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2018年10月10日

大腸CTアカデミア いただいたご質問から そして電子クレンジングによる影響画像








PubMedから、今日のつぶやき − 340 −


Brauer C, et al. CT colonography: size reduction of submerged colorectal polyps due to electronic cleansing and CT-window settings. Eur Radiol 2018 May 14. doi: 10.1007/s00330-018-5416-0. [Epub ahead of print]


【Iさんからのご質問】

腸管拡張について教えていただけませんでしょうか。

検査時に、どちらの側臥位にしても、腹臥位でも仰臥位でも
横行結腸の真ん中くらいから先が全く拡張しない方がいらっしゃいまして。
ガスも3gくらい入れたのですが、打つ手がなくなってしまって。
どうすれば良かったのでしょうか。

受診者さまは女性、40代、BMI21.1、便潜血2回陽性のため二次検査、マット未使用
横行結腸の粗大病変についてはアキシャル、サジタール、コロナールで確認したので無いと思いますが、
腹腔内脂肪が少なく難しい状況でした。

アドバイスをいただけると嬉しいのですが、宜しくお願い致します。

【ナガイチ】
石井さんのご経験された腸管拡張症例ですが、
あまり経験するような症例ではないかもしれませんね。

3リットル送気したということですが、腸管ボリュームに個人差があるとはいえ、
3リットル入れば通常、横行結腸までかなり拡張の度合いが強くなっているはずです。
もし、それほど拡張が強くないのであれば、送気量から考えると、
送気ガスがカテーテルわきなどどこからか漏出していた可能性があります。

横行結腸の途中で送気が進まないということですので、
その場合、腸管蠕動をきたさないようゆっくりと優しく
腸管の位置を少し動かすような感じで腹部をマッサージするなどの対応が考えれます。

また右側結腸の拡張が得られないということで、
左側臥位にしたうえで、上記のマッサージをすることも有効です。

ガスの漏出なくガスが3リットル入り、
上記の操作を行っても右側結腸の拡張がなければ
解剖学的異常あるいは粗大病変の存在を疑い
検査の無理な持続は避けるべきです。

検査中のガス圧の様子や、コロナル像あるいは注腸類似像による
大腸の拡張具合を匿名化の上で供覧できますか?
また、カテーテルの挿入状態が分かる下部直腸のサジタル像はいかがでしょうか?

質問の解答ここまで・・・


それでは、
論文「大腸CT検査において、電子クレンジングの使用およびCTウィンドウ条件設定は
水没病変のサイズを小さくする」
のご紹介です。

【結果】
電子クレンジング前のポリープのサイズは
CTウィンドウ条件設定の違いにより有意に異なっていた。

Fig. 1
電子クレンジング前後の各ウィンドウ条件別の
平均ポリープサイズ
(ラインコミュニティ限定で配信しますした)

残渣の電子クレンジングにより
ポリープのサイズは大腸のウィンドウ条件で0.4ミリ小さくなり
骨条件で0.8ミリ小さくなり
軟部組織条件で1.1ミリ小さくなり、いずれも有意差を認めた。
ポリープのサイズ減少は、大腸条件で一番少なかった。

今日はこのあたりにしますね。

それでは、また。


原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29761359


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。



ナガイチはコーヒー好きです。
☆☆☆職場でコーヒー飲むならこれ!!☆☆☆

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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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