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2008年03月16日
天才になりたい
買う予定はなかったのだが、「ブックオフ」でたまたま目に付いたので読んでみた。著者は、漫才コンビ『南海キャンディーズ』の山里亮太さん。2006年の作品。

天才になりたい (朝日新書)

吉本の研修生時代の話から、M-1グランプリ決勝進出前後までの自身の思いが、細かく書かれている。あまりの描写に、同業者に見せるのはマイナスなのではという心配までしたくなるが、彼のお笑いに対する真摯な思いがよく伝わってくる。こうなってくると、同じときに相方のしずちゃんは何を思っていたのかも興味をそそられる。

読んでいて、「である調」の文章に「ですます調」の文章が混じるのが少し気になった。このあたりは、編集者が手を入れるべきだったのではないかと感じたが、それ以上に引き込まれる作品だった。

Posted by coolmoon at 13:43 | 書評 | この記事のURL
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