アフィリエイト広告を利用しています

TOMOS(トモス)のレストア2

さて。先日レストアしたTOMOS君であったが、
ウィンカーの調子がおかしいので再び修理をすることになった。


まず、ウィンカーが点灯しない場合はバルブ切れを疑うべきである。

しかし、トモスに使われている純正バルブは遠くまで行かないと売っていないので
どうしようかと悩まされるところだ。

私の購入した車体には元々、HONORARY社のロゴ入りバルブが使用されていた。
以下の画像の左側のタイプである。

本来ならばHONORARYの12V10Wの物を使用する所なのだが、
あまりに値段が高いし買いに行くのも面倒なので代替品を使用することにした。
(上の写真の右側のバルブは社外品であるが形状寸法は同一。)

自動車用バルブ G18BA15s (こちらは10個550円で大変お買い得である。)

他にも口金の形式がBA15sであれば大抵の物は使用できるはずだが、
ガラス球のサイズがG18以外だともしかすると干渉するかもしれないので
注意して頂きたい。

−−−−−−−−−−

話は戻り、とりあえずウィンカー球を交換してみたのだがウィンカーが点灯しない。

何で点灯しないのかとテスターを片手に配線をチェックしたら、どうもウィンカー
リレーからバルブソケットに通じる配線がおかしいようであった。

前回、レストアした時にノーチェックだった車両後方のリアウィンカー配線を
見てみると、配線の結線のハンダ付けが中途半端で、配線同士をより合せただけの
状態になっていた。

一言で表現すると「いもハンダ」である。

ビニールテープで綺麗に巻かれていたのでハンダ付けは出来ていると
思ってたのに残念だなー。と、思いながらハンダ付けし、作業終了。

−−−−−−−−−−

そんなこんなで復活したTOMOS君だが、全く乗っていない。

修理費(車体費用込みで約50000万)の方が高くつくだろうから売っても
損するだけだし、少し困っている。

暖かくなったら乗るのかな・・・。





TOMOS(トモス)のレストア

・・・久しぶりの記事は原付バイクのレストアについて。

色々と書きたいことはあったのだが、雨続きで仕事が難航したり、
建築図面を描かされたりして忙しく、書く機会を失ってしまっていた。

−−−−−−−−−−−

最近、家の近くにTOMOS(トモス)という原付バイクが停まっていた。

可愛いので仕方なくTomosを作ることにした。

Tomosの赤色(参考)

まず、東京のリサイクルショップから本体車両を購入。
運賃込みで約12000円。

車体が真っ黒に塗装され、錆止めの塗料がメッキ部にも飛散して付着。
ペダルは錆びて使えないし、転倒したのか右ブレーキが折れていた。
また、エンジンは不動で長期間放置されたのかサビだらけであった。

(写真はブレーキ接合、各部清掃、錆落とし済の写真である。)

とりあえずエンジンを降ろしてキャブレターを分解洗浄、ギアオイルを交換。
その後、続けてフロントフォーク周りから分解してゆき、フレームのみの状態に。

ブレーキやスロットルのケーブルは傷んでなければ、エンジンオイルか
ギアオイルなどの粘性のあるオイルを注油しておけば再生利用できる。




フレームのみの状態になったら、ひたすら塗装剥ぎである。

本物の塗装屋ならばサンドブラストで塗装を剥ぐのだろうが、
自家塗装ではワイヤブラシ、もしくはペーパーホイールでの研磨が
最も効率が良いと思う。


塗装に関しては、基本的には最初に下地材として防錆塗料を塗るのが
セオリーのようである。

しかし、塗料は相性によって縮みや割れを生じたりするので
失敗したら色々と面倒。という事で全て2液性ウレタン塗料で吹くことにした。


2液性ウレタン塗料といえば、やはりイサム塗料の
エアーウレタン 2液型缶スプレー
である。
(値段が高いが使いやすいし、仕上がりが良い。)

ただ、2度塗りで1平方メートル塗れると書いてあるものの
実際には2度どころか10回ぐらい吹くので意外に本数が必要となる。

私の場合、スプレーの分量(本数)は、バイク1台で

・下塗り色 2本
・仕上げ色 4本

で仕上げた。耐久性やツヤを出したい場合はさらに本数が必要であり、
また、仕上げとしてクリア塗料を何層にも塗り重ねることが必要であるが、
所詮は自家塗装なのでこの程度で良しとした。

(ちなみに、隠ぺい部(組み立てると見えない部分)は塗料節約のため
塗らなかった。スプレー本数の参考にされる方は注意いただきたい。)


塗ってはひたすら乾燥させ、研磨して再び塗る。
時間をかけるのが良い塗装を作る最低条件・・・かもしれない。
(私は焦ってよく失敗する。)

塗装時に付着したごみはペーパーでこまめに削り取る。
塗面のゆず肌もある程度均して塗り重ねると後々が楽だ。


塗装が終わったら組み立て。

フロントフォークのベアリングレースに手間取ったが
無事に組み立て調整が完了し、ステッカーを貼ったら完成である。

かかった費用は以下の通り。
−−−−−−−−−−
車両本体12000
ウレタン塗料14000
ステッカー8000
タイヤ、チューブ7000
ギアオイル、エンジンオイル2000
潤滑剤、錆落し2000
ペダル(幼児用)1000
スパークプラグ500
ウィンカーバルブ(社外品)300

計46800
−−−−−−−−−−−−

意外とお金がかかるので、レストア用で安く車両を買うより
程度の良い中古の方が良い気もする。だが、面白かったので
よしとした。

皆さんもやってみてほしい。

・・・続き