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2017年09月27日

論文不正は絶対にダメ!! 

おはようございます!
2018年3月11日(日)に金沢で
第12回消化管先進画像診断研究会 (GAIA)
を開催します!!





PubMedから、今日のつぶやき − 80 −


昨日のつぶやきの続きをしようと思いましたが、
続きは明日からにします〜〜
今日は雑感をつぶやきますね。

某大学の論文不正がニュースになっていますね。。
【ラインコミュニティ配信時の8月3日当時】
非常に残念ですね。。。


実は自分も後味の悪い論文不正に接する機会が最近ありました。

先日、某英文誌の査読したのですが、
その査読依頼論文で大胆な不正を見つけてしまいました。
なぜ不正だと分かるかというと、以前、
別のジャーナルでその同じ論文を査読していたからです。

最初の査読の際、その論文の問題点を指摘しました。
その結果、そのジャーナルではリジェクトの結果となっています。

今度別のジャーナルから、また私に査読依頼が来たんですね。
これはたまにあるんですよ。なぜなら〜

査読システム、ジャーナルによりますが、
ある大手の査読システムには査読の最後の欄に
「この論文が却下された別のジャーナルに投稿された場合、
今回のレビューの情報(査読内容や査読者情報)を渡しても良いか?」
というような趣旨(細かい表現は少し違うかもしれません)の
チェック項目があります。
自分はたいていOKで返信しています。

で、情報が次の投稿先のジャーナルにも伝わったのでしょうね。
推測ですが、たぶん。。

論文の執筆者は、全然別のジャーナルに再投稿したので、
よもや同じ査読者が担当するとは夢にも思っていなかったのでしょう。
私が指摘した論文の問題点をクリアできるように、
研究方法(評価方法)を書き換えてきたんです。
問題点がクリアできるように、作り上げてきました!
なんと〜〜

後ろ向き研究であれば、評価方法を変えて、
再度検討しなおしたのであればいいですよ。
これなら問題ないですね。
まあ、追加解析したことなど述べるべきですが。

でもね、今回査読した論文は前向き研究なんです。
しかも、評価方法を変えているのに、結果のデータは全く同じ。
まずいですよね〜〜。

昨日、ジャーナルには査読結果を返しました。

後味悪いな〜と思いつつ、昨日の夜テレビを見たら、

某大学の論文不正・・・。


全然話は別になりますが、他の論文からの英文コピペも絶対駄目ですよ。
一文くらいなら大丈夫だと思っていませんか?!
これが実は簡単に見つかってしまうんです。

過去に出版された論文データをもとに、同様の文章がないか検索するソフトがあるんです。

以前、そのソフトで自分の投稿原稿の英文類似性の結果を
ジャーナルの編集部から見せてもらったことがあります。
2012年くらいだったかな〜〜結構昔ですよね。。

自分、英文は下手くそなのですが、コピペは決してしてしません。
でも、その際の投稿論文には、そのソフトで一部に類似性が高い箇所が指摘されていました。
念のために言うと、これは不正ではないですよ。
そのソフトの結果には、類似性が**%と表示されいていました。
たしか80%台だったように記憶しています。
類似性が高い部分がハイライトされてきて、
類似しているそのおおもとの論文も明記されていました。

で、その時類似していたというのは、過去の自分自身の論文でした。
引用文献として明記しているし、全く同じ文章ではないので、
問題はないのですが、

気をつけてくださいね〜
例え、自身の論文でもあってもコピペはアウトになるんですよ(版権がジャーナルの場合)。
そのソフトの解析結果を見たとき、ふえーすごいな、
良く類似箇所を正確に見つけ出したもんだね〜と感じたことを覚えています。

今、そうしたソフトはさらに向上しているのは間違いないでしょう。
AIも入ってくるでしょうし。

今日はつまらない話で失礼しました。
皆さんは大丈夫だと思いますが、
気をつけましょうね〜〜〜



本記事発送のあと、
この件について、ラインコミュニティで
T橋さんよりコメントを頂き、下記のようなやり取りがありました。

「以前、日経サイエンスで『eTBLAST』という類似性検出ソフトの記事を読みました。
論文だけでなく、助成金の二重取りの検出にも使われているとかなんとか。
先生の仰る様にこの分野の進歩は著しいので今はさらに進んでいるのでしょうね。
不正が検出されるのはいいですが、先生が指摘されてしまったように
ある種の冤罪(偽陽性)も必然的に増えてくる気がいたします。」

(ナガイチからの返答)
「コメントとリンクのご紹介ありがとうございます。
自分の場合、えん罪というわけではなく、単にご参考までにという形でした。
原稿の一文の類似性が80%台だっただけで、そこの部分がハイライトされていました。
とがめられているわけではなかったので、何ら気にしていません。

でも自分の経験でも、論文執筆の指導の際にですね、
なんかこの文章って読んだことあるなあと思って、
探したら文章そのままコピペであることを見つけて、
修正するよう指導したことはありますね〜〜」



それでは、また。



★★重大ニュース!!━━━━━━━━━━━━━━━
日本消化器がん検診学会とGAIAの共催で実施した
「大腸CT検査の実態全国調査【臨床研究 GAIA-03】」
が放射線領域の代表的なジャーナル
「European Radiology(2016 Impact Factor: 3.967)」
に掲載されました!!
https://link.springer.com/article/10.1007/s00330-017-4920-y

PubMedにも掲載済みですよ
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28674967

委員の先生方に大変」ご尽力いただきました。
ご協力いただいた施設の医師や技師の皆様にも感謝です!
皆さま、本当にありがとうございました!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★





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大腸CT検査のポイント集
毎日のつぶやきを経て増えていきますね。

<適応>
・閉塞性大腸がんに対して大腸CT検査は有用だが、手技に工夫が必要。
・完全閉塞症例には「PET/CT colonography」。
・内視鏡の検査待ちの日数を減らす役割もあり。

<腸管前処置>
・内視鏡後にガストログラフィン30mLを服用したら約4時間後に大腸CT検査をしよう。
・自動送気装置の使用は穿孔頻度を下げる。

<腸管拡張>
・右側臥位は最適な腸管拡張を得るためのベストポジションである。
・炭酸ガス自動送気装置は良好な腸管拡張を得るのに有用である。
・ブスコパンは腸管拡張の改善に寄与しない。
・自動送気装置の使用は穿孔頻度を下げる。

<読影>
・読影の飛ばしすぎは読影精度を下げるので要注意。
・トレーニングを積めば、都市部の病院でなくとも高い精度の検査が可能。
・検診目的の大腸CT検査は有症状者に対する大腸CT検査よりも、病変をみつけづらく読影には注意が必要。

<診断>
・C-RADSにおけるC1の5-10年の検査間隔は妥当
・大腸CT検査の中間期癌の頻度は非常に低い(0.1%、2/1429)
・便潜血陽性後から内視鏡を受けるまでの期間が10ヶ月以上になると大腸がん全般・進行がんのリスクが高まる。

<受診者の受容性>
・患者さんの苦痛度は炭酸ガス自動送気装置の使用やブスコパンの使用は影響しない。

<偶発症>
・閉塞性大腸がんでは穿孔のリスクが高くなるので注意しましょう。
・術前検査目的の大腸CT検査の穿孔率は0.028%。
・検診目的の大腸CT検査の穿孔率は0.003%。
・精検目的の大腸CT検査の穿孔率は0.014%。
・穿孔率は術前検査目的に比べて検診目的で有意に低い。
・穿孔症例の81%では外科治療が不要。
・自動送気装置の使用は穿孔のリスクを低減する。



◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
応援いただけると嬉しいです。
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
http://www.mag2.com/m/0001679515.html


◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)


■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、自身の業務が膨大になってきたこともあり、残念ながら永続的に続けることは困難な印象です。
一方で、学会で認定制度の設立に向けた動きが活発化してきました。
そこで申しわけありませんが、読影トレーニングの個人的な実施は今年一杯までとさせていただきたいと思います。。
トレーニングのレポートの受付と解答送付は今年一杯までとさせていただきます。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。





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プロフィール
大腸の専門家 ナガイチさんの画像
大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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