こどもは親を選べない

話を戻しますね。

義妹の借金問題。
（前回の記事は「やっぱり多重債務」）

80万円もの借金を抱えてしまった専業主婦の義妹。
リボ払いにしたり、ボーナス一括払いを選んだりして乗り切るつもりだったのでしょうが、結局は払いきれず。

遂にキャッシングにも手を出してしまっていました。

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しかも夫の冬彦さん名義のカードを使っているのはマズイです。
返済が滞ったら冬彦さんの信用情報に影響します。

それにしても恐ろしい。
ショッピングとは違ってキャッシングというのはお金をお金で買う行為です。
どうしてもあれが欲しいからカードで買う・・・という消費行動とは本質的に違うのです。

お金がないからお金を買う？


違うでしょ？
お金がなければ我慢しなさい。
もしくは働きなさい。


カード1枚、機械に入れれば簡単に万札が出てくる・・・
まるで打ち出の小槌のように感じるかも知れません。

でもその打ち出の小槌は一緒に利息というものも打ち出しているのです。

冬彦さんのカードのキャッシング利息は年利18％です。
20万円を借りた場合の一ヶ月の金利は2000円ほどです。

これだけだと大した額ではないと感じる方もいるでしょう。

しかし、これは一ヶ月で一括返済をした場合の計算です。
しかも義妹の場合はその返済のために別の借入先から借金をしているので、借金自体は永遠になくなりません。
借金を借金で返す・・・まるで無限ループです。

また、何かのアクシデントが起きた場合、さらに借金を重ねるケースもあります。
一度越えてしまったハードルは低いのです。
借金に慣れてしまった人間は、お金を借りることへの罪悪感（プレッシャー）が鈍くなっていきます。

実際、義妹も「いつか返せるわ」と楽観的に思っていたようです。


しかし手取り25万円の家庭が生活をしながら、どうやって80万円もの借金を返すつもりだったのか？
給料丸々残しても三ヶ月以上はかかるというのに・・・
その間、飲まず食わずで野宿でもして生きるつもりなのでしょうか？


そのことを夫が問うと、さらに呆れるような発言が義妹から出たのです。
（続きます）

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