2017年02月21日
将棋界の一番長い日、楽しみですね
A級順位戦最終局、将棋界の一番長い日、今週の土曜日ですのでいよいよ近づいてきましたね!
午前9時30分からAbemaTVで生中継ということで、当日はなるべく万全の体制で視聴できたらと思っています。やはり、リアルタイムで行われる勝負というのは、特別な感じがします。
前にこのブログでは、将棋をよく知らない人にとっても、この最終局の生中継は楽しめますよ、という話をしましたね。実際、大盤解説などの雰囲気(これには解説者や聞き手、司会者の他に、会場のお客さんの反応なども含みます)だけでも味わい深いものがありますし、何といっても楽しみな(笑)A級棋士の食事メニューの紹介もあるということですし。
ただ、それでもやはり、将棋の盤面が映っている時間がどうしても長いので、全く将棋の分からない人は退屈してしまうかもしれませんね。まあ、将棋ファンであっても、難解な局面ばかりが現れるので、途中で飽きてしまうことは当然あります(笑)。なので肝心なのは、自分にとって楽しい要素をちょっとずつでも発見していくことですね^^
将棋の分からない方はまず、前の記事で書いた、名人戦挑戦者争いの行方に注目しておくと良いでしょう。そして、将棋の基本ルールや用語を簡単に確認しておけるとよいですね。それぞれの駒の動かし方や、持ち駒について、そして"詰み"とはなんなのかを知っておけると理想的です。将棋では基本的には、相手の王将を"詰ます"と勝ちになります。それと、将棋そのもののルールというわけではないのですが、プロの対局の場合は、"持ち時間"というものがあります。自分の手を決めて実際に着手するまでの間、どのくらい時間を使おうが基本的には期しの自由なのですが、際限なく考え続けると永遠に決着がつきません。そこで、使える考慮時間はトータルで何時間まで、というように決まっているのです。でも、使い切ってしまったらそこで時間切れ負け、ということはなく、使い切った時点から後は"秒読み"に入ります。"秒読み"に入ったら、一回の手番で使える時間は例えば1分以内、とかになります。もし双方が秒読みになると、一気に対局の進行が速くなりますが、その状態でも案外長時間続いたりもします。
熱戦が終わった後の棋士の表情からは、この一局にかけた意気込みが確かに感じられ、感動します。一日予定が詰まってしまっている方も、是非夜になってからでもご覧になってみて下さい!
いかがでしたか?少し駆け足の説明になってしまいましたが、これまで将棋ファンでなかった方にも、少しは面白さが伝わるようでしたら、幸いです。では、今回はこれで失礼します!
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5969269
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。