2016年07月04日
あの〜、その英語違いますよ。(APS編(とりあえず最終回))
(マルゼン社のキャッチコピーより)
More accuracy(名詞), more comfortable(形容詞) X
More accuracy(名詞), more comfort(名詞) ○
More accurate(形容詞), more comfortable(形容詞) ○
マルゼン社のホームベージのキャッチコピーに
"More accuracy(名詞), more comfortable(形容詞)"とあります。
http://www.maruzen-aps.com/product/aps-3_series.htm
これは、日本人がよくやる間違いの一つで、英語の文法上の規則にある"Parallel structure(並行構造?)"というのに違反しています。
英語では、例えば
名詞、名詞、名詞 (例、I like baseball, basketball and volleyball.)
または、
形容詞、形容詞、形容詞 (例、She is pretty, smart, and kind.)
もしくは、
動詞、動詞、動詞 (例、Let's eat, drink, and be merry!)
というように、単語を羅列する際は同じ品詞でなければいけないんです。ところがマルゼンのキャッチコピーは名詞と形容詞をごちゃ混ぜにしてしまっていて、言わんとすることは通じますが間違った英語です。でも、なんで日本人向けの日本の広告にメリケン語のキャッチが必要なんでしょう。日本に住んでいる日本人は、メリケン語なんてできなくてもいいので、しっかりと大和言葉で
「より正確に。そしてより快適に!」
とでも書いてある方がよっぽど格好いいと思うんですが。
このシリーズは限がないので、この辺で最終回にしたいと思います。
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そうなんです。最近のヨコモジは意味が分かりにくいのが多くて苦手なんです。「リストラ」という言葉を聞いた時は、動物の名前かと思いましたが、調べてみると「人員整理」等の意味で使われていました(笑)。昔は、「肩たたき」などという洒落た(?)言い方もあったんですが。
それではお言葉に甘えて、また時々このシリーズの記事を書くことにいたします。ちなみに最近のカタカナ語は意味不明のが多く、「アラフォー」は以前スタMasaさんに教えていただくまで何のことやらさっぱり見当すらつきませんでした。
そう思います。
ヨコモジで言うと、何となく格好よく聞こえる(?)からか、政治やビジネスでよく、変にヨコモジ使われて、
はて?どういう意味だ?と調べたら、普段日本語で言っている言葉を、ヨコモジに変えただけだったり…
(--;)
勿論、元々が外国語だったり、世間での認識率が高い言葉は、それで良いと思いますが。
日本語は日本語で、綺麗に使うとなると難しい事も多いですけど。
A( ̄▽ ̄;)
面白いシリーズなので、ぜひ続けてください。もちろんマコータさんの気が向いた時に書いていただく、不定期連載で結構です。にやにやしながら読んでいます。
実はもっとあるんですが、限がないし多分あまり面白くもないので、このシリーズの連載はとりあえず終了します。(笑)おっしゃる通り、「第三者の厳しい目で精査」してもらってから公の場に出すのがいいと思います。もしくは、日本人が日本人向けに出す広告は、しっかり日本語で書くのがよろしいかと思います。
いや〜間違いだらけですね。
(--;)
商品で使う文章・言葉ですから、詳しい第三者に確認してもらう等、正確を期すべきですし、間違った場合は、すみやかに訂正すべきかと。