colorful pizza

ちゅ・・・くちゅ・・・

「んンッ…ミ…ナト…。」

「ハナ…」






ミナトの手がすっ…とハナの服の中に入ってきました。

「やっ…！」

「いや？」

「イヤじゃないけど…ダメ…」

「イヤじゃないの？」

「…うん。」

ハナが真っ赤になって答えます。

するとミナトは服の中から手を出して、ぎゅうっとハナを抱きしめました。





「…？ミナト？」

「お前ほんとかわいーね。」

「？」






「ゴメン、やりすぎた。でもハナがオレに触られんのイヤじゃないって聞けて、めっちゃうれし。」

「…うん。…イヤじゃなかった…」

「…お前そーゆーの、わざと言ってんの？やめて、うれしすぎてヤバイ。またキスしたくなる。」

「わざとじゃないけど…。ミナトほんとに好きなんだね、あたしのこと。」



ハナはなんだか他人事のように感心しました。




「だから言ってんじゃん、好きって。」

「ん。でもなんか信じられなかったから…。でもなんかあたしのことでかわいいミナト見て信じれたよ。」

「なんかムカつくな。」




ミナトはまたハナの耳元でささやきました。

「ねぇ、今度さ。ハナが酔ってなくて、そんで２人きりの時にさ。今日の続きしよーね♡」・・・ちゅ

「！！」

真っ赤になるハナ。

「お前の反応、いちいちかわいいね。今すぐ続きしたくなる。」

「だ！ダメだよ！」

「わかってるよ。もーすぐアンとユキナも帰ってくるし。オレ寝るわ。ハナは女子会楽しんで。」





ミナトはハナから離れてベッドに行きました。





「あっ、オレとちゅーしたって、言っていーからね♡」

「いっ、言わないよ！」

「言わないんだ？女子ってなんでも言うのかと思った。」

「…。言うかもしれないけど…。」

「どっちだよ。ま、オレはどっちでもいーけど。オヤスミ。」

「え、ほんとに寝るの？」

「ん？寝てほしくないの？」




ミナトと離れたことが少しさびしいハナ。





「…ハナ、ちょっとこっちおいで？」

ちょいちょい、とミナトが手招きします。

ハナがミナトに近づくと、腕をグイっとひっぱられ、また抱きしめられたハナ。




「お前、ほんとなんなの？それ狙ってやってんの？オレのことスキなの？」

「えっ、違う！ただちょっとさみしいなと思って…。」

「それそれ！それ、他の男にゆーのやめてね。ヨウヘイにも禁止。」

「あ…。」

「ん？」

「…ヨウヘイ君のこと忘れてた。」





それを聞いて、真っ赤になるミナト。

(んだよそれ。そのセリフ反則すぎ…やべぇ。)

「ちょっと、やっぱハナあっち行って。オレ寝るから。まじオヤスミ。」

「…はーい。」





頭からすっぽりと布団をかぶるミナト。

ミナトはずっとドキドキしていました。

(あいつ、オレのことでヨウヘイを忘れてた？てことはこのまま攻めればオレのこと好きになんのかな？そんな単純なの？あーーーー寝れねぇ。くっそ、なんで今日みんないんだよ。２人きりだったらよかったのに。)

もんもんとするミナト。




離れたところに座るハナも、同じくドキドキしていました。

(あたし、ヨウヘイ君のこと好きなのに、すっかり忘れてた…。ミナトのチューもイヤじゃなかった…。なんで？あたしの気持ちってそんな単純なの？ミナトのこと好きになるのかな…？あーもうわかんない！)





その時、アンとユキナがそーっと帰ってきました。

「…ただいまー…」

「なんで小声なの？笑」

「あっ！ハナ！起きてた？てかひとり？アレ？ミナトは？」

「ミナト寝たよ。遅かったね？」

「あっ…そーなんだ。イヤ、あたしらてっきりいちゃついてるかと思って…」

「ん。なんか、ちょっといちゃついたけど、ミナト寝ちゃったの。」

「！！いちゃついたんかーい！！」

アンとユキナはビックリ。




「とりあえず飲も！そんで話聞かせて！」

「うん、ちょっと話聞いて！もーあたし頭ン中ぐちゃぐちゃ！」




アンとユキナの買ってきたカクテルを飲みながら、にぎやかな女子会は朝まで続きました。









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