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2018年01月15日

◆フリー文章ネタ素材20「競猫師〜俺とマタタビが異世界に飛ばされた〜」

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猫を愛しすぎる男子高校生マタヨシは
川で溺れている野良猫を助けようとして転落し、
濁流に呑まれた果てに
異世界へ飛ばされる。

その世界の「猫」は
馬と同じくらいの大きさがあり、
競馬ならぬ「競猫」というギャンブルもあった。

偶然、ずぶ濡れになったマタヨシを助けた
「猫主(馬主のような大金持ち)」の女性は、
助けた野良猫とのやり取りを見て驚愕を覚える。

「この少年、
猫の扱いが上手すぎる…」





その世界では猫は家畜に近かったため
「喉元を撫でる」
「しっぽの付け根をマッサージしてあげる」等
人とのふれあいで
猫を喜ばせるような習慣が全くなかったのだ。

「私の、競猫師になってくれないか?」

マタヨシは、美しい猫主のために
レースに出場する競猫達の世話係となる。
案の定、気難しい猫、いや競猫達は
警戒して近寄ろうともしない。

「まずは、ご飯から見直さなくちゃな」

いつも競猫達に与えられている
粗末な猫マンマのような餌に
魚を燻製にして削った
「簡易鰹節もどき」を振りかけてあげると
警戒しながらも、口にしてくれた。

「んなんなんな!(こ、これ、美味しい!)」

そのあとは早かった。
…慣れた食事のアレンジから
徐々にアスリート向けの食事に変更し
競猫達の体つきが変わってきたころには
マタヨシは全ての競猫に慕われるようになっていた。

「次は、もっとトレーニングに
遊び要素を入れてあげたいなぁ…」
レースでの成績を上げ始める競猫達。
マタヨシと猫主、そして猫達の
幸せな時間が流れ始めた頃、
陰では不穏な気配が起こっていた。


「軍事猫開発に、あの競猫師の力が欲しい…」

「無理矢理知能指数を上げられた、
僕(猫)たちの救世主になってくれるかもしれない。
…僕たち、戦争なんて、したくないんだ。
研究所に連れ戻される前に
マタヨシさんに会わなくちゃ…!!!」


だれか、続きをお願いします。

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