2018年12月05日
大腸CTアカデミア 不必要な追加内視鏡検査の原因をつくらない!
PubMedから、今日のつぶやき − 379 −
Takahashi N, et al. Colonic distention and patient acceptance of CT colonography: supine/prone vs left/right lateral scanning. Br J Radiol. 2018 Sep 21:20180538. doi: 10.1259/bjr.20180538. [Epub ahead of print]
先日、とある会議に出ておりました。
その中心の先生はある専門領域を極めた先生です。
周りがなんと言おうとあることをやり遂げ、
自他ともに認める世界の第1人者になられました。
そして相変わらず情熱であふれていました。
粘り強くやり続け結果を出すということは素晴らしいですね。
一方で、もちろん結果が出なければ修正、
あるいはサンクスコストを気にせずすみやかに撤退することも必要です。
でも、
信念を持つこと、それが社会に還元できるものであれば
時間をかけて結果を出していく勇気も大切だと思うのです。
ナガイチも見習って頑張っていこうと思います。
それでは、論文
「大腸CT検査における腸管拡張と患者の受容性評価:
背臥位・腹臥位 vs. 左右側臥位」のご紹介です。
【背景】
不十分な腸管拡張、呼吸によるアーチファクトは
偽陽性や偽陰性の要因となり、
それは不必要な追加内視鏡検査の原因となってしまう。
腸管拡張および患者の受容性にとって
最適な体位の選択はこの意味で重要である。
今までのところ、背臥位・腹臥位・左右側臥位
の4体位を比較した研究は皆無である。
そこでわれわれは、背腹臥位と左右側臥位の腸管拡張と
患者の受容性について前向きに比較検討した。
今日は以上になります。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30209958
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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