ディアボーイズの続きが見たい

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北沢「・・・・」


西村「相手は全力で戦っているんだ。全力で答えてやれ！！」



北沢「・・うい」




北沢は明和を舐めているわけではなかった。進化した結城と勝負をしてみたかった。高校時代に勝っているとはいえ、結城を認めている北沢にとっては、パワーアップした結城と1対1の勝負をしてみたかった。


その行為がキャプテンには、相手を舐めているように見えた。




北沢のプレッシャーが激しくなる

結城「く・・・」（これじゃボールを貰えない・・・）


西村「そうだ。初めからそれくらい当たれ」




全国制覇を狙う日拓大学は、弱点であったディフェンス力を北沢で補っている。
一年生にして、常に全国優勝争いのスタメンを勝ち取った男。


守りが弱いチームにとっては全員でどれだけフォローできるかは重要である。簡単にパスもできないようにプレッシャーを与える事が必要とされるチーム。
とくに相手のエースに点を与えてイニシアチブを与えれる事はご法度とされるチームであった。



佑（く、これじゃ結城さんにボールをまわせない・・・）



長瀬「ほら、どうした？佑。こないのか。こないならそのボールをもらっちまうぞ」



プレッシャーを与える長瀬



神田（やるじゃん。長瀬。うちの弱い部分を1年コンビで少しでも軽減できれば、今年は優勝できる）



結城「こ、こっちだ」（動かなきゃ攻められない）


佑「は、はい」


長瀬が距離を縮めてパスコースを狭くする。



シャッ



バシ！！！



北沢のパスカットが炸裂する！！！


西村・神田「そうだ！！」


北沢「う〜し、速攻行きますよ。先輩方」



長瀬のプレッシャーでパスコースを少なくし、抜群のタイミングで飛び込む北沢。
コンビを組んで日が浅い、佑と結城のコンビネーションを一刀両断する。


速攻を出そうと前方へボールを投げようとする北沢







バシ！！！





北沢（・・・・）









結城「そう簡単に諦めてませんっての」



パスカットした北沢が攻撃に移る瞬間を待っていた結城。


北沢のパスを後ろからはじく



ルーズボールには


ガッ！


黒川が飛び込んでいた



黒川「いけ！希。決めてやれ！」


シャッ

パシ



結城「任せろ、クロ。うぉぉぉぉぉぉぉぉ」



結城がすぐにシュート



シャッ




バシ！！！




「う・うしろからぁぁぁ〜〜」






結城のジャンプシュートを後ろから北沢がブロック



明和監督（なんで、あの体勢でブロックができるんだ）


日拓監督「ほう、想像以上だ・・・」



ブロックされたボールはバックボードに当たって跳ね返る



氷川「希、諦めるな。まだ終わってね〜ぞ」


佑「結城さん、アニキがいってます！！」


結城「な、長瀬さん」



長瀬「お前達に最後まで諦めるなって教えたのは俺達だぜ！」



ポイントガードの長瀬がランニングリバウンドに向かっていた。



結城「うぉぉぉぉぉ」


少し身体をぶつけながら結城と長瀬が競る。



ドドン　　バシ！！！




長瀬「ち、さすが、希だな」



結城「く、さすが長瀬さん。どこからでも現れる」


リバウンド争いは結城に軍配が上がった。




その刹那

北沢のスティールが・・・











結城「うぉっ」



北沢「！？」



わかっていたようにボールを上に掲げてスティールをかわす



日拓監督（一瞬の攻防だが、高いレベルだな・・一年軍団・・いや、結城君）



結城（ここしかない）


スティールを交わした北沢から、ワンドリブルを入れて北沢から距離をあけてゴールに近づく結城。



結城「うおおおおおおおお」



「で、でる、結城のスカイフック」




結城「き、決まれ！！」



ここまであえて打たなかったシュートを躊躇なく選択した結城希

試合時間　残り2.22秒


DEARBOYS　NEXT