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2020年09月29日

大腸CTアカデミア 大腸カプセル内視鏡検査の完遂率は低いが内視鏡で観察範囲をAIで確定すれば、精度の高い検査検査となる!?

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
第1回大腸CT検査教育研修会の受講には第59回日本消化器がん検診学会総会への出席が必要です。

総会視聴には、zoomウェビナーを使用したWeb開催となります。
視聴方法など詳細は下記をご参照ください。

参加者へのご案内
 
司会・演者へのご案内
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆






PubMedから、今日のつぶやき − 816 −


Deding U, Herp J, Havshoei AL, et al. Colon capsule endoscopy versus CT colonography after incomplete colonoscopy. Application of artificial intelligence algorithms to identify complete colonic investigations. United European Gastroenterol J. 2020;8(7):782-789.




それでは
論文「内視鏡挿入不能症例に対する大腸カプセル内視鏡検査 vs. 大腸CT検査:人工知能アルゴリズムによる全大腸検索」
のご紹介です。

【アブストラクト】
結論:
内視鏡挿入不能症例に対する大腸カプセル内視鏡検査の感度は大腸CT検査に比較し良好な結果であった。。

大腸カプセル内視鏡検査が観察できた範囲を同定するアルゴリズムを活用することで、内視鏡挿入不能症例の全大腸の完全な検査の実施率が向上する可能性がある。

(感想)
大腸カプセル内視鏡検査の完遂率が明らかに低いわけですが、それは内視鏡で途中まで観察できているのだから、観察範囲をAIで確定すれば、精度の高い検査が可能になるということだと思います。

気になるのは大腸CT検査の精度が今回の検査ではとくに低い結果となっていること、大腸カプセル内視鏡検査が完遂できない場合の滞留などを含めたその後のフォローはどうなっているのか、本文で確認してみましょう。

それでは、また。


原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32731841/


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
















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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。





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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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