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2018年01月19日
◆フリー文章ネタ素材28「いたこDJツクモちゃん」
「深夜2時〜!
今夜も、憑かれまくりで元気いっぱいの
いたこDJツクモが
あなたのリクエスト曲と一緒に
いろいろな人に、憑かれまくっちゃいます〜。
そして、今夜もよろしくお願いします?」
「はい!アナウンサーのハライです。
祓師2段の資格を持ってます。
ツクモちゃんが非常事態の時は、ちゃんと僕が除霊しますんで
安心してリクエストしてくださいねーーーー
それにしても先週のゲスト、すごかったですねー」
「すごかった!ベートーベン」
「怒ってましたねー
ツクモちゃんに入ると、日本語で怒るんですねー」
「『運命』っていう日本語訳の曲名は好きだ、って言ってて」
「怒ってるっぽい肖像画じゃない顔、誰か描いてくれ、って
吠えてましたね」
「ピクシブに、笑ったベートーベン、結構上がってましたよ」
「twitterのトレンドになるくらい、この番組も有名になってくれれば
出演してくれてる怨霊さん達も
成仏してくれるんでしょうけどねー」
「ではでは、今夜も、あなたとあなたの背後霊に
素敵な時間をお届けします〜
最初の曲は、『れっといっとびー』!」
「ツクモちゃん、相変わらず
英語の発音が滅茶苦茶ですねぇ。
今夜はどのメンバーがゲストに来てくれるんでしょうか。
………ツクモちゃん?
あ、ゲストの方が早速いらっしゃったようです。
お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
だれか、続きをお願いします。
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◆フリー文章ネタ素材27「出張団体ホスト株式会社〜ご指名ありがとうございまっす〜」
現役ホストが多数所属している、出張団体ホスト株式会社。
依頼があれば、3人から団体で出張する。
もちろん、いかがわしい勧誘系セミナーのサポートはお断り。
毎回ほっこりするようなストーリーが展開する。
今回は大手企業からの依頼で
慰労会の中のアトラクションとして
「子育て中の妻を喜ばせるためには」という
レクチャーをして欲しいとのこと。
以前、保育士を招いてセミナーをしたそうだが
「手伝うやり方はわかったが、なんだかうまくいかない」
という声が多数あがったので
女性を扱うスペシャリストから助言、というスタンスでの出張だ。
「はーい!本日はご指名ありがとうございまっす。
中年ホストのショウって言います。よろしくぅ!
がんばっちゃったんで、子供4人もいるんっすよ。
なので、今日もバシバシ稼がせてもらうつもりっす!
男に酌してもらっても、酒の味は変わらないと思うけど、
近くにいるスタッフに
何でも聞いたり、頼んじゃったりしてねー。
今日は子育て中で、ちょっと不機嫌な時が多い
奥様方への対処法ということで〜
まずぅ、ここ一週間で、奥様に触ってない人〜手ぇ上げて〜
いやいやいや、エロいのじゃなくてね、
ちょっと荷物持ってあげたときに触ったってのでも、いーの。
まー、夜のほうでも全然いいんだけどね。
あ、彼女いないっていう男子は
スタッフ捕まえて、落とすテク、聞いといてね〜
うちって、残念な顔のホストも多いんだけどさ、
(ここ笑うとこ!)
そいつらも、きっちりもててるわけよ。
きっと必殺技とか持ってるはずだから、教えてもらってー。
…もう、全然いないじゃん。
まずさー、奥様の手、見ようか。
きっと、結婚する前より、荒れてたりするから。
手ってさ、早く老けるのよ、使った分。
見るとねー、ちょっと、びっくりするよ。
でね、そういうの見ると、自然と
『いつもありがとう』とか
言えちゃうわけよ。
よくマニュアルとかでさー
感謝の言葉言え言え書いてあるけどさー
何に?ってのがないと
言ったって、それ、嘘じゃん。
奥様に
「何が?」
ってつっこまれたら、アウトじゃん。
だからさー、まず、手見て、言うの」
他にも
「独身女性限定の老人ホームのクリスマスパーティに出張」
「地方主催の婚活パーティのサポート出張
(サクラではなく盛り上げ部隊)」
「女性エステティシャンの社員旅行に同伴」
「セレブママたちの女子会ホームパーティに出張」等の
エピソードがある。
今日も、社名入り違法改造ギリギリのラメ入り紫ワゴンで
喜んで出張させていただきまっす!
だれか、続きをお願いします。
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<閑話休題>バレンタインチョコと、悪意なき女子高生
高校2年の3学期、
田舎に住んでいた自分は
大学受験に備えて
千葉駅近くの大手予備校に通っていた。
地元の同級生の進学希望組はだいたい、
千葉、稲毛、津田沼あたりの予備校に
通っていたと思う。
バレンタインデーの塾帰りの
夜の電車の中、
友人に義理チョコをもらった。
「本命チョコ、あげた?」と
聞いてみる。
千葉駅でよく出会う
他校の男子に一目惚れした、と聞いていたからだ。
「ううん。
今日、彼に会えなかったんだ。
でね、チョコを持ち帰るのがめんどくさかったから
そこらへんにいた
サラリーマンにあげた」
友人は、全盛期のAKBに入れるレベルの可愛さだった。
チョコを押し付けられたサラリーマンの一生に
甘い思い出を作ってあげたに違いない、と
勝手に解釈して
自分を納得させたのを、よく覚えている。
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