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2017年03月23日

ディアボーイズの続きが見てみたい176話 〜諦めない男、見城哲太〜

ダムダムダム

哲太がドリブルをしている


見城「遠慮なく行かせてもらいます」


キャプテン「ああ」
(こうやってその場でしているドリブルを見ていると、大した選手じゃないんだけどな・・・ギアを変えると一気にすごくなる)



ダダム、ダム、ダダム


ドリブルのリズムが変わる



監督(ウチのディフェンスナンバーワンだ。エースになれるかどうか、この1対1で・・・)



キュキュ。


哲太のドライブを仕掛ける。


「は、はや〜い」


(く、やっぱり早いが・・・まだついていけ・・・)



キュ。ピタッ


(なっ)



ストップザジャンプショット



監督(早い、そしてなめらかだ。だが、その距離ならブロックが間に合うぞ)


キャプテン「なめるな。ブロックしてやる」

タンッ!

哲太のシュートをブロックに行く。両者ジャンプをしている。


キャプテン(な、なんで打たない・・・)


「た、た、たかぁ〜〜〜〜い」



既に最高点に達していたキャプテンは、上に伸びない。

しかし、哲太のジャンプはまだ最高点に達していない・・・まるでスローモーションのようにブロックの上に手が伸びる哲太。シュートの打点が桁違い

みているものにとっては、キャプテンが勝手に下に落ちているようにも見える。


キャプテン(たかい・・・フワッって飛んでるみたいだ・・・ってか、シュート打ったら完全にフリーじゃないか)



シュッ!


キャプテンのブロックをジャンプ力でかわしてシュートを放つ




哲太(しまった・・・指先が・・・シュート感覚が鈍ってるさぁ)





ガンッ!!




引っ越しや新生活で少し練習量が少ない哲太は、シュートの感覚が鈍っていた。フリーで打つシュートではそれほど大きな違いがなかった・・・
しかしながら見城哲太の『本気』の動きのプレイでは、少しの感覚でもシュートは、少しだけズレてしまう。


「は、はずれた!!」



キャプテン(ふぅ〜〜。あのスピードとストップでいきなりジャンプショットして、身体のバランスを簡単に保てね〜だろ)


見城(・・・・)


監督「バカモノォ〜〜。最後までプレイを辞めるな」


キャプテン「えっ?あっ、しまった」


リバウンドへ行く見城。慌てて追いかけるキャプテン。



見城「おおおおおお」


落ちたボールに先に手が触れたのは「諦めない男、見城哲太」だった。



ドン!

ドガン。


流れたキャプテンの身体をぶつけられ、体重差で吹っ飛ばされそうになりながらも、そのままリングにボールを叩き込む。


「おおおおお〜〜」
「哲太の勝ちだ」


監督(あの、馬鹿。実力は天下一品なのだが・・・あの気を抜く癖が致命的だ・・・キャプテンにする事で、その性格が治ると思ったんだがなぁ)


キャプテン「く、くそ〜〜。次は俺の攻撃だ」


見城「はい、お願いします、本山キャプテン」


DEARBOYS NEXT






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