アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog
カウンター
プロフィール

PU_rya
リンク集
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
<< 2018年08月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
最新コメント
最新トラックバック

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog
2015年06月04日
縁石激突とその後の経過。
備忘録というか記録。


2014年10月頃。
某所にて、縁石に激突。
幸いにも後続社の巻き込み等はなく、単独事故。

左フロントタイヤをしたたかに打つ。
エンジンには影響なし。
自走可能。

直近の路肩にて停車して状況確認。
左の前輪をぶつけたことで、タイヤの位置がずれている。
左ロアアームに損傷。激突したことで、曲がってしまう。幸運にもジョイントは繋がったままで、動ける状態。
タイヤのセンター位置がずれ、フェンダーライナーにタイヤが当たっている。
また、ロアアームが曲がって位置が変わってしまったことで、ドライブシャフトとスタビリンクが干渉。自走の際に、ドライブシャフトを傷つけるわけにはいかないので、スタビリンクのジョイントを片方外し、ダンパーカートリッジに養生テープにて固定。
左ホイール大破も、パンクはしていない。
問題があるとはいえ、自走は可能。

ハザードランプを焚きつつ、20キロ程度の徐行にて帰宅。


再度の状況確認。
タイヤはフェンダーと擦れて、内部のワイヤーが露出。
空気の抜けはないが、使用不可。
タイヤと擦れたフェンダーは、フェンダーライナーに大穴があく。
また、フェンダーライナーの内側の車体にも穴が開く。
この穴はホワイトボディのため、普通には交換修理は不可能。
応急的に、グリスを塗りたくった上から、養生テープを貼り防錆措置をする。


その後の措置。


1、ロアアームNo.2交換→タイヤ位置が戻り自走可能。

2、フロントトーのアライメント調整→激突したことで、アライメントが左右狂う。

3、ホワイトボディの穴を塞ぐ→ディーラーに修理を断られる。応急的恒久措置。

3.1、タイヤ交換、エナジーセイバー→RE11A。

4、左フロント、ハブベアリング交換→再度ディーラーに交換を断られるw

5、テスターにてアライメント調整→されどステアリングの異常は収まらず。

6、ロアアームNo.1交換→関係なかった。

7、アライメント再調整→いくらか良くなる。

7.1、車検通過。

7.2、ディレッツァSSを回収にいく。

8、フロントサスペンションオーバーホール→関係なかった。

8.1、吸気ダクト更新。

8.2、燃料ポンプ停止。

9、パワステギヤボックスのセンター調整←Now!!

2014年10月14日
久しぶりにエンジンフラッシングをやってみるなど。
オートバックスなどの自動車用品量販店ですすめられることも多いエンジンフラッシング。

効果としてはたぶんきっとなにかしらあるのでしょうけど、実際のとこどうなのよ?
というのが正直なところ。

で、先日暇にあかしてやってみました>フラッシング。


やり方には何通りかあるのですけど、

1.フラッシングオイルを用いるやり方。

たぶん一番一般的で、量販店もこのやり方。
フラッシング用に洗浄剤をいれた油を10分くらい循環させる方法。


2.エンジンオイルで洗浄するやり方。

新しい油に何度も取り替えて、内部の汚れを取るやり方です。


どっちが正解ってこともないのですが、今回は後者でやりました。


で、エンジンオイルの交換を繰り返しやっていきます。
せっかくなので、何回目でどのくらいの汚れになるのかを確認してみました。


まずは大量の油を確保します。
油を集める。

・カストロールXF08 ・・・20L
 一番お安い5W-40のエンジンオイル。1缶2000円也。
 ディーラーの油より1000円くらい安いです。

・カストロールEDGE RS ・・・4L
 10W-50。気持ちの問題で夏用にとっておくも出番がないまま今回使用。
 数字的にはなんかよさげに見えますが、体感はXFと大差ないので
 ほんとに10W-50の粘度なのか疑わしいですね。

・VALVOLINE SYN? ・・・4L
 あんまり普段使わないのでなんともいえませんが
 XFに毛がはえた程度の油です。

・VALVOLINE VR−1 ・・・1Q(1L)
 20W-50の超硬いオイル。
 粘度調整のために、いつもXF08に混ぜてる添加剤です。
 明らかに油膜が強くなるようで、トルクアップを体感できる数少ないエンジンオイル添加剤

以上、29Lを準備。
どれだけ使うかはこの段階では分からなかったので
あるだけ出してきた感じです。

そして、それに付随して

・クスコ ミッションオイル ・・・2L
 ミッションオイルもついでに交換するために準備。
 クスコのLSDにはクスコが一番合うようなので毎回使用。
 相性的には、ガルフの75W90、TRDのデフオイル、レッドラインの黒いほうの75W90
 あたりが使用に耐えました。

・日産純正 PSF
 パワステフルードもついでに交換。
 全量交換がきかないので、交換のためには1L缶が必要になります。

・ホンダ純正 BF DOT4
 ブレーキフルードもついでに交換。
 DOT4のブレーキフルードではホンダ純正が一番安いので毎回使用しています。

・灯油缶 10L
 廃油を処理する際に、ガソリンスタンドまで運ぶためのポリタンク。
 明らかに容量が足りませんが
 足りない分は、エンジンオイルの空き缶を利用します。

・オイルフィルター
 都合2個使いました。
 


フラッシング1回目

1回目は普通にエンジンオイルを交換するだけです。
このとき、フィルターも交換しておきます。

汚れたフィルターのままフラッシングして、フィルター内の汚れが入っていくのは
なんか気持ちが悪いので。
まぁ気持ちの問題ですがw

で、最初に出てきた廃油です。

それまで使用していた廃油なので、とても汚れています。
フラッシング1回目&2回目の廃油

そして、新しい油を入れて、10分間エンジンを回します。

10分という時間には特に根拠はありませんが、
普段の交換の際は、新油を入れて10分程度で
新しいエンジンオイルが真っ黒になるのでという経験則からの時間です。

フラッシング2回目

そして、10分まわしたら、エンジンオイルを排出します。
出てきた油が、上の写真の下側のほうですね。

ちなみにこの油は、交換してから10分間アイドリングしただけです。

エンジンオイルの交換時期を、エンジンオイルの色を見て判断する人がいます。
エンジンオイルが汚れているから交換という風に。
交換して10分アイドリングしただけでこうなってしまうのを知っていると、
それがまったくの見当違いな判断であることがよくわかります。


それを確認したら、また新しい油に入れ替えます。

フラッシング3回目

10分まわして排出。

いくらか綺麗になってきました。

フラッシング3−4.jpg

さらに交換。

フラッシング4回目

新しい油を入れてまた交換します。
4回目ともなるとだいぶ綺麗ですね。

そしてさらに交換。

フラッシング5回目

(中略)

フラッシング5−6.jpg

さらに交換

フラッシング6回目

新油の色にだいぶ近づいてきました。


さらに交換

フラッシング7回目

フラッシング7.JPG

6回目と廃油の色が殆ど変わらなくなってきました。
エンジン内にもうエンジンオイルで洗浄できる汚れが残っていないということですね。

結論から言うと
フラッシングは、7回やると洗浄が終わる。
ということが分かりました。

実際は、普段の使い方や、走行距離によっても変わってくるので
これが正解ということはありませんが
とりあえず、まともなフラッシングは初めてなので

初年度登録から17年で19万キロ走った4AGは、フラッシング7回で内部が綺麗になる。

ということでいいと思います。



で、その効果のほどは。



とりあえず、怖いものがなくなる程度には
体感でトルクアップしているのが分かります。
今回のフラッシングをする前にシャーシダイナモに乗せてパワー計測しているのですが
その数字より明らかに高い数字が間違いなく出てると
体感で分かる程度にはパワーアップしています。

ちなみに、シャーシダイナモに載せた際の計測結果から、
それまで車載していた、パワーメーターiDの補正値を
シャシダイの計測結果に合うように変更しているのですが
そのうえで、湾岸によく似たストレートのコースを走って計測してみたところ


2014年05月24日
エナジーセイバーの交換時期について。
2014052414340000.jpg2014052414330000.jpg交換してから、はや2年ほど。
走行距離にして3万キロちょいというところ。

曲がらない、止まらない、音うるさい、と三拍子揃ったナイスタイヤにして、サイドウォールの剛性が無いに等しく、運転手ですら車酔いするステキタイヤ。
長所は格安のイニシャルコスト。
謳い文句の低燃費は、ル・マンと大差ないなかなかの普通燃費。

…そんな、ミシュランさんのエナジーセイバーでありましたが、タイヤの状態的に交換時期になりました。


中古での購入ではありましたが、トレッドバリ山、ゴムの状態も悪くない、程度良好なある意味掘り出し物からの使用。


ぶつくさ言いながら使ってきましたが、サイドウォールが写真の状態になったので、フロントだけでも予備に交換することにしました。

トレッド面については、スリップサインが1ヶ所出てるか出ていないかで、まだまだイケる感じでしたが、サイドウォールはひび割れでバキバキです。
いわゆる交換時期。



とりあえず、もんくたらたらながら2年も使っていればだいぶ慣れてくるもので
相手さんの運転手がヘタレなら、『軽くブーストアップしてますけどね。てへ(ニヤニヤ)』なんていう卑怯な裏技を使われても、なんとかちぎれるようにはなりました。
タイムで比較しないと速いんだか速くないんだかわかりませんが、まぁ、場所が場所ですので致し方ない。



エナジーセイバーのエナジーセイバーたる所以の低燃費性能実現のために、走る上での安全性(曲がる、止まる)に関してはだいぶ妥協したタイヤなのではありますが、

(して、燃費がそんなにいいかとなれば、燃費走行を意識せずに普通に街乗りした場合は、リッター10キロいくかいかないかの数字しか出てこないわけで。
(ただしエンジンの条件は、黒ヘッド4AG、走行距離19万キロ。決していい条件ではない))


走行性能をある程度犠牲にされている以上、操作には慎重を期す必要があるわけで。


まず、止まらないタイヤなので、危ないと思ってからブレーキ踏んだのでは遅い。

安全確認して問題ないと判断した上でも、もし直感的になんかあるかもと思ったら、その時点で止まることを考える必要がある。
そういうレベルで止まらない。

一度だけ急ブレーキをかける機会がありましたが、パッドを純正に格下げしているにも関わらず、半分踏み込んだあたりで直ドリ@4輪慣性ドリフトを始める始末。
ブレーキが純正でも、ブレーキの制動力がタイヤに勝ちすぎているわけです。

ただ、グリップ力があった上でそれでも直ドリしているたりするのとは違い、グリップ力がないために直ドリしているので、4輪フルロックしても、タイヤのダメージが少なく、フラットポイントができにくいようです。

ドリフトの練習用に使うならベストな選択肢なのかもしれませんね。

ちなみに、このグリップの無さは発進時にも効いてくるので、ラフなアクセル操作をすれば簡単にホイルスピンします。
空気圧低めにしておけば、気軽にスモーカーできるかもなので、見映えはしますね。



そして、致命的な欠陥その2。
『曲がらない。』

原因として考えられるのは、まずは、トレッド面の路面との摩擦力の無さ。それと、乗り心地向上の名目でかどうかは知りませんが(実際にはこれのためにフワフワとした乗り心地になり、車酔いするようになりましたからな。)、非常に柔らかく設定されたサイドウォールにあるのかなと。


止まらない性能同様のグリップ力の無さに起因する不具合なのですが、曲がる性能については、サイド剛性の無さとの相乗効果で、悲惨な事態に陥っています。

国産エコタイヤであれば、グリップ無いけどサイド剛性あるからそれなりの安全性は担保できてるのでしょうが、エナジーセイバーは、ほんとなにもない。

なので、エナジーセイバー装備状態では、とにかく、なるべく少ないブレーキで、エナジーセイバーでも曲がれるスピードまで落として、その上で考えうる限りのタイヤの負担が少ないライン取りをする必要がある。

さらに言えば、タイヤの負荷を下げるためにサスペンションの設定も緩くする必要がある。
現状でフロントのバネレートを10キロ→2/3の7キロに落とし
リアのバネレートを7キロ→5キロ程度に落としている。

それでもベストな設定なのかと言われたら怪しい。
でも、普通のタイヤでの設定のまま履かせていたのと比べたらだいぶマシである。





まぁ、こんな危険なタイヤはさっさと履き替えるに限るが、家計的にそれが許されない以上、なんとかして使わざるを得ないわけで。

この度、めでたく交換時期に達したので、交換となり、夏のボーナスが楽しみで仕方がない。

2013年12月30日
ステンメッシュホースのデメリット。
ブレーキ系強化パーツとしてメジャーどころのステンメッシュホース。


純正のゴムホースから、ステンメッシュ化することにより、ブレーキ圧がホースの膨張などで逃げなくなって、より確実にキャリパーに油圧が伝わるので、ブレーキ性能が上がる、というやつなのです。
実際、フロントにステンメッシュ、リアに純正ゴムという組み合わせだと、リアブレーキがまともに効く前にフロントがロックするので、ブレーキが効いてないのにABSがかかって止まらなくなるという現象が発生するところを見ると、やはりホース交換による性能アップは結構なものがあるのかなと。




…で、この長所がステンメッシュホースの一番の泣き所なわけで。

ステンメッシュホースはその目的のために、膨張率が低く、したがい柔軟性も低いテフロンホースがその肝になります。
このテフロンホース、耐圧性はたいしたものなのですが、摺動部があるとすぐに穴が開きます。
その対策でステンメッシュが被せてあります。


で、柔軟性がないがために、曲率が少ない部分に使うと、すぐやられてしまう。
また、キャリパーにつながる口金の部分は、取り付けの角度が悪いと、テフロンホースが割れてフルード漏れが発生する。都合2回くらいフルード漏れで急遽純正ホースを繋いで凌ぎましだが。


ゴムホースであれば柔軟性があるので逃げられるのですが、ステンメッシュホースでは柔軟性が低いので、長期での使用となると、耐久性に問題がある。


これに対しての対策としては、あまり決定的なものではないのですが、ステンメッシュホースを純正長さより長いものを使うという手があるのかなと。

ステンメッシュホースを出してるメーカーは躊躇なく純正長さで出してきます。一番間違いがありませんので。
で、純正長さよりも一段長いものを使うことで、柔軟性の低さを長さで稼ごうという発想。

あまり他の人でそういうことしてるというのは聞いたことがありませんが、
うちの場合はサスペンションのスーパーストラット化をやった際に、マクファーソン用ではホースの長さがギリギリで、これは怖いと延長した結果、SS純正よりもいくぶん長いホースを使うことになりました。最初から狙っていたわけではないので。


まぁ、都合よくそれっぽい長さというのはなかなかありませんので、必要な長さのホースは作ることになるかと。
うちの場合ですと、純正+50ミリでAPPさんに特注してます。

2013年05月12日
エンジンオイルなど−XF08−


カストロール
GTX XF−08
5W−40

API SM規格

部分合成油



普段使っている、うちの標準オイル。
標準ていうなら純正使えよとも思うのですが
費用対効果の問題でこっち。

性能的には言うほどたいした油でもないが
フラッシングから峠のお供まで
だいたいのシーンで使える。

費用的にも、4リッターで2000円。
(ジョイフル山新価格)

値段が安くてそれなりの性能なので
年中使うにはこのぐらいがちょうどよいのかなと。



4AGの20バルブはバルブからのオイル下がりが
発生しやすいエンジンということで
ある程度の硬さがないとオイルがどんどん減っていく
というか、
平成バブル直後の、テンロク性能競争時代のエンジン
ピストンとシリンダーのクリアランスも
今の時代に比べたらだいぶ広めに出来上がっています。
フリクションロスの削減といえば聞こえはいいですが
その代わりちゃんとしたエンジンオイル使ってね?
と、エンジンオイルにクッション性が求められるわけで
なので、エンジンオイルによっては
ものすごく振動や音がうるさいわけです。
XF08も静かなほうではないですが。

4AGの適正粘度的には5W−50ぐらいが
始動が軽くて上まで回してもおとなしくー
という感じになるんじゃないかなと
内心思ってはいるのですが
粘度調整剤で無理やり数字だけ合わせた合成油では
やはりお話にならないので、それもどうなのかなと。

で、XF08なのですが
安めのオイルに一般的な色味。
若干茶色がかったエンジンオイル。

レベルゲージでウェスの上にとった程度だと
透明に近い茶色といったところでしょうか。
このくらいの色だとレベルが見やすくていいですね。

エンジンオイルに限らず
機械オイルの性能を直感的に一番わかりやすく
表現してるのが、オイルの色。

『透明なら透明なほど高性能。』

・・・と考えておけばとりあえず地雷を引く確率は低いです。


このオイルの耐久性なんですが
おおよそ2000キロ。
1800キロあたりで、振動が増えてくるので
そろそろ交換したいなーとなってくると思います。


2013年04月28日
何年かぶりの若気の至り

むかしむかし、あるところに
おじいさんとおばあさんがすんでおったとな。

おばあさんは、つわりがひどくて実家に帰り
おじいさんは、ミッションオイルを買いに東雲に行きました。


で、東雲行った帰りに、何を思ったか、ちょっと前橋まで往復しに行ってきたわけです
何を思ったかというかただの気晴らしですが。


その帰りに、シビックさんと公道でバトる機会に恵まれました。
夜中の1時とか2時とかそんな時間に周りがあんまし誰もいないところで
ルール的にはシグナルスタートです。


はいさてはて
詳細はあまり書くと犯罪者なので書きませんが(笑)


まず相手さん

FD2 シビックtypeR

夜中だったのでテールランプだけ見てるとDC5のインテグラにしか見えなかったのですが
後から調べたら、DC5に4ドアは無いようなので、シビックRだなとついさっき判明。

ぱっと見たところは、おおよそ純正仕様。
変更点はマフラーとカーボンボンネットくらい。

タイヤの銘柄までは見ていませんが、45扁平くらいの薄々なタイヤだったので
それなりにちゃんとしたやつかなと。
純正はRE−070だそうですので
ランクを落とすような真似はしまいと思えば、たぶんそんくらいのタイヤ。

出力的にはK20A 2.0Lの225馬力/8000回転。
タイプRですので一般の2リッターと比べるとだいぶハイパワーなのかなと。
NAなS15シルビアで、165とかそんなもんですので。


対するっこっちは

AE111 レビンBZ−G

走行距離もうすぐ19万キロのご老体。
買ってから今までめったなことではお目にかかれないレア車のひとつ。
車両価格が比較的安いのとメンテの手間がかからないのとで
いわゆる学生の乗る車(w

給排気交換の、ボンネットにカーボン入れての、
あと、エンジン周りはこまごまとした部分のみ。
足回りはマクファーソンストラットからスーパーストラットに換装済みですが
車検明けなのでどノーマル。
タイヤは、文句だらけのエコタイヤ、エナジーセイバー。

公称出力は、4AG 1.6Lの165馬力/7800回転。
補器周りの改造と、給排気まわりのライトチューンのみ。
一般の2リッタークラスとパワー的には大差ないレベル。


で、まぁ、
カタログスペックの勝負では
圧倒的じゃないかシビックは、となってしまうわけで。

テンロクのレビンで、シビックRと喧嘩するのは
まぁ宿命というかなんというか。
負けらんないのですが、どう見てもスペックは負けてるんですね。

結果からいえば、五分の勝負。
足とタイヤがまともなのだったら普通に勝てる相手だったのかなと。


本田のタイプRは、売り出しの時点でほぼ完成しているから
下手に触るとかえって性能が落ちる
というのが昔は言われていたわけです。
(EK9とかDC2が現役だったころのお話で
 今のタイプRにそれが適用されるとは思いませんが)

マフラーが出口径100Φか120Φ程度のものに換装されていたので
その分のトルクの低下がある程度きいてるのかなという部分もあり。

見てる限りの部分で言うと
1速→2速の立ち上がりでは、4AGが圧倒的。
K20は3速の伸びがいいので、立ち上がりで前に出ても、
余裕かますと、そこで置いていかれる。
さすがは大排気量はトルクが違うんだろうなぁと
思いながら見ている部分ではありましたが。
むしろ、クロスミッション入ってるか入ってないかの違いも出てくるのでしょうな。
2→3→4でクロスがはいっているAE111だと
普通のミッションが相手なら3速で置いてかれることになる。
4速に入ったタイミングが大差なかった場合、クロスのほうが遅いですからな。
なので、AE111のミッションの場合、1速でどこまで引っ張って
2速から先にスムーズにつないでいくかが問題になるわけです。
1本目は、余裕かまして引っ張らなかったのが敗因。

1本目は、みくびっていた部分もあり、さっさと2速につないでたので
置いてかれてしまいましたが
2本目は、1速からやる気で立ち上げたので、逆の流れに。

あとやっぱしエナジーセイバーではだめね。
立ち上がりとギヤのつなぎで必ずといっていいいほど空転する。


ほか確認できた点としては
出力対重量比的にはレビンのBZ−GとシビックのタイプRは大差ない。
加速度面ではほぼ一緒なんではないかなと。


シグナルスタートだったのですが
お互いNAの100ミリ径のマフラーで、うるさい車同士なのではありますが
それが2台並んで、信号待ちで軽くアクセルを開けながら
信号が変わるのを待っているときの
排気音の重奏というのはたまりませんね。
いつ聞いてもよいものです。

まして、音のよさに定評のある、ヤマハ4AGとホンダのK20A、タイプR仕様。
それそれ最終型に近いエンジンということで低音がメインの重奏となるわけですが
そこからの回転数の立ち上がりとともに駆け上がる高音がよい。
16バルブ4AGと、B16Aを並べての高音もそれはそれでいいものですが
これもまたよい。

というか、こういうのがたまにないとつまりません。



2013年03月31日
ミシュラン エナジーセイバー、半年たっての経過

去年の6月に、使用中のタイヤがみな自家製スリックになってしまったということで
急遽履き替えた、エナジーセイバー。

すでに使用を開始して半年以上経過したわけですが
その上でのインプレを書いてみようかと思われます。

さて、そんなエナジーセイバーですが
・買った時点で中古でしたが、余裕のバリ山
・購入直後の感想が横揺れがひどくて車酔いする
・燃費はなにげに意外とよい(ルマンLM702と互角)
という流れで今に至っておりますが
半年たってさてはて。








@タイヤの状態

タイヤの山の高さ(溝の深さ)に関しては相変わらず問題なし。
機械式のLSDが入っているので、
タイヤの消耗の早い車なのではあるのですが
トレッド面での溝の減りは見て分かるほどはありません。
まだまだ8部山程度といったところでしょうか。

ただし、トレッド面が無問題でも、劣化がひどいのはむしろ
サイドウォールのように見えます。

エナジーセイバーの特徴のひとつが、薄くて柔らかいサイドウォールからくる
一般的に言われている乗り心地のよさなのですが
逆に言えば、剛性面ではサイドウォールが脆弱であるということです。
国産タイヤでここまでサイド剛性が弱いタイヤってあまりないのではないでしょうか?

ヨーロッパの乗り心地の基準で作られたタイヤなので、
日本の道路状況を基準に考えるのがそもそも間違っており
石畳の多いヨーロッパ市街地の道路を基準に考えるのであれば
あのくらいの柔らかさのほうが確かにベストなのかもしれません。

で、そんな構造的に弱い作りのサイドウォール。
作りが薄く、剛性にも乏しいわけですが
走行中は常に「ねじり」や「たわみ」の応力を受けています。
作りが弱いのであれば、当然劣化も一般的な国産タイヤと比べて早いです。
なので、ということもないですが、
トレッド面は余裕でも、サイドウォールの劣化によるひび割れがだいぶ進んできています。

通勤等で使用する場合の寿命は
1年〜せいぜいもって2年というところではないでしょうか?
年に2万キロ走るうちの環境ですと、4万キロ程度、と。

寿命的には国産の普通タイヤと比べて遜色ないようです。








Aタイヤの性能

グリップの悪さと、腰砕けな乗り心地は相変わらず。
運転して車酔いするのは今も変わっておりません(w
タイヤが柔らかくて、荒れた路面での乗り心地がいいのが最大の長所ですが
タイヤが柔らかくて、操作に追従しないのが、最大の短所という
素敵タイヤなのは相変わらずです。

タイヤがやわすぎて、アクセルオン/オフ、ブレーキオン/オフでの
前後のピッチングがひどすぎるのと
ハンドル切った際に応答が遅れる(いわゆるダルというやつです)ので、
操作性が悪いのも相変わらず。
はやく普通の国産タイヤに履き替えたいというのが正直なところ
新品同然の状態で中古屋に売り払った前オーナーの気持ちもよく分かるというものです。




B燃費等その他

冬場にチェーンを履く都合があり、純正サスに戻して
その際にアライメントが狂ったまましばらく乗ったのですが
アライメントが若干狂っただけでもその影響が顕著に出ます。
それまで使っていたタイヤは、多少の狂い程度ではそこまでの影響はありませんでした。
高速走行時にとくにその影響が大きく、まったくハンドルが落ち着きません。

やはり、サイドウォールの弱さから来る横グリップの低さがその原因なのかなと。

燃費に関しては、普通に通勤で使っている分には
リッター10キロ程度で、たいしてよくもなく悪くもなく。
高速燃費はさすがに伸びますが、当たり前ですね。




C総評

とりあえず、半年使っても妥協の範囲に入らないので
まともなタイヤを使ったことがある人は、絶対やめたほうがいいと思われます。

ドライグリップ
ウェットグリップ
ブレーキ性能

安全性に直結する部分では、すべてそれまで使っていたタイヤ以下でした。
それまで出一番下のランクにいたのが
10年ほど前に使っていたLM701/702でしたが
寿命、燃費も含めると、逆立ちしてもルマンには勝てません。

ましてや、静粛性に関しては、堅くて音がうるさいことで定評がある
ディレッツァよりもはるかにうるさいので
消音スポンジつきのLM703以降のルマンが相手となると
値段以外では相手にならないというのが正直なところ。

位置づけ的には、
値段のランク的にも、かつてやむを得ず買った
クムホと同程度以下といったところでしょうか。

なんというか、初期投資がエコなだけで、そこから先はたいしたことがない。
むしろ、雨の路面でも晴れの路面でもタイヤが路面に食いつかないというか
ブレーキ踏んでもとまらないので、
結果的には相当高くつくタイヤとなるような気がします。

それだったら、まだ韓国製や中国製がー、となるかと思います。
ハンコックなどは、ポルシェに履かせて全日本優勝してたりするので
いうほどバカにはできません。









サイドウォールがやられたのを機に、ボーナス頃をめどに
新しいタイヤに履き替えたいと思っているわけですが、
ミシュランだけは絶対買わない、と思わせてくれるタイヤでした。







2012年09月29日
ブレーキのエア抜きA

←エア抜き@に戻る



で、さて、前回の続きになります。

Aエア抜きの方法概論

概論つーか、一般的なやり方はどうするかについてです。



ブレーキのエア抜きは、一言でいうと

エア抜きバルブを開けて、ブレーキフルードと一緒にエアを抜く作業です。

これをやるためには

@エア抜きバルブを開ける作業

Aブレーキフルードを出すために圧力をかける作業

Bエアが抜けていることを確認する作業

Cリザーバタンクの中が空にならないようにフルードを補充する作業

D圧が抜けてフルードが逆流した際にエアを噛まないように

 圧をかけた状態でエア抜きバルブを閉める作業


の、以上5つの作業の流れを行う必要があります。


一般的には、二人で行う作業です。

まぁでも、エア抜きが本当に必要なときはたいてい自分1人しかいません(笑)

なので、一人でセルフエア抜きができるやり方を知らないと

実はアウトなんじゃないかな、と、いつも思うんですが

そのためには、まず普通のやり方を知っておく必要があります。




・普通のエア抜きのやり方。


@用意するもの

 ・ ひと (二人ないし三人)

  一般的には二人でやる作業なのは前述の通りなんですが

  三人で作業したほうが確実です。

  バルブの開け閉めをする人

  ブレーキを踏む人

  あと、リザーバタンクを見てる人

  の3人体制がベストですね。


 ・新品のブレーキフルードのボトル・缶

  エア抜きをすると案外大量に流れたりします。

  回収できればいいんでしょうが

  湿気を吸うのでそんなことはしないですね。

  フルードは何種類かありますが

  好きなのを用意してください。


 ・8ミリか10ミリのスパナ

  めがねレンチが使えればベストなんですが

  うちの場合だと使えないので、スパナ使ってます。

  エア抜きバルブの開閉で使います。


 ・21ミリのソケットとトルクレンチ、あとジャッキと馬。

  タイヤの脱着をしないとできないので

  それに必要な工具も準備します。

  馬(ジャッキスタンド)については、無くてもできますし

  はっきりいって、馬かけるほどのものでもないんですが

  基本に従うなら使ったほうがよいでしょう。

  ジャッキも、ガレージジャッキとか要らないし

  とりあえずタイヤが外せればそれでいいので

  トランクに入ってるパンタジャッキで十分です。

  トルクレンチはタイヤの脱着で必須なんですが

  持ってない人のほうが多いんで、

  普通のクロスレンチや、

  最初から付いてる変なレバーみたいな

  ハンドルつきのレンチでも問題ないです。

  21ミリのソケットと書きましたが

  うちは21ミリだよってだけなので

  ホイールナットによっては、19だったり17だったりするので

  そのあたりは合ったサイズを使ってくださいとだけ。


A作業の流れ

 1、ボンネットを開ける

     まずはここからです。

 2、新品のブレーキフルードのボトルのふたを開ける

 3、ブレーキフルードのリザーバタンクのフタを開け

   新品フルードのボトルをリザーバタンクの口に逆さに立てる

     エア抜き中のフルード切れを防ぐため

     最初に新品ボトルをいれて、フルードが切れない状態にします。

     逆さに立てる際にいくらかフルードが飛び散ります。

     塗装がやられるのですぐに拭いてください。

 4、ジャッキアップして左右どっちかのリアタイヤを外す

     先にエア抜きするほうのブレーキが付いてるほうのタイヤを外します。

     エア抜きの順番は

     『ブレーキから遠いほうから順番に』

     というのが原則になります。

     なので普通はリアタイヤからエア抜きを始めます。

     個人的には、フロントから先にやっても

     リアから先にやっても、

     エア抜きだけならどっちからやっても一緒だと思います。

     ブレーキフルード交換の際には

     これを間違うと効いてきますけど。

 5、助手を呼ぶ

     テレビ見ながら茶を飲んでるかもしれないので

     まずはそこから。

 6、助手に運転席に座ってもらい、エンジンをかけてからブレーキを踏んでもらう

     当たり前ですが、ギヤは先に抜いて

     ニュートラルの状態にしてください。

     私が教わったときは、エンジンかけないでやれって言われた気がします

     危ないから。

     先にエンジンをかけるのは、

     そのほうが吸気圧でのブレーキブーストがかかるので

     軽い力でブレーキを踏んでエア抜きできるので

     さっさとエア抜きを終わらせることができるからです。

     ブーストがかかってない状態だとブレーキペダルは結構重たいので

     なかなかエア抜きが終わりません。



2012年09月29日
ブレーキのエア抜き




さて、12ヶ月定期点検から帰ってきたわけですが

ブレーキが利かない。

原因としては、ブレーキキャリパーのオーバーホール時に

エア抜きができてないのではないか?

というのが前回までのお話。



そんなわけで、ブレーキキャリパーのエア抜きをしてみます。











@エア抜きとはなんぞや

たぶん、そこから始まったほうがいいと思うのですね。

『 エア抜きせなあかんぜよ! 』

などと突然言われても、ナニソレオイシイノ?というのが人情というものです。

まず、ここでいう『 エア 』とは

油圧で動作する機械において

作動油が通る配管内に、空気の気泡が入ってしまうことがあります。

これが、この場合のエアです。

疑問点として、気泡が入ってしまうとなぜいけないのか。

ちなみに、油圧で動く機械は、見たら分かると思いますが

作動油のタンクの中に、ハイドロポンプが、漬かっていて

タンクの中でポンプを回して、そのポンプの圧力で

油圧のシリンダーなり油圧のモーターなりが動いています。

油圧で動く機械がしょっぱいポンプで動いているくせに

なぜハイパワーなのか?

詳しくはパスカル先生に教えてもらうと良いかと思います。








で、この油圧がハイパワーな理由のもうひとつが

作動油が、『液体である』という点があげられます。

なぜ作動が気体ではなく液体なのか。

(ちなみに、空気圧で動くブレーキもありますが、割愛します)

気体というのは、圧力をかけていくと、体積が縮んでいく性質があります。

なぜならば、気体の場合、構成する分子と分子の間の間隔が大きく

圧力がかかると、その間隔の分だけ密度が上がっていくからです。

圧力が上がっていくと、気体はどんどんエネルギーを溜め込むので

かければかけるほど体積が小さくなります。

そして、それまでかけていた圧力が無くなれば元の体積に戻ります。

この性質を利用したのが、空気バネという物です。

エアサスなどもこの原理ですね。

逆にいえば、気体をシリンダーに入れて

重たいものを動かそうと思うと、気体が圧縮されるだけで

ある程度以上の重さの物は、動かないことになります。




ここで、同じことを液体でやってみます。

液体は、圧力をかけても、体積が変わることはありません。

いわゆる、非圧縮性流体というものです。

( 気体は圧縮性流体になります )

なぜならば、分子間の結合がゆるい状態でひとつの固まりになっているからです。

イメージ的には、気体は、分子が散らばって動いているイメージですが

それぞれが鎖でつながっている感じです。

イメージとしてはそれで当たらずとも遠からずなハズ。

なので、圧力をかけると、びくともしません。

ただ、液体なので、一生懸命、圧力がかかっていない方へ逃げようとします。

さっきのように、液体をシリンダーにつめて重たいものを動かそうとすると

気体のように圧縮されることは無いので

シリンダーかポンプの限界まで力をかけることができ

重たいものも動かせるようになります。








さて、ここで問題。

この液体で動作する、シリンダーに、気体を混ぜてみます。

そうするとどうなるか?


こたえは、気体の部分だけがつぶれてバネのように動いてしまい

圧力をかけても、気体のバネの部分に圧力を吸収されてしまうので

シリンダーにかかる圧力が、その分弱くなります。








で、この現象を、そっくり車のブレーキに置き換えてみます。

ブレーキは、油圧で動作するシステムです。

ブレーキペダルを踏んでマスターシリンダーを動かし

油をマスターシリンダーから、押し出すことで

ブレーキキャリパーのキャリパーピストンに圧力をかけて、

ブレーキパッドをブレーキローターに押し付け、

回転運動のエネルギーを、

パッドとローターの摩擦によって熱エネルギーとして外に放熱することで

車を止める力を発生させる装置です。


この油圧で動く装置の途中、マスターシリンダーからキャリパーピストンに向かう

油圧ホースや配管内に気泡が紛れ込んだとします。


そうすると、その気泡の分だけブレーキを踏んでも圧力がかからないようになります。

なんていうか、

ブレーキを踏んでも力がかからず、ふわふわした感じになります。

あたかも、綿を踏んでいるような。

このような状態になった場合

ブレーキを踏んでも、本来かかるほどの圧力が、気泡が入る(エアーを噛む)ことによって

キャリパーピストンにかからず

『ブレーキを踏んでもブレーキが利かない』

という現象が発生します。








ちなみに、『 この気泡が紛れ込む 』という現象は、さまざまな理由で発生します。

一般的に一番多いのは

『ベーパーロック』という現象です。

あとの理由は

・ブレーキフルードの量が足りなくて、リザーバタンクから空気が混入する。

・いわゆる整備ミス。

・機械的な故障。

...etc...etc.



ちなみに、走行中に、ブレーキペダルを踏んでもふわふわして

ブレーキを踏んでもブレーキが効かない状態に突然なった場合

原因は、ブレーキの発熱によるベーパーロックか、

ブレーキラインの故障によるオイル漏れが考えられます。


とりあえず、ブレーキを何度も踏んでください。

何度も踏むことで、混入した気体が、より圧縮されて

ブレーキパッドにかかる圧が上がります。


それで、何も変化が無い場合。

・サイドブレーキを引く

 一般的にサイドブレーキは、ワイヤーで直接ブレーキを引っ張るので

 ブレーキの油圧系が落ちても機能します。

・ギヤを落としてエンジンブレーキ

 ベーパーロックさせないために、最初から使うのが当然ですが

 油圧系が死んだ場合は、当然真っ先に使う手段です。

・エンジンブレーキでシフトロックさせた上で、車体を進行方向に対して横に向ける

 最終手段ですね。

 車体の向きを変えることで、タイヤの横方向のグリップで無理やり止めます。

 ちなみにシフトロックとは、いきなり低いギヤに入れることで

 急制動をかけることです。

 FR車の場合は、これによってリアタイヤが流れるので

 横を向きやすくなります。


あとは、心で祈って、止まるのを待つだけですね。




そんな感じで、

ブレーキにエアが噛んでいるというのは

非常に危険な状態で

ブレーキのエアを抜くという作業は、仮にエアが噛んでいなくとも

気になったときにはやっておいたほうが良く

ブレーキのエア抜きとは非常に大事なことなわけです。





→ブレーキのエア抜きAに続く







2012年08月02日
スーパーストラットを考えるC 〜スーパーストラットの短所・その2〜
さて、なにやら、文字数制限に引っかかりまくりです。


前項:スーパーストラットの長所
   :スーパーストラットの短所@


スーパーストラットの短所A



・アームのジョイントがやられやすい。

やられやすいっていうか
比較対象がマクファーソンだからなー。
ダブルウィッシュボーンや、マルチリンクと比べたら
そんなもんじゃないの?といわれそうなレベルではあるんですが。

マクファーソンストラットって
ジョイントらしいジョイントはハブにくっついてるジョイントしかないし。
アームのジョイントっていうか、ロアアームはゴムのカタマリがくっついてるだけだし。
壊れるとこないんだよね>マクファーソンストラット。

スーパーストラットは、使い続けると
キャンバーコントロールアームとロアアームbPのジョイントがやられます。

トヨタディーラーの整備工場で聞いた話だと
おおよそ10年選手になるようなスーパーストラット搭載車は
ほぼすべての車両でアームの不具合による異音が発生するようです。

まぁ、でも、こう考えてください。
スーパーストラットはマルチリンクのジョイント部に
ブッシュじゃなくてピロ突っ込んでるような足回りです。

アームブッシュのピロベアリング化っていうのは、
あまり、一般の普通に車乗ってる方には縁が無いお話だと思うんですけど
スーパーストラットは、普通はブッシュだよなーってところに
ベアリング入れてあるようなサスペンションだと考えたほうがいいです。

アームのピロなんて、消耗品じゃないですか。
普通に考えて。

そんな消耗品を随所にちりばめたスーパーストラット。
10年もノーメンテで使えることのほうがすごいことだと思います。



・ダンパーストローク無さ過ぎ。

スーパーストラットは、その構造上、
ダンパーのストローク量に追従して、アーム全体がリンクするようにできています。
まぁ、ダンパーストロークが大きいほど、その性能を発揮するわけです。

ですが、実際の純正スーパーストラットサスペンションのダンパーストロークは
マクファーソンストラット用純正ダンパーの半分くらいしかありません。
その代わりといっては何ですが
スーパーストラットは、どノーマル状態で
マクファーソンストラットに社外品入れて軽く固めた程度の、固めの足回りです。

イメージ的には、
バネ変更無しで、カヤバのスーパースペシャルforストリートで
ダンパーレートめいっぱい上げると
ほぼ同じ乗り心地になります。

ストロークがない分、若干固めてストロークしづらいようにできています。
でも、それじゃ意味無いんですよね。
スーパーストラット的にそれってどうなのよ?と思ってしまう部分であります。



・ダンパーばらしても、ダンパーカートリッジ入れるシェルケースとして使えない。

AE111のスーパーストラットは、
ダンパーの途中に凹みがあります。

まぁ、これが何かっていうと、雪降ったときにチェーンつけますよね。
そのチェーンがダンパーに当たらないように、
最低限の範囲でへこませて、逃がしてあります。

YZに車高調つくりにいったときにそういわれました。
あの一見無意味なへこみは、111乗りのSSユーザーにとっては
未解決な謎のひとつだと思うのですが
そういわれてみると、一番しっくり来るのかなと。

で、この凹みがあるために、
AE111のSSダンパーは、無加工ではダンパーカートリッジが入りません。

ちなみに、AE101のダンパーだと凹みが無いようです。
初期のスーパーストラットで、ダンパーへの干渉が問題になったので
AE111ではその部分が改善(改悪w)されたものと思われます。

フタとって、ダンパーカートリッジ入れればすぐ使えます。



・バネレート上げまくるとすぐジョイントやられる。

TOMSがスーパーストラットを見限った最大の理由がコレ。
(・・・と、YZの社長に言われましたw)

スーパーストラットサスペンションにはバネレートの限界がありまして
おおよそ10キロから12キロ程度が限界になります。
マクファーソンで10キロ12キロなんて、たいしたバネレートではないですよね。

その程度のレートではピッチがひどくて話にならないので
うちの場合だと、マクファーソンストラットから、スーパーストラットへの交換当時
マクファーソンストラットのほうは、車高調化して14キロのバネを入れていました。

で、なぜその限界があるのかというと。

スーパーストラットサスペンションを写真で見たことがあれば分かるかと思うのですが
ダンパーからハブにつながるちっちゃいジョイントがありますね。
アレがやられちゃうんです。

ちっちゃいジョイントの限界があるので
『街乗りでもつかうんだったら、10キロ以上かけるな。』
という風になるわけです。

このジョイント、交換自体はたいした手間ではないので
だからなに?って部分でもあるんですけどね。

マクファーソン並のバネレートにしたところで
ジョイントを消耗品にするだけの話です。
ミシン屋さんも、そのあたりは心得たものなのか、
スーパーストラットのジョイントは基本アームごと交換が前提ですが
唯一単品で交換可能なジョイントです。


まぁ、TOMSさんは、あれに20キロかけてFISCO走らせようって言うんだから
そりゃダメだよな、というお話も無くは無く。
そんなこんなで、スーパーストラットは1回か2回使っただけで
すぐにマクファーソンに戻されたわけですが。



・車高が下げられない。

コレもアレですね。
ダンパーストロークが無いので、バネの長さをちょっと短くすると
すぐ底突きしてしまうので下げたくても下げられない。

純正どノーマルでもバンプラバーに当たってますからね。

いつだかのレブスピで、バンプラバーチューンというのを見たことがあるのですが
本気でそれをやらないとまずいような足回りですね。

そういう理由で、スーパーストラットユーザーは、
一般的に車高を高めに設定する傾向があるようです。

で、車高が高いと、重心位置が上がるので
ロールし過ぎることになり、車高はできうる限り下げたいというのが正直なところ。

ストローク量を確保しつつ、車高を下げる。

この命題にたどり着くわけですが、これを何とかしようとすると
結局、車高調を入れるしかなくなります。



・ストロークさせると接地感がなくなる。

よく言われる、ある程度ロールさせると、突然接地感がなくなるアレですね。
コレって、図を描いて説明すると分かりやすいのですけど
それはまたの機会にするとして。

そのときになにが起こっているかというと、
キャンバーコントロールアームの向きが変わるのですな。

実機を見たら分かると思いますが
何もしてない静止状態では、キャンバーコントロールアームの先端は
下を向いていると思われますが
ジャッキで下から押してストロークさせていくと
キャンバーコントロールアームがだんだん上を向いてきます。

で、水平になったあとは
キャンバーコントロールアームの先端が下向きから上向きになります。

この切り替えの瞬間だけ、スーパーストラットが機能しなくなるんだかして
一瞬接地が抜ける、という風に勝手に考えております。

まぁ、そんな状態だと乗ってるほうは恐ろしくて使えないわけですが。
接地感が抜けてから、その先までロールさせると、接地感が復活するので

『ちょっとだけロールさせるから怖いんだ、思いっきりロールさせれば問題ない。』

という結論に達します。
まぁ、たいしたロールもかけられないチキン野郎は云々ということになりますが
そんなロールさせてたら、中の人が、気持ち悪くてしかたありません。

逆に言えば、最初からある程度ロールさせた状態を作ればいいわけです。
つまり、車高を下げる。
ですが、前述の短所の通り、スーパーストラットサスペンションは
ストロークしないと機能しないのに
ダンパーストロークは超ショートストローク。
新車状態で、すでに車高は下げられないところまで下がっています。
つまりなにかっていうと、

『車高調化して、車高下げればこの問題は解決する。』

と、こうなるわけです。
車高調化が前提なんですな
スーパーストラットサスペンションというのは。



・ハンドル重たい。

構造上、そんなことは無いハズなんですけどね。

重たいというのは、ハンドル切るたびに複数のジョイントを動かす必要があるので
積算で抵抗がでかくなってる、ということかと思われます。
マクファーソンなら、ハブの下のところにジョイント1個あって終わりですから。
比較すると、ジョイント少ない分マクファーソンのほうが軽い、とこうなります。

スーパーストラットでパワステ効いてないんじゃね?というほど
ハンドルが重たいという症状が出た場合

実際にパワステがやられてる可能性も無くはなく。
SS車のパワステはMS車より非力なので、重たくなるようにできてはいるんですけど。

アームのジョイントがやられている可能性大というか、
それと考えて間違いないので
重くなった時点でアーム交換の予定を考えたほうがいいと思われます。

なぜならば、新品アームだとハンドルは軽いです。

段差乗り越えるたびにグキグキいうような
すでにジョイントが終わってるアーム持ってこられて
スーパーストラットはハンドルが重いから云々といわれても
なにを言っているんだお前は、となるだけです。



・知名度低すぎ。

『スーパーストラットなんだぜ!』
といわれても誰もリアクションしません。
すごいんだかすごくないんだかさっぱりw

>> 次へ

×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。