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2018年06月11日

大腸CTアカデミア  サーベイでは報告バイアス(reporting bias)や想起バイアス(recall bias)に注意

ナガイチはコーヒー好きです。
☆☆☆職場でコーヒー飲むならこれ!!☆☆☆






PubMedから、今日のつぶやき − 254 −

Pooler BD, et al. Screening CT colonography: multicenter survey of patient experience, preference, and potential impact on adherence. AJR Am J Roentgenol 2012; 198: 1361-6.




それでは、論文
「検診目的の大腸CT検査:
受診者の受容性、好み、検診アドヒアランスへの影響
に関する多施設共同調査」
のご紹介です。

予告通りリミテーションをみていきますね。

本研究の対象者は
自身で大腸CT検査を検診として受けに来た患者である。

つまり対象者は、大腸がん検診として
大腸CT検査が理にかなった方法だと理解した人たちであるため。
一般の人たちに比べて、
大腸CT検査により好意的である可能性がある。

自発的に大腸がん検診を受けに来た人たちであり、
そして検査費用の自己負担がないこと
大腸がん検診の全対象を代表しているとはいえない
可能性がある。

また、こうしたサーベイに共通したバイアスとして
報告バイアス(reporting bias)がある。

医療者側を喜ばせるため
(気遣いというところでしょうか
 ネガティブな回答をすることは将来の
 自身の診療に影響するのではという思いもありますね)
良い回答をしがちであるということである。

この報告バイアスを軽減するために
本研究では、回答者に
回答内容は匿名化のうえ
医療者に知られないようにしている旨を伝えている。

また、検診フローの関係上、
検診センターでは検査終了日に
全員が回答してくれたわけではない。

大腸CT検査と大腸内視鏡検査の比較においては、
想起バイアス(recall bias)も起こりえる。
大腸内視鏡検査経験者ではその内視鏡を経験した
年がかなり昔であることもある。

こうしたリミテーションはあるけれど、
多施設で多くの人数をサーベイすることで、
大腸CT検査に対する受容性の調査報告としては
有用な結果であると考えられる。


(感想)
リミテーションはこれから研究計画を立てようというときに
大いに参考になりますね。

アンケート調査による研究では
さまざまなバイアスが生じるので、
そのバイアスを最小化するデザインが必要です。

たとえば大腸CT検査の受容性について
患者さんに回答してもらう場合、
主治医や検査担当者がアンケートの依頼用紙を
渡したり回収するのは良くないですね。

理由は上にある解説の通りです。

次回は新しい文献をご紹介したいと思います。

それでは、また。



原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22623549


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。



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プロフィール
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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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