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2018年06月21日
サラブレッドの故障の根本原因
サラブレッドを語るには、まず動物とは何なのかを知らないと
とんでもない間違いや世間の常識で騙されてしまいます。
自然淘汰というシステムが動物界の最大の掟です。
動物は種族の生きて行ける食物を確保し、天敵から絶滅しない程度に逃れ
環境に適応しなければ絶滅します。それが自然淘汰です。
日本ではトキという鳥が有名な絶滅種ですね。
体が大きなトキは、大量の食糧を確保しなければならないのに、
農協が奨めた減反や、近代化の波から来る自然の減少によって、
食糧が確保できなくなってしまったから絶滅したのでした。
こういうパターンは解り易い絶滅なのですが、特異な絶滅のパターンもあります。
アイルランドヘラジカという鹿は、牡鹿の角が立派だと雌に認めて貰えるので
子孫を残しやすいという習性がありました。
すると遺伝子が残せるのは角が立派な牡になるので、どんどん立派な角が遺伝の最適化によって
代を経て更に立派になってしまい、、、、角が支えきれないほどになってしまい
天敵や角が重すぎて生存に不具合が出て来て絶滅したと言われています。
孔雀が日本人には想像が付きやすい例かもしれません。絶滅種ではありませんが。
孔雀も雄が美しい羽を雌に見せつける事で求愛に成功する動物です。
鳥には他にも多くの美しさを競う雄の動物がいます。
ある鳥はトサカの派手さ大きさで雌に求愛が成功するので、
その結果、大きくなり過ぎたトサカで動きが悪くなり絶滅したものもあります。
他にも、マンモスの牙、恐竜の巨大化。
それらは余りにも大きくなり過ぎたのが原因で絶滅や減少したというのが定説です。
過ぎたるは及ばざるがごとし。
余りにも1つの特徴を良くすると、最後にはそれが裏目にでて破滅が待っているというのが動物です。
勿論、人間も同じで、人間は頭脳が発達しすぎたせいで悩みから自殺する人がいたりしますよね。
他の動物でも自殺があるのかは知りませんが、少なくとも滅多にない事でしょう。
さて、サラブレッドはどうでしょうか?
現代のサラブレッドは、自然の野生動物でなく家畜というカテゴリになるのでしょう。
しかし、食用と違って競走馬なので、人間によってレースに勝てる馬だけを選抜淘汰してきた
ここ200〜300年間の進化でした。
結果として走破レコードタイムは徐々に速くなりました。
ここで先の1つの特徴を良くし続けた進化で逆に滅びた事例を思い出してください。
元々サラブレッドの祖先であるアラブ種は、天敵から身を守る為に脚が速くなる進化を続けて来ていましたが
それは自然界の砂漠や草原を長い距離速く走っても壊れずに逃げるだけの実力を確保しつつの進化でした。
しかし、人間の家畜としてレースを使われるようになってからは、路面も距離もかなり限定的な条件下で
単純にレースで勝つという事のみで良いという淘汰のされ方になったのです。
例えば、ダンチヒという馬の生涯は脚の怪我で3戦のみです。
重賞にすら出走していません。
しかし、血統の良さとレースで底を見せないスピードを発揮していたので種牡馬入りし大成功しました。
(ミスタープロスペクターも同じ感じです)
ダンチヒは、明らかにそのスピードに脚への負担が大きく壊れてしまうという馬でした。
よってその血が濃い馬も、そうなる事が多いです。(グラスワンダーなど)
もうサラブレッドの脚の進化は、健康を保てるレベルを超えてしまっているのです。
だから綺麗に整備されたコースや5km以内程度の距離を走っただけでも壊れるのです。
これが野生のアラブ種でしたら、世界中のコースで10km走らせても壊れるなんてありえません。
そこを理解していないからJRAは未だにコース形態がどうとか路面状態がどうとか、砂圧や芝の草丈がどうとか
路面の硬度がどうとか言っているのです。
どんなに路面が悪く荒れていても野生のアラブ種にとっては自然界の地面よりも
走り易く整備されているので平気なのです。
問題の本質は、サラブレッドが速くなり過ぎて脚が持たない歪な進化を遂げた種だという事です。
今年のダービー出走馬も数頭が無事ではなかったと聞きます。
去年も、一昨年も、その前の年もそうでした。
当然です。その年の最も速い馬達のレースですから。
普通はサラブレッドも他の動物でも、しっかりと稽古が出来ていれば
本番でも故障しにくいものです。
しかし、最高の仕上げで挑むダービーでもサラブレッドは故障します。
たったの2400mしか走らないのに。
2足歩行の人間でもそのくらいは平気ですからね。
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性淘汰による定向進化が種を絶滅に導く一つの要因になっていのでは?
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=127320
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2018年05月15日
2018年05月09日
無題
注目は
オークスは良馬場なら上り3Fタイムが速い馬。
ダービーは今の東京芝の傾向からレース間隔が開いた馬。
2018年04月10日
無題
桜花賞は1〜3着が新興種牡馬でした。
新しい勢力がG1で活躍しだすと血統傾向全体に変化が起こるので注目だと思います。
皐月賞・オークス・ダービーでも変わってくるのかも刮目ですね。
あとは今週は障害で大活躍しているオジュウチョウサンがJG1に出走。
そろそろ連勝ストップしそうだと思いますが出走メンバーがたいしたこと無さそうに思えます。
そうなるとアップトゥデイトに期待するしかないのだろうか?
新しい勢力がG1で活躍しだすと血統傾向全体に変化が起こるので注目だと思います。
皐月賞・オークス・ダービーでも変わってくるのかも刮目ですね。
あとは今週は障害で大活躍しているオジュウチョウサンがJG1に出走。
そろそろ連勝ストップしそうだと思いますが出走メンバーがたいしたこと無さそうに思えます。
そうなるとアップトゥデイトに期待するしかないのだろうか?
2018年03月11日
フィリーズレビュー 最終予想
フィリーズレビューはアンコールプリュで勝負しようと思います。
フィリーズレビュー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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各項目は5回に分けてこのブログに書いてきた分析の評価を記号にしたものです。
◎〇▲△×の5段階評価で━は無関係項目です。序列は◎が良くて×が悪いです。
各項目は名前を省略してあります。
枠順は当該コースでの馬番の評価。 ローテは休み明けなどの特殊ローテの評価。
コースは当該コースでの種牡馬の評価。 前コースは前走コースの評価。 体重は当該コースでの馬体重の評価。
馬場は当日の馬場傾向評価。 増減は馬体重増減の評価。
仮採点は◎+20 〇+10 ▲±0 △-10 ×-20 としてそこに平均点100点を加えた仮の採点。
※新種牡は新種牡馬なので評価不能
2018年03月10日
中山牝馬S 予想
中山牝馬Sはワンブレスアウェイから勝負してみます。
中山牝馬S | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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各項目は5回に分けてこのブログに書いてきた分析の評価を記号にしたものです。
◎〇▲△×の5段階評価で━は無関係項目です。序列は◎が良くて×が悪いです。
各項目は名前を省略してあります。
枠順は当該コースでの馬番の評価。 ローテは休み明けなどの特殊ローテの評価。
コースは当該コースでの種牡馬の評価。 前コースは前走コースの評価。 体重は当該コースでの馬体重の評価。
馬場は当日の馬場傾向評価。 増減は馬体重増減の評価。
仮採点は◎+20 〇+10 ▲±0 △-10 ×-20 としてそこに平均点100点を加えた仮の採点。
※新種牡は新種牡馬なので評価不能
フィリーズレビュー 予想
とりあえずのフィリーズレビューのデータ評価表を書いておきます。
フィリーズレビューの馬体重発表後になるべく早く下の表の未判定部分は更新します。
でも既に当日の馬場傾向や馬体重発表&増減を見なくとも数頭に絞られている感じですね。
後はその数頭の中でどれが当日に良いのか悪いのかの取捨になりそうです。
フィリーズレビュー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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各項目は5回に分けてこのブログに書いてきた分析の評価を記号にしたものです。
◎〇▲△×の5段階評価で━は無関係項目です。序列は◎が良くて×が悪いです。
各項目は名前を省略してあります。
枠順は当該コースでの馬番の評価。 ローテは休み明けなどの特殊ローテの評価。
コースは当該コースでの種牡馬の評価。 前コースは前走コースの評価。 体重は当該コースでの馬体重の評価。
馬場は当日の馬場傾向評価。 増減は馬体重増減の評価。
仮採点は◎+20 〇+10 ▲±0 △-10 ×-20 としてそこに平均点100点を加えた仮の採点。
※新種牡は新種牡馬なので評価不能
ノヴェリスト産駒 休み明け
フィリーズレビューに出走予定のノヴェリスト産駒ナディアが休み明けローテなので
その評価をしようと思います。
ノヴェリストは現3歳世代が初年度産駒なので、まだ休み明けをデータから探れる段階ではありません。
そこでノヴェリストという種牡馬を産駒データからではなく血統評価で判断して
休み明けの評価も決めたいと思います。
最初は簡単なプロフィールから。
ノヴェリスト 2009年生まれ アイルランド産 ドイツの競走馬
父:モンズーン 母:Night Lagoon 母父:Lagunas
主な勝ち鞍
キングジョージ(英) サンクルー大賞典(仏) バーデン大賞(独) ジョッキークラブ大賞(伊)
ノヴェリストは勝ったレースや父モンズーンからスタミナと底力が高い産駒を産むと分かります。
時計の掛かる馬場の長距離が日本では向きます。
問題は終いのキレる脚が無い事でしょうから配合相手で補うか決め手勝負にならない展開が
嵌るパターンとなりそう。
そういう馬だから休み明けはあまり向かないでしょうね。
多少使い込んで厳しい展開の道悪で良さが出るタイプ。
ダート長距離はそういう理由で向くかも知れません。
配合相手からダート適性を得ないとそうはならないでしょうけど。
フィリーズレビューで来るとしたら全馬が厳しいペースに急坂で脚が止まる展開でしょうけど
ナディアは400キロそこそこの馬体重ですから根性はありそうですけど体力が持たない可能性が高いです。
おまけの配合解説
ノヴェリストは馬主さんが母母母Narolaを購入して代々の配合を工夫されて来た馬なんだそうです。
そこでどんな工夫がされてるかを血統表でみましたら、最初は母母父Night Shift × Narola では
アウトブリード(近親交配をなるべく避ける配合手法)することで丈夫さを狙っています。
母父Lagunas × 母母Nenuphar の段階ではドイツ最良の父と配合する単純なもの。
更に父モンズーンもドイツ史上最高かも知れないほどの種牡馬ですから同じく最良配合。
ノヴェリストが持つクロスではLiterat4×4が目につきます。Literatはドイツのクラシック血統です。
タグ:ノヴェリスト
2018年03月09日
ダイワメジャー産駒 休み明け データ
フィリーズレビューに出走予定の休み明けローテのダイワメジャー産駒
アマルフィコースト コーディエライト この2頭を考えてみようと思います。
ダイワメジャー産駒 | ||||||||||||||||||||||||||
牡馬セン馬 | 重賞 牡馬セン馬 | |||||||||||||||||||||||||
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牝馬 | 重賞 牝馬 | |||||||||||||||||||||||||
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全体データでは休み明けよりも通常のレース間隔の方が成績が良いですが
重賞データでは逆に休み明けの方が良い傾向になっています。(クロフネ産駒の時にも同じ傾向でしたね)
理由はダイワメジャー産駒にとって重賞レベルでは使い詰めるよりも
疲れの少ない休み明けが向いているからと考えます。
先に牡馬にも少し触れますと
牡馬は明らかに長期休養明けが苦手ですが重賞になると果たしてどうなるのかは謎ですね。
私は「全体と同じく凄く苦手だろう」と推測しますが今後十分なデータが揃うなら答え合わせしたいです。
フィリーズレビューは牝馬の重賞なので右下のデータを見ます。
「重賞 牝馬」データでは連対率は休み明けの方が良いですが勝率は悪いです。
勝ち馬ではソルヴェイグがいますがその馬は間隔がギリギリの10週で斤量50キロとハンデがあり
既にGU(これが偶然にもフィリーズレビュー)勝ち実績がある馬がGVへ挑んで勝ったものでした。
好走確率が高い連対からはゴールデンナンバーが京都牝馬Sにて大穴で2着に走っていました。
この馬は特殊でレース間隔19週ですがその前走は除外なので実質的には30週の間隔です。
つまり半年休養明けに近い馬だった訳です。
アマルフィコースト コーディエライト はレース間隔が13週ですから
休み明けであり半年ほどには開いていない一番不味いパターンに該当しますね。
休み明けローテとしては評価割引が妥当と考えます。
タグ:ダイワメジャー
クロフネ産駒 芝・ダート データ
フィリーズレビューに出走するクロフネ産駒メイショウコゴミが
前走ダートからの出走なのでデータを調べました。
データがシンプルだったので、ついでに芝・ダート・馬場状態データも載せました。
クロフネ産駒 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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まず気付いたのがクロフネ産駒はダートも芝も道悪も同じ程度の好走確率で走っている事です。
普通は良馬場か道悪どちらか一方が得意だったり、芝かダートどちらかに得意なコース適性が片寄るモノですが、
クロフネが現役時代にも芝・ダートのGTを勝っているように万遍なく適性があるのでしょう。
(クロフネは重馬場のダービーでは負けてますけどね)
しかし、今回の本題である「ダート→芝」では唯一違いますね。ここだけ率を大きく落としています。
後付けで理由を考えると、クロフネ産駒の場合は厩舎関係者などからも芝・ダート両用だと考えられていて
ダートで成績を残している馬を次は芝でも使ってみようと挑戦してくるパターンが多く
でもそういう馬はダートを走り馴れてしまって芝ではイマイチになるからだろうと考えました。
もし現役時代のクロフネ自身もダート転向後に再び芝挑戦していたら、
もしかしたら産駒と同様にイマイチだったのかも知れないですね。
タグ:クロフネ