アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2014年07月31日

消された住民票を取り戻す 5

前回の続きです。

役所の住民課のカウンターで私は父の事情を説明しました。

スポンサードリンク




結論からいうと、やはり父の住民票は職権消除されていました。

予想はしていましたが、ショックでした。
20年以上も幽霊状態だったんだ、このひと(父)・・・・・・


しかし職員さんから聞かされたのは意外な事実でした。

「今から3年前に住民票が削除されてますね」

え?
ってことは、それまでは前の住所に住民票があったんだ。
これには驚きました。


手続きの流れはあらかじめ中村さんに聞いていた通りでした。

免許証による本人確認。
口頭による本籍地確認(正しいほうの本籍地を父は言ってました。笑)

このとき私が戸籍謄本をまだ取っていないのですが・・・と恐る恐る言うと

「あっ、大丈夫です。うちのかたですよね。わざわざ取らなくていいですよ」

中村さんのアドバイス通り、要りませんでした。
そして「うちのかた」という響きになんとなく温かいものを感じました。


職員さんは戸籍係でプリントアウトしてきた謄本と附票を見ながら
異動届をチェックしていました。

そしてしばらく待つようにと言われて待っていると奥から5分ほどで出てこられました。

父の名前を呼ばれたので再び窓口に行くと
「では今日の日付を以って住民票を復活させました。写しは必要ですか?」


へ?もう終了ですか!?


新しい住所の確認もしてないんですけど。
同住所の別世帯にK子さんが世帯主として登録されているはずなんですが、
そっちのチェックもなかったようで何も尋ねられませんでした。


あまりのあっけなさに拍子抜けしながらも免許証の住所書き換えのために
住民票の写しを一部請求しました。


今回の手続きで質問されたのは二点だけでした。

まずは市外に住んでいた事はありますか?ということ。

「住んでいません」
と父が答えると

「そうですか」と嬉しそうに職員さんは頷いていました。


そしてもう一点は
「なぜ住所の異動を届け出なかったんですか」ということ。

これは私から正直に答えました。
借金の督促が怖くて逃げ出したのです。本人は心から反省しております、と。


それ以外にはいつから住んでいましたかって質問もなし。

職員さん「新しい住所には現在すでにお住まいなんですね。お引越しは終わってますね?」

父 「はい」

以上で完了!
逆にこっちがいいんですかー?って心配になるぐらいにシンプルでした。苦笑


でも小心者の私は最後に聞いてしまいました。

後から過料の請求が簡易裁判所から来ますでしょうか?・・・って。

職員さんは穏やかな口調で
「お父さんは悪意があって住所異動を怠っていたわけじゃないでしょう?
もうお年もお年ですし、今回はこちらから裁判所に通知するつもりはありませんよ」
とおっしゃってくださいました。

中村さん!
やっぱり父はラッキーでした。


ありがとうございます!
これからは私が責任を持ってまっとうな市民生活を送るようにさせます。
お手数をおかけして申し訳ありませんでした。

とお礼を申し上げて深々と頭を下げて住民課を後にしました。

こうして父の住民票は無事に復活されました!
次は国民健康保険課です。

法律のプロ、弁護士への相談が1日98円でできるんです。


↓長い話にお付き合いくださりありがとうございます↓
にほんブログ村 家族ブログへ
にほんブログ村

スポンサードリンク


2014年07月29日

別れても好きなひと?

本編の途中ですが閑話休題。

このブログは主に困った父について書いていますが、実は私の母親も困ったひとです。苦笑
ここのところ、毎日のように電話がかかってきて精神的にキツイです。

スポンサードリンク




原因はもちろん弟のこと。
ヤツはどうも春先に別れた元嫁ともう一度よりを戻したいみたいです。

一般論的にもいえることですが、男性のほうがより未練を引きずるみたいですね。
元嫁のほうはきっともう新しい人生を歩み始めてるよー


と、思っていたのですがどうも少し事情は違うようで。

ちょこちょこ会ってるみたいなのです。元夫婦で(げー)

そういえば、あの二人って最初は元嫁の猛烈なアタックから始まったんだった。

友達の結婚式の二次会で知り合って、弟が元嫁(もとい以下モトヨちゃんにします)の好みのタイプ、
ド・ストライクだってことでメールアドレスを交換したのが始まりなのでした。

うちの弟は姉が言うのもなんですが、ルックスはけっこういい線いってます。
性格は優柔不断でマザコンでケチでどーしようもない奴ですが(ボロクソ)

背も高いし声もいいんですよ。
しゃべり方がおっとりとしているので鷹揚な感じ。笑

しかもモトヨちゃんよりも10歳年上なので、頼りがいのある大人の男性に映ったんでしょうね。
1年も付き合わないうちに結婚が決まって、あっという間に夫婦になっちゃって、
あっという間に子供ができちゃいました。

最初は嫁姑関係もうまくいってるように見えたんですが・・・
孫が出来た頃からですかね〜不協和音が響きだしました。

初めての子どもだし、モトヨちゃんは一生懸命だったんでしょうね。
余裕なんてありません。
そんな中、若い(といっても30過ぎてますが)から心配だと、
何かと育児に手を出し口を出してくるうちの母親が疎ましくなってくるのは当然です。

もともと過干渉なひとですから。
実の娘でもうざったくなるんだから当たり前です(きっぱり)

ここで弟がうまく間を取り持てばよかったのですが、
なにをトチ狂ったかサラリーマンを辞めて趣味の店を出すとか言い出す始末。

モトヨちゃんにしてみれば不安ですよね。
看護師の資格はあるけれど、当面は育児に専念したいと思っていたようですから。

すったもんだしましたが、優柔不断な弟は一世一代の頑固さ?を見せちゃいまして
貯金をはたいて開業・・・

また母が「あんたなら大丈夫よ」「男は40までに勝負に出ないと」
なんて言って煽っちゃったものですからモトヨちゃんとしては面白くありません。

このとき、完全に亀裂が走ってしまいました。
嫁姑にも夫婦の間にも。

あとでモトヨちゃんに聞いた話ですが、お店を出した事は最終的には許せたそうです(懐おっきい!)

許せなかったのはお姑さんと最初から最後まで決めてしまった事。
店の事で一度も相談されなかったのが悔しかったそうです。


「嫁としてのメンツ丸つぶれでしたから」


うーむ、そこなんだ。
メンツなんて意識したことのない私には分からないんだけど。苦笑


結局、弟が借金まみれになっちゃって会社も倒産させちゃって、
もう家賃も払えないからお袋の家で同居しようなんて言い出したもんだから
モトヨちゃんの怒髪が天を突いちゃってあっという間に離婚してしまったのだけど・・・


なんか、うちの弟って父にそっくり!
父もギリギリまで事業が危なくなってることを母に言わなかったみたいだし。

ええかっこしいというんでしょうかねぇ。
「親父と一緒にせんとってくれ」って弟はきっと怒るでしょうが。


離婚だ借金だで自分が散々迷惑をかけておきながら、しれっとよりを戻そうとするあたりもそっくり!
(父の場合は娘の私にですが)

私は肉親なので逃れられないのですが、夫婦なんて別れれば他人ですからね。
モトヨちゃんには全力で逃げてって言いたい私なのでした・・・。

(あ、そうなるといずれ姪っ子が私のような目に遭うのか??)←因果は巡る?


↓本編も頑張って書きます!↓

にほんブログ村 家族ブログへ
にほんブログ村

スポンサードリンク


2014年07月27日

消された住民票を取り戻す 4

数日後の朝、私は父と役所の前で待ち合わせました。

またギリギリになったら逃げ出すんじゃないかと不安が過ぎらないでもなかったのですが
父はちゃんと約束通りに来ていました。

白い麻のシャツにオフホワイトのスラックス。靴はメッシュのエナメル製。
日差しよけにパナマ帽をかぶってます。

こんな時にもおしゃれだけは忘れない・・・
というか、役所に来るときのファッションじゃないよねお父さん(-゛-)

自分のダークスーツ姿が少しアホらしくなりました。苦笑

スポンサードリンク




まずは持ち物確認。

現在の住所に宛てて私が書いた父へのハガキと光熱費の請求書、
そして今年度分の給料明細も忘れずに持ってきていました。

給料明細については私が思いついたもので、国民健康保険に再加入するにあたって
大体のみなし所得を申請しておいたほうがいいかもと思ったからです。

収入がないと申告すれば当面の保険料は安くなるはずですが、
もうこれ以上いい加減なことをさせたくはないので
1月から貰った明細をすべて持参するように伝えておきました。

これを機会に父には生まれ変わって貰う。
そう強く心に念じて役所の門をくぐりました。


中村さんからは、受付の職員によって対応も違ってくるかもしれない。
頭の固い、杓子定規な職員や新人の慣れない職員だと少し揉めるかもしれない。

そういう時は粘り強く丁寧に受け答えをするようにと言われていました。
そして訪庁する時刻についてもアドバイスされました。

「お昼の休憩交代で人手が少ない時や夕方の駆け込みもやめたほうがいいです。
僕のお勧めの時間帯は朝一番だな。誰だって一日の始まりは気持ちよく仕事がしたいですからね。
比較的、余裕をもって対応してもらえるんじゃないかと思います。

でもお父さんはラッキーだから。
きっと大丈夫ですよ」

中村さんの言葉を思い出しながら、私たち父娘は住民課のフロアへと進みました。


数年前に建て替えを終えたという役所は新しくてピカピカです。
番号札を取るシステムにはなってないようなので、まずは記載台で「住民異動届」に記入をしました。


日付はわざと書かずに、今の住所と父の名前、生年月日や本籍を私が代筆しました。

ここで本籍地について父娘でちょっとひと悶着。
父の主張する本籍地が違うのです。

そんなわけないよ。私は数年前に結婚するときに戸籍謄本を取り寄せて確認してるんだから!

と説明するのですが、父が差し出した免許証の本籍欄をみたら、違う場所になっているし。汗
えー、でもこれどっかで見たことのある住所だ。


と記憶をたどれば、なんと父が結婚する前の本籍地(従前戸籍の本籍地)なのでした。

父、ずっとここを自分の本籍地だと信じ込んでいたのか。
てか、免許証ってのも結構いい加減だな。

父が免許を取得したのは10代の頃ですから、
きっと最初の登録のまんま記録が引き継がれてきたんでしょうね。


改めてわが父のいい加減さに呆れてしまいました。

どうにかこうにかでなんとか記入を済ませた届けを手にして
窓口(私たち以外にはお客さんはいませんでした)に立ったと同時に
「今日はどうされましたか?」と声を掛けられました。

年の頃は50代半ば?
ソフトな風貌の優しく微笑む男性職員さんでした。

実は受付には若い男性の職員さんがスタンバイされていたのですが、
それを遮るような形で中年職員さんが背後から出てこられたのです。


もしかしてプロの勘ってやつでしょうか。
親子でワーワーやってたので目立っていたのかも知れません。

喉の奥がゴクリと鳴りました。
いよいよここからが勝負です。

法律のプロ、弁護士への相談が1日98円でできるんです。


↓いつもありがとうございます↓

にほんブログ村 家族ブログへ
にほんブログ村

スポンサードリンク


<< 2014年07月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
プロフィール
ヒメジョオンさんの画像
ヒメジョオン
職権消除された父の住民票を回復させるまでの記事はカテゴリーアーカイブの「住民票を取り戻すまで」にまとめてあります。悩めるひとが一人でも減りますように!
プロフィール
私のおすすめ
<< 2014年07月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
最新記事
カテゴリアーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。