて、使い勝手や利用頻度に合わせて順次拡大したり、洗濯物干しやブランコ、パーゴラなどのパーツを追加していくことも意のままになる。
自分がウッドデッキDIYを始めたのは節約するためという部分が大きかったけれど、今はむしろ、このメリットにかなり魅力を感じている。
お金に余裕があって、他にやるべきこともあって、業者に頼むことがあらゆる意味で合理的、という人もいるとは思う。
でも、少しでも自分でやってみようかなと思える人は、あまり難しく考えずにまずはDIYしてみるといいと思う。
自分のものなんだから仮に失敗したとしても、やり直せばいいだけのこと。
失敗というと尻込みしてしまいそうだけれど、ネットで検索してもウッドデッキDIYに失敗して完成しなかったなんて見たことがない。
大なり小なり失敗はあっても最後は完成させて、満足してる人が大半だからじゃないだろうか。
仮に失敗して手戻りで材料を多少無駄にしてしまったとしても業者に頼む費用とは比べものにならないはず。
それなりの値段のするハードウッドのウッドデッキならなおさら。
頼むのだから、人件費、一定の利益がかかるのは当然、その部分を自分がDIYでやることで節約しているのはもちろんだけれど、他にもDIYで安くできる理由がある。
どういうことかというと、
専門業者にウッドデッキ製作などを頼むと、基本的には見えるとこも見えないとこも全体を同じグレード、樹種で造ることになるのが普通。
なぜって、いくら事前に「見えない部分は少し質を落としたものにします」と説明していたって、その意味、どの程度なら大丈夫か、よく分かっていない素人さんが、しばらくして何かの折に、床板を剥がして、基礎部分を見たときに見栄えの悪い材料が使われていたら手抜き工事だと大騒ぎになりかねない。
まして施工業者と違う業者が「これはひどい」なんて余計な助言でもしようもんならもう大変。
そんな厄介ごとの種をまくくらいなら、どうせ発注者が払うんだから全て同じ樹種、グレードで作ったほうが準備も作業も楽。
しかし、それならまだまともな業者さんだけれど、さらに質が悪いのは、実際には利幅を大きくするため、見えない部分で質の悪いB級品を使う工夫はしているのに、A級品との差額がそれは業者が利益として懐に収めて、発注者に還元しないケース。
中小業者の多いこのリフォーム業者などなら、後のトラブル回避まで考えず、そういう残念な行為に及ぶところも少なくはないんじゃないだろうか。
でも、DIYでウッドデッキを作るなら、例えば、見えない部分は耐久性が同じならば、見栄えや形の悪いアウトレットでも構わないといった、メリハリある材料選択ができて、確実に自分の節約につなげられる。
また、仕入れを複数のネットショップから、1番安いタイミングで仕入れたりすることでも、耐久性は確保しつつコストを抑えるための努力ができる。
なにはともあれ、完成したときの達成感、満足感、自信は最大の魅力。
その自信と実力を活かして、私はいつの間にかフェンス、パーゴラ、屋根裏部屋など、次々と挑戦して作り上げることができた。
少しでも多くの人が、なるべく簡単に好みのハードウッドのウッドデッキをローコストで作れる方法を紹介しているので、興味のある方は、是非、難しく考え過ぎずに挑戦してもらいたい。
大きな達成感・満足感
自分の作りたいウッドデッキを計画し、DIYを実行して作り上げることで大きな達成感を得られる。
さらに、そのウッドデッキを家族や自分が有効に活用すると、買ったのとは別格の大きな満足感を得られること間違いなし。
節約できる
専門業者やリフォーム業者に頼むより、いい材料を使っても、確実に安く作ることができる。
メンテナンスやアレンジが自由自在
DIYしたウッドデッキは自分でメンテナンスやカスタムができる。
構造がわかっているし、何より一度ウッドデッキを完成させた自信があれば大概のことはDIYでできてしまう。
3点目はあまり言われる事がないけれど、自分的にはかなり大きいと感じている。
自分の手で作っておけば修理や追加工事によるバージョンアップ、場合によっては解体撤去も好きなようにできてしまうということのメリットは非常に大きい。
例えばウッドデッキ専門業者に設置工事を頼むとすると、その時点でこの先当面はそのまま使うことを前提に、どんなオプション工事をつけるとか、でもそれには資金が足りないとか、その時点で腹を決めないといけない。
でも、ウッドデッキDIYしてしまえば(できるようになってしまえば)、取り敢えずはベースのウッドデッキ部分だけ作ってみて、使い勝手や利用頻度に合わせて順次拡大したり、洗濯物干しやブランコ、パーゴラなどのパーツを追加していくことも意のままになる。
自分がウッドデッキDIYを始めたのは節約するためという部分が大きかったけれど、今はむしろ、このメリットにかなり魅力を感じている。
お金に余裕があって、他にやるべきこともあって、業者に頼むことがあらゆる意味で合理的、という人もいるとは思う。
でも、少しでも自分でやってみようかなと思える人は、あまり難しく考えずにまずはDIYしてみるといいと思う。
自分のものなんだから仮に失敗したとしても、やり直せばいいだけのこと。
失敗というと尻込みしてしまいそうだけれど、ネットで検索してもウッドデッキDIYに失敗して完成しなかったなんて見たことがない。
大なり小なり失敗はあっても最後は完成させて、満足してる人が大半だからじゃないだろうか。
仮に失敗して手戻りで材料を多少無駄にしてしまったとしても業者に頼む費用とは比べものにならないはず。
それなりの値段のするハードウッドのウッドデッキならなおさら。
頼むのだから、人件費、一定の利益がかかるのは当然、その部分を自分がDIYでやることで節約しているのはもちろんだけれど、他にもDIYで安くできる理由がある。
どういうことかというと、
専門業者にウッドデッキ製作などを頼むと、基本的には見えるとこも見えないとこも全体を同じグレード、樹種で造ることになるのが普通。
なぜって、いくら事前に「見えない部分は少し質を落としたものにします」と説明していたって、その意味、どの程度なら大丈夫か、よく分かっていない素人さんが、しばらくして何かの折に、床板を剥がして、基礎部分を見たときに見栄えの悪い材料が使われていたら手抜き工事だと大騒ぎになりかねない。
まして施工業者と違う業者が「これはひどい」なんて余計な助言でもしようもんならもう大変。
そんな厄介ごとの種をまくくらいなら、どうせ発注者が払うんだから全て同じ樹種、グレードで作ったほうが準備も作業も楽。
しかし、それならまだまともな業者さんだけれど、さらに質が悪いのは、実際には利幅を大きくするため、見えない部分で質の悪いB級品を使う工夫はしているのに、A級品との差額がそれは業者が利益として懐に収めて、発注者に還元しないケース。
中小業者の多いこのリフォーム業者などなら、後のトラブル回避まで考えず、そういう残念な行為に及ぶところも少なくはないんじゃないだろうか。
でも、DIYでウッドデッキを作るなら、例えば、見えない部分は耐久性が同じならば、見栄えや形の悪いアウトレットでも構わないといった、メリハリある材料選択ができて、確実に自分の節約につなげられる。
また、仕入れを複数のネットショップから、1番安いタイミングで仕入れたりすることでも、耐久性は確保しつつコストを抑えるための努力ができる。
なにはともあれ、完成したときの達成感、満足感、自信は最大の魅力。
その自信と実力を活かして、私はいつの間にかフェンス、パーゴラ、屋根裏部屋など、次々と挑戦して作り上げることができた。
少しでも多くの人が、なるべく簡単に好みのハードウッドのウッドデッキをローコストで作れる方法を紹介しているので、興味のある方は、是非、難しく考え過ぎずに挑戦してもらいたい。
2015年06月29日
ウッドデッキ床下に収納をDIYで作る!
車のアルミホールを収納する場所が足りなくなったので、ウッドデッキの下に増設してみた。
ウッドデッキの床下に広がる大空間を有効活用できる床下収納。
後から増設したい場合もあると思うのでご参考までご紹介。
まず、今回作ることにした場所はこちらの赤線で囲った部分。
今回はちょうど4枚の同じ長さの床板が2スパンの根太に跨っている部分があったのでそこに作ることにした。
まずは床板を外して、裏返して置く。
そこにこれまでのDIYで出た端材からちょうどよい長さのものを選んで乗せて、スノコ状に固定していく。
ハードウッドを使うので、ここでも硬木専用の折れない錐込隊長(商品ページ)を使用。
床板はウリン、固定用の端材はトリスタニア、いずれもかなり硬い木なので、やはりした穴をあけて施工していく。
床板は厚さ2センチ、固定用の端材も同じなので、ビスが40mm以内なら表面にビスが出てこない計算。41mmの錐込隊長でも皿取りしないで打てば出てこないので大丈夫。
そして固定し終わったのがこちら。
最後に、蓋を持ち上げるときに手をかける部分が必要なので、ドリルで穴をあけて完成。
ウッドデッキの床下は防草シートの上に砕石を引いてあって、カラッとしているけれど、一応、ホイールというお宝を保管するので、砕石に上にさらにハードウッドの端材を敷き詰めて簡易ウッドデッキ床にしておいた。
目論見どおり、ホイールを2段重ねにして4枚収納するとピッタリ。
雨がかかるのは避けたいので、その上からポリカ波板の残りものを乗せて収納完了。
今回は、木を切断することもなく、インパクトドライバーのみの作業だったので、わずか2時間ほどで完成。
これは病みつきになりそうだ。まだまだ収納できる空間は山ほどある。
ウッドデッキの床下に広がる大空間を有効活用できる床下収納。
後から増設したい場合もあると思うのでご参考までご紹介。
まず、今回作ることにした場所はこちらの赤線で囲った部分。
今回はちょうど4枚の同じ長さの床板が2スパンの根太に跨っている部分があったのでそこに作ることにした。
まずは床板を外して、裏返して置く。
そこにこれまでのDIYで出た端材からちょうどよい長さのものを選んで乗せて、スノコ状に固定していく。
ハードウッドを使うので、ここでも硬木専用の折れない錐込隊長(商品ページ)を使用。
床板はウリン、固定用の端材はトリスタニア、いずれもかなり硬い木なので、やはりした穴をあけて施工していく。
床板は厚さ2センチ、固定用の端材も同じなので、ビスが40mm以内なら表面にビスが出てこない計算。41mmの錐込隊長でも皿取りしないで打てば出てこないので大丈夫。
そして固定し終わったのがこちら。
最後に、蓋を持ち上げるときに手をかける部分が必要なので、ドリルで穴をあけて完成。
ウッドデッキの床下は防草シートの上に砕石を引いてあって、カラッとしているけれど、一応、ホイールというお宝を保管するので、砕石に上にさらにハードウッドの端材を敷き詰めて簡易ウッドデッキ床にしておいた。
目論見どおり、ホイールを2段重ねにして4枚収納するとピッタリ。
雨がかかるのは避けたいので、その上からポリカ波板の残りものを乗せて収納完了。
今回は、木を切断することもなく、インパクトドライバーのみの作業だったので、わずか2時間ほどで完成。
これは病みつきになりそうだ。まだまだ収納できる空間は山ほどある。
タグ:床下収納