ディアボーイズの続きが見たい

藤原「リバ〜ン」


バシッ


取ったのはキャプテン須藤


須藤「しゃぁ〜〜。キャプテンらしいとこ見せんとな」

織田「戻れ〜〜〜。ハリーバック」



慌てない関学。須藤は藤原にパスを出す。

須藤「落ち着いて攻めるぞ藤原。確実に一本取る」


藤原「・・・」


須藤「って、言う気はないわ。面白ろおかしくせめよ〜ぜ。楽しく行くぞ」


藤原「ういっす」


ドリブルを始める藤原


織田（さて、藤原君。どうやって攻めてくるかお手並み拝見といこうやないか）


フロントコートへ藤原がボールを運ぶと、哀川は右45度に移動。
その他の三人は自分のマークを連れて、全員左に移動している。


町田（いきなり、アイソレーション？哀川と俺なら、絶対に点を取れるって事か。舐めやがって）


哀川のマークに気合を入れる町田。アイソレーションで自分が舐められていると思ったようだ。

須藤も森安も中に入らずに外に構え、誰一人円の中に入ろうとしない。


トップにいる藤原はパスカットのタイミングを見ている町田を見て、一度羽生にボールを渡す。


羽生は左45度でボールを受け、哀川の動きを見ていた。


町田（簡単にボールが渡せると思うな。動かないとボールも回せないっちゅうねん）


矢井田（哀川にボールを回すタイミングを見てるのか。スティールできる。隙が絶対に生まれる。狙いうちや）


須藤・森安（・・・・）


関大の5人はパスのタイミングを見ながら哀川の動きを確認している。


織田（一度、藤原に戻すやろ。このコンビで点を取りに来るはず・・・）


シュッ！！

羽生からボールが離れる。

このボールに関大の5人は反応していない。



森安と須藤だけがリバウンドへ向かっていた。


ザシュ！！


森安・須藤「入るんかぁ〜い」



先制のスリーポイントが炸裂

藤原「ナイッシュ」

哀川「ナイッシュ」

森安「出番とんなや」

須藤「無駄な体力使わせよって」

羽生「どうも」



関大監督（ほう、哀川をオトリか・・・）

織田「ちっ、やられた。やられたらやり返すぞ」

「おう！！」

織田のドリブルインに藤原が食らいつく

藤原（はえ〜。これが大学のレベルか・・・でも、追いつけないレベルじゃない）
「つあぁぁぁぁぁ〜〜」


シャッ

藤原（ちっ、パスか）

矢井田「ナイスパァ〜ス。3点取り返してやるよ」


シュートモーションへ入る矢井田へ、チェックへ行く羽生。

矢井田「なんてな。こんなベタなシュート打つかいや」


中に切れ込む矢井田。フォローへ入る須藤。すかさず矢井田は岩田へパス。


岩田ワンドリブルを入れて一気にシュートへ。

しかし森安がフォロー

岩田（一年軍団のくせに次から次へとフォローにきやがって・・・）


手首を返してワンバウンドパスで高橋へ繋ぐ岩田。


連携を使う関大に対して、連携でディフェンスする関学。


素早いパス回しで一気にディフェンスを崩してゴール下のセンターへ渡る。

高橋「もらった」


シュッ！！


バシ！！


放たれたシュートはゴールテンディングギリギリでブロックされる。


高橋（誰だ？後ろから？？）



ブロックされたボールはボードにあたり跳ね返り、森安がとりにいく
森安「ナイスや、哀川ぁ〜」


高橋「くそ、哀川和彦め。あのタイミングで後ろからブロックやと。恥かいたやないけ」


森安「そっこ〜〜〜」


前方へ投げる森安

藤原が走っていたが、織田の戻りが異常に早い。


織田「そんな簡単にそっこ〜が決まるかいや」


藤原「ふっ」


織田（何で笑ってんねんこいつ）


藤原はノールックで、ボールを右に投げる



羽生が受けて、そのままシュートモーションへ。


しかし、矢井田のブロックがシュートコースに入った。
矢井田（とめれるか？？）

その瞬間ワンドリブルを入れる羽生。
矢井田「なっ」


須藤「よし、こぉ〜〜い」


一気に中へ切れ込むキャプテン。

岩田（ちっ、セカンドブレイクか。どいつもこいつも）
「織田ぁ〜。向こうのキャプテンに打たすなぁ」


ダダダダダ


高橋「あほう、哀川もいっとるぞ」


羽生は迷わず、シュッ！！


3ポイントを放っていた


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