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2020年07月24日
元SWAT隊員に射撃訓練を受ける(4)スミスアンドウエッソン・シールド(9mm)編
グロック42をしばらく撃った後に渡されたのは9mmx19(9mmルガー)口径のスミスアンドウエッソン・シールドでした。9mmx19(9mmルガー)は、通常「ナインミリメーター」と言えば通じます。シールドは、Sig365が登場するまでCCW(Concealed Carry Weapons)市場で圧倒的な人気を誇り、私も購入を考えたことが何度かあって、一度は撃ってみたいと思っていた銃でした。人気の理由は性能が高いだけではなく、価格が例えばグロックより$100程度も安いためです。
まずシールドを手にして気づくのは、私が愛用している他のM&Pシリーズの銃と同じく非常に握りやすいということです。そして、他の代表的な9ミリ口径のコンシールドキャリー用より若干大きめで重めだと思いました。これを携帯するには、ポケットではなくIWB(Inside the Waistband)ホルスターと呼ばれるベルトの(実際はズボンの)内側に挟むホルスターを使うのが一般的なようです。
実際に撃った感じですが、このサイズの銃から9mmx19を撃てば当然それなりの手ごたえはありますが、Jフレームの軽量リボルバーから38スペシャルを撃つよりも楽です。これは非常にいい銃ですよ。よく当たりましたし。恐らく弾のせいで排莢不良(薬室内にケースが残ってしまう)が一度起こりました。その際、左手をスライドに被せるようにして掴み、排莢されるまで勢いよく操作することを教わりました。これも知識としては持っていましたが、実際に教えてもらうと全然違うものです。
スミスアンドウエッソン・シールドはとても気に入りましたが、今後購入を検討することは恐らくありません。前述のSig365はシールドよりかなり小型軽量で、しかも装弾数がなんと10発という驚きの銃です。(通常6発、シールドは7発。)更に後発のスプリングフィールド社製HellcatはSig365と同じサイズと重量ながら、装弾数は1発多い11発となっていますので、今後CCWを買うならこのどちらかにすることになるでしょう。または、スミスアンドウエッソン社が新製品を出してくれるのを待とうと思います。エックスドメイン