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2019年10月11日

大腸CTアカデミア 純グラニュー糖は浮腫組織からの水分を浸透圧によって排出促進する!

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PubMedから、今日のつぶやき − 584 −


Brandt AR, et al. Images in clinical medicine. Sugar to reduce a prolapsed ileostomy. N Engl J Med 2011; 364(19): 1855.




論文「脱出回腸ストーマに対するシュガーの有用性」
のご紹介です。

【ケースレポート】
純グラニュー糖は浮腫組織からの水分を浸透圧によって
排出促進作用があり、
肛門脱、牛の子宮脱出、脱出回腸ストーマの
治療として使われていることが報告されている。

そこで、今回の治療として脱出回腸の浮腫粘膜に
グラニュー糖を使用した。

Figure B
ラインコミュニティ限定で配信しました。

2分もしないうちに、浮腫は改善していき
回腸は自発的に還納していった。

Figure C
ラインコミュニティ限定で配信しました。
(画像が生々しかったので一部加工しています)

24時間後、内視鏡で観察したところ、
回腸の一部で虚血性変化を認めたが
治療の必要はなかった。

患者は翌日退院した。

回腸ストーマはその後6か月経たが
再脱出していない。

(感想)
Figureに説得力ありますし、臨床的に有用なので
一流紙NEJMに掲載されたのでしょうね。

脱出回腸ストーマに遭遇し用手還納で戻らなければ
試してみてもいいかもしれません。

その際には患者さんに同意をもらって写真を残しておくと
日本の雑誌であればまだ掲載されるかもしれませんね。

シリーズ「グラニュー糖」は今回でおしまいにしますね。

それでは、また。

原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21561351

ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。









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2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
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何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。


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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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