アフィリエイト広告を利用しています
<< 2018年02月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28      
写真ギャラリー
最新記事
カテゴリーアーカイブ
ファン
【一押しテキスト】       楽天さんでのお取扱い

これ1冊でわかる!大腸CTプロフェッショナル100のレシピ [ 永田浩一 ]

大腸CTテキスト 原理・特性の基礎知識から現場で使えるセッティング, [ 消化管先進画像診断研究会 ]

症例で学ぶ大腸CT診断 大腸CTを身につける! [ 永田浩一 ]

アマゾンさんでのお取扱い
日別アーカイブ
【一読のおすすめ】       楽天さんでのお取扱い

【送料無料】 Rad Fan 2019年7月号 【全集・双書】

Rad Fan(2018 JULY(Vol.1) 特集1:CTコロノグラフィ攻略マニュアル/特集2:ITEMで

Rad Fan 2017 JULY(Vol.15 No.7) 特集:認定制度を見据えた大腸CT検査の標準化/使いやすいポー

アマゾンさんでのお取扱い

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2018年02月07日

大腸CTアカデミア  PCCRCの診断されたその前回の内視鏡検査をどう判断するかがやはり難しい!

★★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第14回日本消化管学会総会学術集会
コアシンポジウム4
「消化管画像診断」
CT/MR colonographyと消化管TUSの現状と将来展望
2月10日に東京で最新のエビデンスについて
充実した内容の議論がされますよ!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★






PubMedから、今日のつぶやき − 171 −

Nakada A, et al. The incidence of post-colonoscopy colorectal cancer: a retrospective long-term cohort study using a colonoscopy database. Int J Colorectal Dis 2017;32:839-845.


日本からのPost-colonoscopy colorectal cancer
大腸内視鏡検査実施後の大腸癌(PCCRC)
の頻度に関する論文の紹介は今回で終わりになります。

予告通り、つぶやき恒例のリミテーションをみていきますが、
その前にこの研究の強みを著者らは明記しています。
(→の内容はコメントです)

【この研究の強み】

1.全ての大腸内視鏡検査のレポートが詳細に調査でき、
  正確な診断の把握が可能であること


→すべて自施設のデータなので、確かに正確な把握が可能ですね。
であれば、病理組織学的診断の情報も欲しかったかなあ。

2.データの補足が長期間にわたっって可能であったこと

→12年間のデータ補足は確かに貴重ですね。


【リミテーション】

1.後ろ向き研究であること
  そのため、補足できないPCCRCがありえること。
  つまり、東大病院以外の病院で大腸内視鏡検査を受けて
  大腸がんが診断される可能性があること。

→都市部ではこうした可能性が低くないです。

おなかの調子が悪くなったり、血便が出て、
すぐに検査が受けられる近医を受診し、
その結果診断される可能性はありますね。

がん登録がない状況下では、すべてを完全に追跡することは
現実的には不可能でしょう。

これは研究の強み2の裏返しでもあります。
後ろ向き研究だからこそ、比較的容易に長期間の調査が可能なわけです。

2.PCCRCの危険因子を多変量解析するには
  サンプルサイズが不十分


→PCCRCのnが7ですから、確かに不十分の可能性はありますね。

昨日の宿題として「T橋さん」が「単施設研究であること」と
お答えになりましたが、単施設であるからこそサンプルサイズが不十分、
という意味では正解ですね。
パチパチパチ〜

単施設研究では、正確に詳細に調べられる一方、
サンプルサイズが不十分であったり、一般化しづらいなどの欠点がありますね。

3.内視鏡検査を単回しか受けていない人への応用はできないこと

→単回しか受けていない人へのリスク予測など葉で着ないということですね。


こうしたリミテーションはありますが、PCCRCに着目して
きちんとデータを発表していることは素晴らしいことです。

ただ、前回取り上げたオランダの論文でもそうでしたが、
PCCRCの診断されたその前回の内視鏡検査をどう判断するか、
PCCRCの成因、つまり、

1.治療後の再発

2.見逃し

3.新生病変


なのか、厳密に突き詰めることは不可能なのがこの研究の難しいところです。

ですから、その成因を決めるアルゴリズムが大切になってきます。

つぶやき − 161 −」でご紹介したアルゴリズムは
その意味でよくできていると思います。

つぶやき − 167 −」で「たかはし のり」様が
追加解析した内容も面白いですね。

不確かさをなるべく確からしさに持っていくことが
研究では大切だと思います。

一方で、このあたりをある一面で解決するのは
PICRC、つまりPost-imaging Colorecta Cancerの
集計解析です。
前回の検査が画像であれば、データさえあれば
見直しが可能であるわけですから。

以前、「つぶやき - 26 -」などでご紹介したPickhardt先生の論文
ではPICRCも解析していますね。
よろしかったら復習してみてくださいね。


最近、奈良県のM先生がPICRCを論文にして報告されました。
インパクトファクタのある英文誌に
論文がアクセプトされましたよ。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29306603


それでは、また。



原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28091843


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。



【おすすめ人気記事】
パクチーの好き嫌いは実は生まれつきかも!?




★★PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
自分は格安スマホを使用しています。
Yモバイルですが、UQモバイルもいいですね!

同僚の先生が【UQモバイル】に切り替えたそうです。
UQモバイルやYモバイルはいわゆるほかの格安スマホと
違って、自社回線なので通信速度が速いのが特徴です。

同僚の先生はauからの切り替えでしたが、
ぜんぜん変わらないと感動していましたよ!
キャッシュバックキャンペーンも行っているみたいですね!
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2TPE3E+1OQ8HE+2CPQ+1BQJAB
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PRここまで★★



◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。


◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【75名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)


■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。


●お願いとお断り●
 本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
 著者に無断で各種メディアに貼り付ける
 などの行為は著作権違反となります。


読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。



にほんブログ村 病気ブログ 大腸がんへ
にほんブログ村

最新コメント
タグクラウド
プロフィール
大腸の専門家 ナガイチさんの画像
大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
プロフィール
検索
リンク集
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。