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2022年08月04日
レミントンM700スナイパーライフル化(8)
次は、スコープベース、スコープリング、そしてスコープの装着です。
・スコープベース:ウィーバータクティカル(Weaver Tactical)20MOAアルミ製,$30
・スコープリング:ウィーバータクティカル(Weaver Tactical)30Mediumアルミ製,$21
・スコープ:ブッシュネル・ナイトロ(Bushnell Nitro)3-12x44mm, Side Focus, First Focal 1/10Mil Dot Reticle,$249
スコープベース、リング共アマゾンで購入しました。ウィーバー社の製品は安くて高品質、しかもアメリカ製なので射手の間で定評があります。アルミ製にしたのは、なるべく銃の総重量を増やさないためです。強度的にも全く問題ありません。
ウィーバー社同様安価で高品質な製品の製造で知られるブッシュネル社製のスコープは、2020年にMidway USAで購入した物で、元値が$500の物を半額の$249+税金で入手しました。私のようなその辺の射手には何千ドルもする高級品は必要ないので、これで十分です。もっと高級なスコープを試してみたこともあるのですが、私の目では違いがほとんど分かりませんでした。
タナカワークス レミントン M700 ポリス エアーコッキング 式 ライフル 本体 /エアガン タナカ tanaka ボルトアクション スナイパー Sniper Remington サバゲー 銃 価格:42,290円 |
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2022年08月03日
レミントンM700スナイパーライフル化(7)
マグプル社のマガジン・ウエルと10連Pマグをインストールしたのを下から写したものです。ねじの締め付けトルクは、メーカー指定が55-60インチポンドになっていますので、トルクレンチを指定値にセットしてねじを取り付けました。ライフルのカスタム化をする際には(ストックの換装、スコープ、リング、マウントの装着)、トルクレンチは必需品です。
マグプルストックのおかげで、格段に構えやすくなりました。銃を購入した時のオリジナルのハンティングタイプのストック(所属クラブに寄付しました)では、PSKどの姿勢でも構えにくく、かなり無理をしてもまともにヒップレストの姿勢を取れなかったのですが、このストックだと、特に10連マガジンをパームレストに使うと無理なく立射の姿勢が作れます。また、ストックの剛性が高く(オリジナルに比べて)、バレルもフリーフローティングなので、かなりの精度の向上が期待できます。
Xserverドメイン
マグプルストックのおかげで、格段に構えやすくなりました。銃を購入した時のオリジナルのハンティングタイプのストック(所属クラブに寄付しました)では、PSKどの姿勢でも構えにくく、かなり無理をしてもまともにヒップレストの姿勢を取れなかったのですが、このストックだと、特に10連マガジンをパームレストに使うと無理なく立射の姿勢が作れます。また、ストックの剛性が高く(オリジナルに比べて)、バレルもフリーフローティングなので、かなりの精度の向上が期待できます。
Xserverドメイン
2022年08月02日
レミントンM700スナイパーライフル化(6)
マグプル社の新しいストックにバレルドアクションを載せ替える際に、トリガーガード−付近の部品(Bottom metalと言います)を取り外さなければいけません。そこで、どうせ外すならついでに脱着式マガジン給弾方式に交換して装弾数を増やそうと思っていました。スナイパー競技者は言うまでもなく、たいていのタクティカル系射手は脱着式マガジン式に換装します。もっとも、最近のタクティカル系ボルトガンは、始めからこの給弾方式になっていますが。
マグプル社のストックなら、この辺りは簡単に、しかも安価にできます。写真は同社のレミントン700ショートアクション用"Bolt Action Magazine Well"という製品で、業界基準となっているAICS(The Accuracy International Chassis Magazine)スタイルのものです。五連Pマグ付きで53ドル(当時)で安売りしていたのを入手しました。10連Pマグは別売りで34ドル(これも特価)でした。
レミントンM700スナイパーライフル化(5)
銃に付いてきたオリジナルのストックは、如何にも安っぽいペラペラのプラスチック製で、フリーフローティングにもなっていないので、当然交換しました。値段が値段だし、どうせ購入者の圧倒的大多数が自分の好みのストックに換装するでしょうから、メーカーもそれを承知で安価なものを付けたのでしょう。
私が購入したのは、Magpul社の"Hunter 700"というストックで、これにバレルドアクションを載せます。このストックは最近はやりのモジュラーシステム、つまり拡張性があるストックで、バットプレートにスペーサーを入れたりチークピースを交換したり、またマガジン給弾式に変更したりするのが簡単にできます。今最も人気があるM-Lokというシステムを使い、スリングやバイポッド等のアクセサリーも簡単に装着できます。そして、安価な値段にも拘らず、アルミのべディングブロックが入りフリーフローティングになっています。
以前にも紹介しましたが、マグプル社のプロモビデオを貼っておきます。因みに、雪深い冬山でハイパワーライフルを使って狩猟を行う時、サウンドサプレッサーは使うべきでしょう。雪崩防止になりますから。
タナカワークス レミントン M700 ポリス エアーコッキング 式 ライフル 本体 /エアガン タナカ tanaka ボルトアクション スナイパー Sniper Remington サバゲー 銃 価格:42,290円 |
レミントンM700スナイパーライフル化(4)
これが、購入時に付いていたオリジナルのトリガーで、レミントン社が倒産前に鳴り物入りで発表した"X-Mark Pro"という代物です。実は、これが原因(ずっとそれ以前から問題があったのですが)で24件以上の死亡事故、何百もの負傷事故が起きており、七百五十万丁にも上る大規模なリコール問題に発展しています。いかにも安っぽいシートメタルでできており、またこれが汚いんです!CNCマシーン加工の綺麗なTimneyとユニットとは雲泥の差です。取り外し後、もちろんごみ箱に放り込みました。
実は、1989年には既にレミントン社の技術者たちが同社の弁護士に会って、それまでの引き金のメカニズムをオーバーホールするべきだと進言しています。トリガーコネクターという部品の作動が不安定で、異物が溜まったり振動が加わったりした際に暴発の危険性があったためです。しかし、レミントン社はその進言を無視します。その後17年の間に何千と言うクレーム(英語ではcomplaintsと言います)、百以上もの訴訟を経てようやく同社は重い腰を上げて、新しいファイアーコントロールのメカを採用することになりますが、同社の信用が地に落ちて、もう恐らく二度と回復できないであろうということは想像に難くないでしょう。
アメリカ大手のCNBCドキュメンタリー特番を組んでいますので、興味のある方はご覧ください。
2022年08月01日
レミントンM700スナイパーライフル化(3)
まず最初にTimneyのトリガーを装着しました。ピンパンチセット、ハンマーセット、ベンチブロック等があれば、誰にでも比較的簡単にできるはずです。
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1.最初に、慎重に二本のピンをパンチで外し、古いトリガーユニットを取り出す。この際ピンは左右逆方向に打ち出すので注意。また、後ろのピン(バットプレート側のピン)は、全部抜かないで、トリガーユニットが取り外せるところまでで止める。(全部抜いてしまうとボルトストップとスプリングが取れてしまい、元に戻すのが面倒。)
2.その際、シアーとシアースプリングが転がり落ちてくるが、Timenyのトリガーユニットはシアー等必要部品は全て内蔵されているので、レミントンの古いやつは必要ないので捨てる。
3.慎重に穴を合わせながらTimenyのトリガーユニットを装着し、パンチを打ち込んでとめる。
4.装着後、ボルト、セイフティー、トリガー等の作動を何度も確認し、万が一にも(某社製品のトリガーのように)暴発が起こらないようにする。
5.空撃ちを繰り返して作動確認を行い、問題なければ実射テストをして完成。
続く。。。
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レミントンM700スナイパーライフル化(2)
私が一番好きなタイプの銃は、実は日本でも所持できるボルトアクションライフルだと言うと、驚かれる方もいらっしゃるかと思います。特にレミントン・モデル700は、いつかは一つどうしても欲しかった銃なので、2013年の10月に大手のスポーツ用品店で大安売りしていた際に550ドルほどで購入しました。その時は、実は恥ずかしながら2006年にレミントン社が経営破綻し(一度目)、その翌年に投資会社に買収されていることを知らず、またそれ以降の同社製品の品質が著しく低下していることを認識することなく、安さにつられて買ってしまったわけです。その後品質は更に悪化し、値段もそれにつれて激安となり、叩き売りの状態になりました。
因みに、同社から鳴り物入りで登場したR51というコンシールド・キャリー用のピストルは、ありとあらゆる不具合だけではなく発射の際危険を感じるようなひどい代物で、なんと製造中止のみならず、既に市場に出回っていたものも回収されるという前代未聞の失敗となりました。RP9というフルサイズのオートも続いて発売されましたが、ほとんど誰も買う人がいないまま消えていきました。長物も、定評があった870ショットガンですら粗悪な材質の部品を使っているのではないかとの噂があり、信頼性、耐久性とも歴史に残る昔の名銃の面影はないと言われています。M700のリコール問題については皆様のご存知の通りです。
そうは言っても、せっかく好きで購入した大切な愛銃なので、いつかは自分の手でしっかりとアップグレードしてみようということになりました。まさか、9年も放置することになろうとは思っていませんでしたが。
アップグレードの内容は、
1.トリガーユニットをTimney社の物に交換。
2.ストックをMagpul社の”Hunter”モジュラー式に交換。
3.タクティカルライフル風にマガジン給弾式に替える。
どれも簡単に比較的安価にできるはずです。
続く。。。
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因みに、同社から鳴り物入りで登場したR51というコンシールド・キャリー用のピストルは、ありとあらゆる不具合だけではなく発射の際危険を感じるようなひどい代物で、なんと製造中止のみならず、既に市場に出回っていたものも回収されるという前代未聞の失敗となりました。RP9というフルサイズのオートも続いて発売されましたが、ほとんど誰も買う人がいないまま消えていきました。長物も、定評があった870ショットガンですら粗悪な材質の部品を使っているのではないかとの噂があり、信頼性、耐久性とも歴史に残る昔の名銃の面影はないと言われています。M700のリコール問題については皆様のご存知の通りです。
そうは言っても、せっかく好きで購入した大切な愛銃なので、いつかは自分の手でしっかりとアップグレードしてみようということになりました。まさか、9年も放置することになろうとは思っていませんでしたが。
アップグレードの内容は、
1.トリガーユニットをTimney社の物に交換。
2.ストックをMagpul社の”Hunter”モジュラー式に交換。
3.タクティカルライフル風にマガジン給弾式に替える。
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2021年08月08日
市場に戻りつつある銃・弾薬
本日土曜日、いつも行くアウトドア用品店のカベラズ(Cabela's)で、あるハンドガンと弾を購入してきました。銃を購入するのは実に三年ぶりで、コロナ渦になってはから初めてです。2020年に入りコロナが猛威を振るい始めるのと時を同じくして、一部で人種差別にかこつけた暴動が起こるようになったのは日本の皆さんもご存じだと思います。その後の政治的混乱も相まって、今までは銃を購入しようと考えたこともない人たちが、大挙して護身用の銃や弾の購入に走ることになりました。結果として、全米の銃砲店、アウトドア用品店の店頭からほとんど全ての銃・弾薬が消滅しました。その間とにかく何も入手することができなかったので、ほぼ空撃ち練習のみに限定して細々と趣味である射撃を楽しんでいました。
私が本日カベラズの店頭で見た限りでは、銃の在庫はコロナ渦の前の状態にはまだまだ戻っていませんが、ライフル、ハンドガン共にある程度は並んでいました。弾薬も、ライフル用の弾や散弾ならほとんど何でも揃っていました。価格も少し前までは驚愕の高値がついていたのが、現在では落ち着いてきつつあるようです。正し、ハンドガン用の弾、リロード用に必要不可欠な雷管や無煙火薬は一切ありませんでした。日本での状況はどうなんでしょうね。
今日購入した銃については、また後ほど書きたいと思います。
2021年04月30日
元SWAT隊員に射撃訓練を受ける(7)レミントン1911 R1 編
言わずと知れた1911ピストルです。日本では「ガバメント」と呼ばれているようですが、こちらでは誰もそう言う人はいなくて、"Nineteen Eleven"と呼びます。1911タイプのピストルは、アメリカのみならず世界中で生産されていて、例えばブラジル(トーラス)、トルコ(Tisas)、イタリア(Tanfoglio)、ドイツ(Sig)、フィリピン(RIA)等々、枚挙にいとまがありません。今回私が撃ったのは、レミントン社製のR1というモデルです。
近年のレミントン社製品と言えば、悲しくなるほど品質が低下していているのはご存じのことだと思います。特にピストルの新製品はひどく、全てが不良品のレッテルを張られてしまいました。例外として、2010年に生産が開始されたR1です。今回撃ったのは僅かマガジン2本分ですが、全ての作動は滑らかで問題ありませんでした。やっぱり1911はいいですね。
2021年02月24日
久しぶりに弾購入
昨日、2019年以来初めて弾を購入しました。銃砲店(アウトドア・スポーツ用品店ですが)に行ったのもコロナ蔓延以来初めてで、本当に久しぶりの感がありました。
行ったのは、Dunham's Sports という店で、行きつけにしていた Cabela's よりもかなり近くにあるのを最近発見した次第です。値段もかなり安めですし。
https://www.dunhamssports.com/
昼の2時前に到着すると、案の定弾の棚はほとんど空っぽで、ハンドガン用は全くなく、ライフル用は非常に高価なマッチ用の223や308が一発$2から$2.5という高額で、少数売れ残っていたでけでした。銃の方はいくつか売り物が出ていましたが、高価な1911や安物のCCW用が売れ残っているだけのようでした。
陳列されている銃をしばらく見ていると、お客さんが突然カウンターの前に並び始めたので、何が始まるのかと思っていたら、従業員の方々がカート二台に入れた弾を押してきました。このお客さん達は、どうやら何曜日に納品トラックが来て、何時ごろに弾が売りにだされるのかという情報を知っていたようです。(この店の場合、火曜日の2時頃のよう。)私もついでにAR15用の556ミリ弾(Five-five-sixと通常発音する)の150発入りを一箱$120で購入しました。レジで、「これだけでいいですか。一人三箱まで購入できますよ。」と言われましたが、「買占めしないで、後に来る方々のために残しておきたい。」と答えておきました。因みに私の前のカップルの若いお客さんは、二人で六箱、$720も使っていました。
私は、センターファイアーの弾は、ハンドガン、ライフル共にハンドロードするので、工場製装弾を撃つことはほとんどなく、最後にファクトリーアモを撃ったのがいつだったかすら覚えていません。しかし、現在は手詰め用のプライマー、パウダー共に全く入手不可能なので、買い置きを消費するのは止めているという状況です。この状態が改善するまでに二年は掛かるだろうと言われていますから、これからも時々ファクトリーアモをチビチビ購入しておこうと考えています。