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2018年12月18日

大腸CTアカデミア USPSTFの検診ガイドラインでは大腸CT検査における腸管外病変の読影の不利益の可能性を指摘









PubMedから、今日のつぶやき − 388 −


Takahashi N, et al. Colonic distention and patient acceptance of CT colonography: supine/prone vs left/right lateral scanning. Br J Radiol. 2018 Sep 21:20180538. doi: 10.1259/bjr.20180538. [Epub ahead of print]





これから年末に向けて「忙しい」という単語を使わないよう
心かけて行こうと思います。


それでは、論文
「大腸CT検査における腸管拡張と患者の受容性評価:
 背臥位・腹臥位 vs. 左右側臥位」のご紹介です。

【考察】
われわれの研究結果からは
背臥位・腹臥位よりも左右側臥位による撮影が
推奨される。
ただし、両側臥位撮影は腸管外病変の
読影には適していない可能性がある。

しかしながら、US Preventive Services Task Forceの
検診ガイドラインでは大腸CT検査における
腸管外病変の読影自体において不利益の可能性があることに
注意が必要である言及している。

左右側臥位は、腸管外病変の読影にどの程度影響するのか
今後さらなる検討が必要である。

(感想)
大腸CT検査における腸管外病変の読影の是非は議論されています。

そもそもCT値に差が大きく低線量化しやすい大腸CT検査です。
大腸を診断するために線量をなるべく下げるべきですが、
ついでに腸管外病変を読影するために線量を落さないというのでは
本末転倒ですね。

低線量でなくても、経血管造影剤を投与せずに
読影する腹部実質臓器の診断はどの程度精度が担保されるのか。

あいまいな状況のまま、ついでに読影するということが
余分な治療を必要としない病変を拾い上げ
結果的に不必要な追加検査、治療を生んでいることが指摘
されています。

低線量撮影でも、命にようなかかわる病変は拾い上げよう
という意見もありますが、果たして大丈夫でしょうか?

ちなみに米国で大腸CT検査がMedicareに収載されない理由は
腸管外病変の診断による不利益(過剰診断・過剰治療)
が無視できないことを理由にされていると言われています。


それでは、また。

原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30209958



ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。





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プロフィール
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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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