合衆国精密射撃部

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さて、日本の皆さんは意外に思うかも知れませんが、アメリカといえども欲しい銃がいつでもすぐ手に入るわけではないんです。例えば私が所持しているベレッタ21Aは非常に人気のある銃で、どこにでも売っているような感じがしますが、これまで銃砲店で見かけたのは、新銃が三丁、中古が一丁、計四度だけです。S&WのM686の３インチモデルは、過去十年間で自分が購入したもの一丁だけ、ルガーのシングル・テン・リボルバーは、注文してから二ヶ月以上待ちました。つまり、欲しいと思った銃は見かけたときに買っておかないと、次にいつまたお目にかかれるか分からないということです。バマバが再選されたときからこの状況はいっそう顕著になりました。

弾薬の流通は、AWBの嵐が吹き荒れていた以前に比べると比較的簡単に入手できるようになりましたが、22LRだけはすっかり見当たらなくなってしまいました。多くの人たちが買い溜めをしているのが一因だといわれていますが。。。また、私は手詰めをしますが、雷管、火薬、弾頭などの必需品がようやく店頭に普通に出回るようになりました。ただし、どれも値上がりしてしまって、口径によっては（9x19mm等）手詰めしても経費はほとんで変わらないか、かえって高くつくことすらあります。ひえ〜。

私はただの外国人で参政権すらありませんから、他国の政治に口を出すつもりは毛頭ありません。ただ、私は犯罪者ではなく、麻薬中毒者でも精神異常者でもなく、ましてや殺人者などではありません。ただ誰にも迷惑を掛けず、趣味としての精密射撃競技をひっそりと楽しんでいただけですから、一部の狂人による凶行のために現在のような騒ぎになってしまったことを残念に思います。

安価で手軽な趣味としての装薬銃射撃は、ここアメリカにおいても難しくなりつつあります。