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2018年02月18日
すべてのものに共通するシンメトリーとアシンメトリー
皆さん、こんにちは。
そう（SOU）です。
今回はデザインを構成するもののひとつ、物体を形作る「バランス」について考えてみたいと思います。
バランスと言っても様々ですが、左右のバランスについてです。
これは「シンメトリー」と「アシンアメトリー」という言葉で言い換えることができます。
シンメトリーは左右対称、アシンメトリーは左右非対称という意味です。
次の写真を見てください。
左右にそびえ立つ向き合った柱は、シンメトリー（左右対称）です。
しかし、背景の木々や柱の影は木の大きさや形のバランス・地面に映った影の向きがそれぞれ異なりますから、アシンメトリー（左右非対称）です。
これらの違いを直感でどう感じますか？
一般的には、シンメトリーの方が美しいとされます。
何故ならシンメトリーということは左右のバランスが等間隔だったり同じ形状だったりして、比率が整っているからです。
私達人間は、直感的に比率が整っているものを美しいと感じます。
視点を形状に移してみましょう。
「幾何学模様(きかがくもよう)」という模様があります。
幾何学模様は、具体的に次の意味を持ちます。
【三角形、四角形、六角形などの多角形や円、楕円、直線などの単純な図形を部品として、それに平行移動、反転、回転、色の変化、拡大・縮小、分割などの操作を加えながら連続して組み合わせ配列を展開して作った模様。同じ操作を繰り返すことで無限の模様展開が可能である。】
例えばこのような模様です。
左右のバランス比率が整ったシンメトリーのように、幾何学模様は形状の比率が整っているので美しく感じるのです。
シンメトリーとアシンメトリーのバランスは、人間の顔にも当てはめることができます。
一般的に左右のバランスが対称である顔の方が整った顔であるために、美しい顔とされます。
一般的に言われる、イケメンや美人などと特別に魅力的な整い方でなくても構いません。
一般的な顔、それが男性であっても女性であっても若かろうが年配であろうが、この法則は当てはまります。
同じ人間の顔でも違います。
片側だけ眉毛がつり上がっていたり、目の大きさが左右で違う、口が曲がっている等左右アンバランスな顔の人がいます。
この同じ人物の顔を左右対称に矯正しただけで、美しくなったという実験があります。
CG等の技術を使って左右を比較してより整っている方の顔の半面をもう片方の顔を半面に反転させてひとつの顔にする。
そうしてできた画面上の顔を多数の人に見てもらったところ、ほとんどの人がCGで左右対称に処理したシンメトリーの顔の方が魅力的だと回答したというのです。
※顔の非対称は、「頬が片方だけ下がっている」等筋肉や骨のゆがみからきている場合もありますので、適切なマッサージを施したり骨のゆがみ矯正の場合にはカイロプラクティック等の専門機関で診てもらうなどの対処が必要な場合もあります。
面白い商品があります。
これは「リバーサルミラー」と呼ばれる鏡です。
この鏡は、自分の顔を映した際に顔の左右が反転して映ります。
その反転した顔というのは他人から見た自分の顔に近いと言われています。
私も実際にこの商品で自分の顔を映してみましたが、他人から見ると確かに自分がいつも鏡で見慣れている顔とは何か違う不思議な感覚になりました。
かすかな違和感は顔の左右で誰でもわずかにバランスが異なるので、それが入れ替わることでそのように感じるのだと思います。
ただし、すべてシンメトリーが美しく魅力的だと言っている訳ではありません。
アシンメトリー（左右非対称）であっても、いやむしろその方が前衛的でおしゃれだという場合もあります。
例えば、洋服でもあえて左右の長さが異なるトップスがあったりします。
うまく着こなせれば他人とは一味違う個性を出すことができるでしょう。
また、髪型でもそうですね。
顔の片側の前髪だけわざと長めに伸ばす髪型もあります。
ピアスでもそうですね。
かっこいい耳ピアスの開け方があります。
中サイズの石（宝石）を両耳の耳たぶに付けるのが一般的ですね。
シンメトリーです。
でもあえて片方の耳（できれば左耳）の真ん中部分に中サイズより少し小さめの石と更に上の部分にもう少し小さめの石のピアスを付けます。
つまり右耳に1個、左耳に3個となります。
これはアシンメトリーですが、単調なピアスの開け方（付け方）よりも個性が出てかっこよくなります。
自分でピアッサーでうまく開ける自信がない場合は、ボディーピアス屋さんで好きな箇所にピアスを付けるための穴を開けてくれるお店もありますから、そういうお店を利用すると良いでしょう。
ただし、私も含めてサラリーマンの方はピアスを付けられる環境にないかもしれません。
そういう場合は、お休みの日などプライベ−トの日にそういったファッションを楽しみましょう。
ピアス穴はそんなにすぐには塞がりませんから心配はありません。
更に狙ったアシンメトリーのおしゃれさについて別の視点から。
左右のバランスを決めるのは形状だけではありません。
「色」の左右差をあえて違くするファッションや髪型のデザインもあります。
「ツートンカラー」や「バイカラー」と呼ばれています。
ツートンカラーの髪型はかなり個性的ですが、アーティストなど目立つ職業の方はその方に似合っていればありだと思います。
ファッションの場合にも様々ありますが、例えばカラータイツのアシンメトリーなバイカラーデザインもあります。
私の好みですが、こういうタイツを穿いた女性はとても明るくてかわいらしいと思います。
興味があったら下にリンクを貼っておきますので、良かったら参考にしてみてください。
さてさていかがでしたでしょうか？
シンメトリーとアシンメトリーは、デザインを考える上で欠かせない分野のひとつです。
でも専門的なものだから自分の生活には関係がないというのではなくて、私たちの生活に密接に関わっているものなのです。
そういうことをほんの少し意識して生活してみると、物の見方に幅が出てきます。
そのような創造的な視野を持ちその視野を広げてゆける目を持てればだんだんと生き方もより楽しいものに変わってゆくことでしょう。
ではでは、今回はこの辺で。
またこちらでお会いしましょう。
そう（SOU）です。
今回はデザインを構成するもののひとつ、物体を形作る「バランス」について考えてみたいと思います。
バランスと言っても様々ですが、左右のバランスについてです。
これは「シンメトリー」と「アシンアメトリー」という言葉で言い換えることができます。
シンメトリーは左右対称、アシンメトリーは左右非対称という意味です。
次の写真を見てください。
左右にそびえ立つ向き合った柱は、シンメトリー（左右対称）です。
しかし、背景の木々や柱の影は木の大きさや形のバランス・地面に映った影の向きがそれぞれ異なりますから、アシンメトリー（左右非対称）です。
これらの違いを直感でどう感じますか？
一般的には、シンメトリーの方が美しいとされます。
何故ならシンメトリーということは左右のバランスが等間隔だったり同じ形状だったりして、比率が整っているからです。
私達人間は、直感的に比率が整っているものを美しいと感じます。
視点を形状に移してみましょう。
「幾何学模様(きかがくもよう)」という模様があります。
幾何学模様は、具体的に次の意味を持ちます。
【三角形、四角形、六角形などの多角形や円、楕円、直線などの単純な図形を部品として、それに平行移動、反転、回転、色の変化、拡大・縮小、分割などの操作を加えながら連続して組み合わせ配列を展開して作った模様。同じ操作を繰り返すことで無限の模様展開が可能である。】
例えばこのような模様です。
左右のバランス比率が整ったシンメトリーのように、幾何学模様は形状の比率が整っているので美しく感じるのです。
シンメトリーとアシンメトリーのバランスは、人間の顔にも当てはめることができます。
一般的に左右のバランスが対称である顔の方が整った顔であるために、美しい顔とされます。
一般的に言われる、イケメンや美人などと特別に魅力的な整い方でなくても構いません。
一般的な顔、それが男性であっても女性であっても若かろうが年配であろうが、この法則は当てはまります。
同じ人間の顔でも違います。
片側だけ眉毛がつり上がっていたり、目の大きさが左右で違う、口が曲がっている等左右アンバランスな顔の人がいます。
この同じ人物の顔を左右対称に矯正しただけで、美しくなったという実験があります。
CG等の技術を使って左右を比較してより整っている方の顔の半面をもう片方の顔を半面に反転させてひとつの顔にする。
そうしてできた画面上の顔を多数の人に見てもらったところ、ほとんどの人がCGで左右対称に処理したシンメトリーの顔の方が魅力的だと回答したというのです。
※顔の非対称は、「頬が片方だけ下がっている」等筋肉や骨のゆがみからきている場合もありますので、適切なマッサージを施したり骨のゆがみ矯正の場合にはカイロプラクティック等の専門機関で診てもらうなどの対処が必要な場合もあります。
面白い商品があります。
これは「リバーサルミラー」と呼ばれる鏡です。
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この鏡は、自分の顔を映した際に顔の左右が反転して映ります。
その反転した顔というのは他人から見た自分の顔に近いと言われています。
私も実際にこの商品で自分の顔を映してみましたが、他人から見ると確かに自分がいつも鏡で見慣れている顔とは何か違う不思議な感覚になりました。
かすかな違和感は顔の左右で誰でもわずかにバランスが異なるので、それが入れ替わることでそのように感じるのだと思います。
ただし、すべてシンメトリーが美しく魅力的だと言っている訳ではありません。
アシンメトリー（左右非対称）であっても、いやむしろその方が前衛的でおしゃれだという場合もあります。
例えば、洋服でもあえて左右の長さが異なるトップスがあったりします。
うまく着こなせれば他人とは一味違う個性を出すことができるでしょう。
また、髪型でもそうですね。
顔の片側の前髪だけわざと長めに伸ばす髪型もあります。
ピアスでもそうですね。
かっこいい耳ピアスの開け方があります。
中サイズの石（宝石）を両耳の耳たぶに付けるのが一般的ですね。
シンメトリーです。
でもあえて片方の耳（できれば左耳）の真ん中部分に中サイズより少し小さめの石と更に上の部分にもう少し小さめの石のピアスを付けます。
つまり右耳に1個、左耳に3個となります。
これはアシンメトリーですが、単調なピアスの開け方（付け方）よりも個性が出てかっこよくなります。
自分でピアッサーでうまく開ける自信がない場合は、ボディーピアス屋さんで好きな箇所にピアスを付けるための穴を開けてくれるお店もありますから、そういうお店を利用すると良いでしょう。
ただし、私も含めてサラリーマンの方はピアスを付けられる環境にないかもしれません。
そういう場合は、お休みの日などプライベ−トの日にそういったファッションを楽しみましょう。
ピアス穴はそんなにすぐには塞がりませんから心配はありません。
更に狙ったアシンメトリーのおしゃれさについて別の視点から。
左右のバランスを決めるのは形状だけではありません。
「色」の左右差をあえて違くするファッションや髪型のデザインもあります。
「ツートンカラー」や「バイカラー」と呼ばれています。
ツートンカラーの髪型はかなり個性的ですが、アーティストなど目立つ職業の方はその方に似合っていればありだと思います。
ファッションの場合にも様々ありますが、例えばカラータイツのアシンメトリーなバイカラーデザインもあります。
私の好みですが、こういうタイツを穿いた女性はとても明るくてかわいらしいと思います。
興味があったら下にリンクを貼っておきますので、良かったら参考にしてみてください。
さてさていかがでしたでしょうか？
シンメトリーとアシンメトリーは、デザインを考える上で欠かせない分野のひとつです。
でも専門的なものだから自分の生活には関係がないというのではなくて、私たちの生活に密接に関わっているものなのです。
そういうことをほんの少し意識して生活してみると、物の見方に幅が出てきます。
そのような創造的な視野を持ちその視野を広げてゆける目を持てればだんだんと生き方もより楽しいものに変わってゆくことでしょう。
ではでは、今回はこの辺で。
またこちらでお会いしましょう。
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