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2016年06月16日
ちょっと気になる銘柄 〜エディア(3935)〜
最近気になっている株の銘柄がある。
以前『ましたん注意報』で増担保規制の可能性を指摘した「潟Gディア(3935)」だ。
この会社、今年の4月15日にマザーズに上場したばかりなのだがいきなり人気銘柄となり、早々に取引所から日々公表銘柄に指定されてしまった。
筆者も増担保規制が掛からないかと期待して待っていたのだが、前回は株価が下落して規制基準を満たすことができなかった。ちなみに二回連続でのリーチ失敗である。
さてなぜこのエディアという会社が気になっているのかというと、実はこの銘柄の信用買い残が上場株比率で「20%」を超えているのだ。MAXで「25.5%」まで行ったようだが、昨日の時点でまだ「21.5%」もある。
しかも面白いことにこの会社の浮動株比率は「34.2%」しかない。つまり、浮動株のうちの約3分の2に当たる株数が、現金ではなく信用取引(=借金)で買っているということになる!
これだけでもけっこうな材料なのだが、ここにきてさらに興味深い展開になりそうな雰囲気が漂ってきたのだ。
前回のリーチ失敗後も再度の規制に向けての上昇を期待し続けていたのだが、最近の円高傾向に足を引っ張られ、我道を進んでいた人気銘柄群も下落を余儀なくされている。
その中でこのエディア、上場してから間もないことが災いして、上場来最安値の「2,512円(5/17)」を嫌でも意識せざるを得ないチャートになってしまったのだ!
※今日の終値「2,702円」
もしここを割ったらどうなるのか?
この銘柄を買っている人「全員」が含み損を抱えることになるのである。しかもその3分の2は信用の買い。追い証も必要になってくる。
先物取引なら、新甫で期先が発会する度にこういうケースはしょっちゅう出てくるが(全限月の場合はマレ)、株の場合はなかなかお目にかかれない。上場期間が長ければ長いほどなりにくくなる代物だ。
さてこれからどう動いていくのか。
教科書どおり信用買いの投げが誘発されて急落していくのか、それとも踏みとどまるのか。
非常に興味深い。
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まるてん
以前『ましたん注意報』で増担保規制の可能性を指摘した「潟Gディア(3935)」だ。
この会社、今年の4月15日にマザーズに上場したばかりなのだがいきなり人気銘柄となり、早々に取引所から日々公表銘柄に指定されてしまった。
筆者も増担保規制が掛からないかと期待して待っていたのだが、前回は株価が下落して規制基準を満たすことができなかった。ちなみに二回連続でのリーチ失敗である。
さてなぜこのエディアという会社が気になっているのかというと、実はこの銘柄の信用買い残が上場株比率で「20%」を超えているのだ。MAXで「25.5%」まで行ったようだが、昨日の時点でまだ「21.5%」もある。
しかも面白いことにこの会社の浮動株比率は「34.2%」しかない。つまり、浮動株のうちの約3分の2に当たる株数が、現金ではなく信用取引(=借金)で買っているということになる!
これだけでもけっこうな材料なのだが、ここにきてさらに興味深い展開になりそうな雰囲気が漂ってきたのだ。
前回のリーチ失敗後も再度の規制に向けての上昇を期待し続けていたのだが、最近の円高傾向に足を引っ張られ、我道を進んでいた人気銘柄群も下落を余儀なくされている。
その中でこのエディア、上場してから間もないことが災いして、上場来最安値の「2,512円(5/17)」を嫌でも意識せざるを得ないチャートになってしまったのだ!
※今日の終値「2,702円」
もしここを割ったらどうなるのか?
この銘柄を買っている人「全員」が含み損を抱えることになるのである。しかもその3分の2は信用の買い。追い証も必要になってくる。
先物取引なら、新甫で期先が発会する度にこういうケースはしょっちゅう出てくるが(全限月の場合はマレ)、株の場合はなかなかお目にかかれない。上場期間が長ければ長いほどなりにくくなる代物だ。
さてこれからどう動いていくのか。
教科書どおり信用買いの投げが誘発されて急落していくのか、それとも踏みとどまるのか。
非常に興味深い。
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池辺雪子さん
池辺雪子さんという人をご存知だろうか?
筆者は一時期相場から一切足を洗っていたので、その間に起きた出来事についてはあまり詳しくない。しかし当時一般に普及を始めていた為替取引(FX)で、「主婦」が数億円稼いだうえに「脱税」して、罰金含めて4億円だか即金で払ったというニュースは耳にしたことがある。
その池辺雪子さんが、この度その手法を無料で公開することにしたそうだ。人気ブログランキングのページでも貼り出されているので知っている人も多いと思う。
『1億円トレーダー続出!世界一受けたいFXの授業』
相場が一方向に長期間トレンドを形成した時というのは、為替にしろ株にしろ、大金を稼いだ人が巷に溢れかえる。そういう相場つきの時は、短期売買を下手に繰り返すよりも「バイ・アンド・ホールド」で持ちっぱなし、あるいは途中で利入れしてポジションを上積みして再び持ちっぱなしとかの方が、結果的に大儲けにつながることが多い。
そういうことがあるので、「大金を稼いだ人」=「相場の上手い人」とは必ずしも言えないのが現実である。なので実際にどのようなセットアップを用い、エントリーやエグジットのルール、期待値、そして一番肝腎なポジションサイジングまで分析しないことには、その手法が使えるものかどうかの判断ができない。
もちろん「大金を稼いでいる」という時点で、既に筆者よりすごいという点は認めています。ハイ。
ただそれが自分にも使えるものかどうかが大事なのだ。「運」だけだったら意味がないので。
池辺さんは現在も相場を続けているようなので、幸運に恵まれただけの人でないことは言えると思う。
それどころか、プロの相場師に弟子入りするほどの努力もしており(本人談)
「・ろくに投資をやってない人」
「・ラッキーパンチで一時期稼げた人」
「・能書きだけは立派なアナリスト」
に対して痛烈に批判をしている。
それもあって今回の無料公開につながっているようだ。ただしその後は何らかの「有料」ものへのお誘いがあるのはお約束でしょう。(笑)
※筆者は、「有料」=即「悪」という考えではない。良いサービスにはそれにふさわしい対価が必要だと思っている。誤解のないように。ただ、お金を払う側がすべてを認識して納得した上で払っているかが問題だと思っている。
さてどのような内容なのか今から楽しみだ。
一点、既におかしな部分を見つけた。FXと株の比較で
「・株より値が大きく動くので、はやく、大きく、稼ぎやすい」
とあるが、これは間違っている。個別株の値動きは毎日10%や20%は当たり前の世界である。それに対して為替は、よく動くと言われているポンド円(GBP/JPY)ですら一日数%がいいとこではないだろうか。まさかここでいう株は「日経平均」だと言いはるつもりはないと思うが。
よく勘違いしがちなのが、レバレッジの違いからくる投下資金に対する利益率を比較して、為替がその分有利に思われやすいが、レバレッジと期待値とは直接関係性がないので、そういう比較の仕方は間違っている。
細かい部分の揚げ足取りをするつもりはないが、この点は非常に大事なところだと個人的に思っているので一応言及しておく。
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まるてん
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その池辺雪子さんが、この度その手法を無料で公開することにしたそうだ。人気ブログランキングのページでも貼り出されているので知っている人も多いと思う。
『1億円トレーダー続出!世界一受けたいFXの授業』
相場が一方向に長期間トレンドを形成した時というのは、為替にしろ株にしろ、大金を稼いだ人が巷に溢れかえる。そういう相場つきの時は、短期売買を下手に繰り返すよりも「バイ・アンド・ホールド」で持ちっぱなし、あるいは途中で利入れしてポジションを上積みして再び持ちっぱなしとかの方が、結果的に大儲けにつながることが多い。
そういうことがあるので、「大金を稼いだ人」=「相場の上手い人」とは必ずしも言えないのが現実である。なので実際にどのようなセットアップを用い、エントリーやエグジットのルール、期待値、そして一番肝腎なポジションサイジングまで分析しないことには、その手法が使えるものかどうかの判断ができない。
もちろん「大金を稼いでいる」という時点で、既に筆者よりすごいという点は認めています。ハイ。
ただそれが自分にも使えるものかどうかが大事なのだ。「運」だけだったら意味がないので。
池辺さんは現在も相場を続けているようなので、幸運に恵まれただけの人でないことは言えると思う。
それどころか、プロの相場師に弟子入りするほどの努力もしており(本人談)
「・ろくに投資をやってない人」
「・ラッキーパンチで一時期稼げた人」
「・能書きだけは立派なアナリスト」
に対して痛烈に批判をしている。
それもあって今回の無料公開につながっているようだ。ただしその後は何らかの「有料」ものへのお誘いがあるのはお約束でしょう。(笑)
※筆者は、「有料」=即「悪」という考えではない。良いサービスにはそれにふさわしい対価が必要だと思っている。誤解のないように。ただ、お金を払う側がすべてを認識して納得した上で払っているかが問題だと思っている。
さてどのような内容なのか今から楽しみだ。
一点、既におかしな部分を見つけた。FXと株の比較で
「・株より値が大きく動くので、はやく、大きく、稼ぎやすい」
とあるが、これは間違っている。個別株の値動きは毎日10%や20%は当たり前の世界である。それに対して為替は、よく動くと言われているポンド円(GBP/JPY)ですら一日数%がいいとこではないだろうか。まさかここでいう株は「日経平均」だと言いはるつもりはないと思うが。
よく勘違いしがちなのが、レバレッジの違いからくる投下資金に対する利益率を比較して、為替がその分有利に思われやすいが、レバレッジと期待値とは直接関係性がないので、そういう比較の仕方は間違っている。
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