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2018年07月26日

大腸CTアカデミア 研究デザイン作成の際には想起(思い出し)バイアスに注意しよう

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PubMedから、今日のつぶやき − 286 −

Sali L, et al. Computer-based self-training for CT colonography with and without CAD.
Eur Radiol. 2018 May 23. doi: 10.1007/s00330-018-5480-5. [Epub ahead of print]



それでは、論文
「コンピュータによる大腸CT検査の自己トレーニング
コンピュータ支援診断(CAD)を用いた場合と用いない場合との比較」
のご紹介です。

【方法】
2014年9月から2015年6月の期間に
3施設から20名の読影者
(17名の放射線科レジデントと3名の放射線科専門医、
 女性13名、男性7名)
が本試験に参加した。

(感想)
各読影者がトータルで224症例を読影することとなります。
9か月間での実施ですね。
224例を読影するのは20名の読影者がいれば
これくらいかかりますね。
読影トレーニングは結構地道で大変ですから。

私どもが実施した200例のトレーニングでは
2か月以内に終えた超早い先生もいらっしゃいましたが、
おおむね半年くらいかかっていたと記憶しています。
(感想終わり)

【Figure 1】
研究フロー
(ラインコミュニティ限定でアップさせていただきました)

全読影者は、半日の講義を受け、
5症例のデモンストレーションをワークステーションで受け、
4症例でエキスパートによる個人指導を受けた。

デモンストレーションと個人指導では、
二次読影としてのCADの使用も含まれた。


すべての読影者はベースライン評価テストとして
37例の読影を実施した。
読影者のみで一次読影をした後に、
続いて全員がCADの所見を参考に二次読影を行った。

続いて、20名の読影者は1:1の割合でランダマイズに振り分けられた。
CADグループはコンピュータによる大腸CT検査の自己トレーニング
を自身の読影だけによる一次読影と続いてCADの所見を参考に二次読影を実施した。

NO-CADグループはコンピュータによる大腸CT検査の自己トレーニング
を自身の読影だけによる読影のみを行った。
NO-CADグループはトレーニングではCADを使用しなかった。

この自己トレーニング(150例)は3〜6か月以内に終了するものとした。

その後、3週間以内に最終評価テスト(同じ37例)を実施した。

想起(思い出し)バイアス(recall bias)を避けるため、
最終評価テストではすべての症例の名前を変更し、
読影の順番を変更した。
ベースライン評価テストと最終評価テストの間隔も
4ヶ月以上あけるものとした。

(感想)
論文の方法を読むと、
新規で研究デザインを組み立てる際の
ヒントになりますね。

想起(思い出し)バイアスは必ず突っ込まれるポイント
になります。
このバイアスを最小化する対策をしないと
研究自体が評価されなくなりますね。

3施設、20名の研究者に参加頂いて
バイアスが大きく研究の評価が低いものとなりました
ではすみませんので・・。

今日はこのあたりにしますね。

それでは、また。


原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29796918


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。



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自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。


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プロフィール
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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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