2015年06月17日
レミントン社の現状と問題
アメリカが誇る、二百年の歴史(創業1816年)と伝統を持つレミントン社。その代表的なM700とM870は、日本にも大勢の愛用者がいらっしゃると思いますし、私もM700バーミントが大好きで一丁所持しています。今回は、恐らく日本ではあまり知られていないと思われる現在のレミントン社の残念な状況と問題について、ちょっと書いてみようと思います。
レミントン社が近年において経営危機に陥っていたのは、日本では知られていたのでしょうか。実は、2003-2005年にはついに利益をあげることさえできず、最終的に2億5千2百万ドル(260億円ぐらい?)もの多額の負債を抱えることになり、2007年にはついに Cerberus Capital Managementというエクイティー会社に買収されてしまいました。その後全米で銃規制の運動が高まったのを機に、2012年にこの会社は全ての投資を"Freedom Group"という別のエクイティー会社に売却しました。Freedom Groupは、現在までにレミントン社をはじめ、マーリン、DPMS、ブッシュマスター、PARA等々を次々に傘下に入れています。
さて問題は、このFreedom Groupに買収されてからのレミントン社製品の品質低下(というか品質管理の低下?)が著しいそうで、あちらこちらで愛好家達から不満の声が聞こえてきます。ショットガンにおいてはもうかなり前からモスバーグM500/590シリーズに人気機種の座を取って代わられ、ライフルにおいてはM700の売れ行きの低下が言われています。リコール問題が、それに更に拍車を掛けてしまったのは言うまでもありません。新型の携帯用9ミリオートのR51などは全くお話にならず、不名誉な「ガラクタ(Junk)」の称号を得てしまう始末です。古くからのレミントンファンの私としては非常に残念で仕方ありません。
これとは対照的に、日本製のボルトアクションライフル豊和1500は価格と品質の割合が良く、こちらでも人気が上昇しているようです。「日本製 = 高品質」の公式は、自動車やエレクトロニクスのみならず、銃器においても知られることとなっているようです。
最後にこちらで有名なNutnfancyというユーチューバーの、最新のレミントンM700のレビューのリンクを張っておきます。はっきり言って不良品で、「返品だ。」と、ややご機嫌斜めのようです。
https://www.youtube.com/watch?v=ywR5yQXHZ3I
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