2007年07月29日
カール・ゴッチ逝去
さっき、Yahoo!のトピックスで「カール・ゴッチさん死去」のニュースを見てびっくりした。100歳ぐらいまで長生きしそうな感じだったが、享年82歳。第一報では死因も不明とのことだった。
記事ではUWFのことを中心に書かれていたが、自分のゴッチさんに対するイメージとしては、やはり猪木さんの新日本プロレス旗揚げ当時の姿が思い起こされる。
当時よくタッグを組んでいたルー・テーズさんと比較すると、ゴッチさんは手加減は一切なしのスタイルで、たとえば手を攻めていたら、レフェリーから見えないところで指まで攻めていたらしい(2本以下の本数の指を攻めるのは反則)。
また、得意技のジャーマン・スープレックスについてもそうで、テーズさんの得意技であるバックドロップは、手加減が可能な技(たとえば新人に対してはダメージが強くない落とし方が可能)だが、ジャーマン・スープレックスは手加減しにくい技(そもそも、そんなことをする気はなかっただろうが…)である。
ゴッチさんに育ててもらった日本のプロレス界だが、最近は総合などに客をとられ、また団体数の割には見たいカードもなく、衰退ぎみという観が否めない。見た目の派手さやせこいアングルによる盛り上げ方ではなく、テクニックや肉体で客を沸かせ、プロレスラーのすごさをアピールする形で盛り上げていってほしいものである。