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2017年08月09日

【大腸CT検査アカデミー】今日のつぶやき − 47 −

8月26日(土)に横浜で「大腸CT読影法入門」
について熱弁を振るいます!!
残暑に負けてたまるか〜〜
お越しいただいた方に絶対損はさせません。
是非、お越し下さい。
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PubMedから、今日のつぶやき − 47 −


Pickhardt PJ, et al. Volumetric analysis of colonic distention according to patient position at CT colonography: diagnostic value of the right lateral decubitus series. AJR Am J Roentgenol 2014; 203: W623-8.


はい、それではいよいよリミテーションの答えです。

1.セレクションバイアス
本研究は後ろ向き研究で、解析の対象となったのは1体位目背臥位、2体位目腹臥位で、
大腸の拡張が不十分となった場合に追加で3体位目を右側臥位で撮影した症例となっています。
ということは、1体位目背臥位、2体位目腹臥位で良好に拡張した症例は含まれていないんです。
これは大きなバイアスですね。
もともとの対象者は1823名で、3体位目が追加された146症例が今回の対象です。
ってことは大多数は腹臥位が腸管拡張に適さない拡張ではないともいえる可能性があるのです。

2.テンポラルバイアス(時間的・順番的に生じるバイアス)
本研究は1体位目背臥位、2体位目腹臥位、それで駄目なら3体位目を右側臥位ってきまっていたんですよ。
ということは、T中先生がおしゃっていたように「検査の順番が後ろの方が送気量は多くなる」
つまり、2回やって駄目なのが3回目に改善するのは検査の流れとして影響するバイアスになりえますね。

論文で大切なことは抄録を読むこと、ジャーナルによって要点がまとめられていればその要点に目を通すこと、その次はリミテーションを把握することが大切かなと思います。
学会発表の場ではこのリミテーションまで議論されないことが多く、
主張したいことだけ前面にでてくることも多いですよね。
学会発表だけではなぜ駄目かという理由の一つでもあると思うのです。

今回は議論が盛り上がって嬉しかったです。
以前、お話したと思いますが、側臥位の有用性に関する研究は、いまT橋さん、I山さん達と進めています。
早く論文を完成させないとね〜
頑張りましょう!


さて、次回はT中先生が挙げてくれたお題「鎮痙剤」を取り上げたいと思います。

それでは、また。



ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。

原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25415727



★★重大ニュース!!━━━━━━━━━━━━━━━
日本消化器がん検診学会とGAIAの共催で実施した
「大腸CT検査の実態全国調査【臨床研究 GAIA−03】」
が放射線領域の代表的なジャーナル
「European Radiology(2016 Impact Factor: 3.967)」
に掲載されました!!
https://link.springer.com/article/10.1007/s00330-017-4920-y

PubMedにも掲載済みですよ
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28674967

委員の先生方に大変」ご尽力いただきました。
ご協力いただいた施設の医師や技師の皆様にも感謝です!
皆さま、本当にありがとうございました!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★




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大腸CT検査のポイント集
毎日のつぶやきを経て増えていきますね。

<適応>
・閉塞性大腸がんに対して大腸CT検査は有用だが、手技に工夫が必要。
・完全閉塞症例には「PET/CT colonography」。
・内視鏡の検査待ちの日数を減らす役割もあり。

<腸管前処置>
・内視鏡後にガストログラフィン30mLを服用したら約4時間後に大腸CT検査をしよう。

<腸管拡張>
・右側臥位は最適な腸管拡張を得るためのベストポジションである。

<読影>
・読影の飛ばしすぎは読影精度を下げるので要注意。
・トレーニングを積めば、都市部の病院でなくとも高い精度の検査が可能。
・検診目的の大腸CT検査は有症状者に対する大腸CT検査よりも、病変をみつけづらく読影には注意が必要。

<診断>
・C-RADSにおけるC1の5-10年の検査間隔は妥当
・大腸CT検査の中間期癌の頻度は非常に低い(0.1%、2/1429)
・便潜血陽性後から内視鏡を受けるまでの期間が10ヶ月以上になると大腸がん全般・進行がんのリスクが高まる。

<偶発症>
・閉塞性大腸がんでは穿孔のリスクが高くなるので注意しましょう。



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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)


■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、自身の業務が膨大になってきたこともあり、残念ながら永続的に続けることは困難な印象です。
一方で、学会で認定制度の設立に向けた動きが活発化してきました。
そこで申しわけありませんが、読影トレーニングの個人的な実施は今年一杯までとさせていただきたいと思います。。
トレーニングのレポートの受付と解答送付は今年一杯までとさせていただきます。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
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プロフィール
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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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