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2016年09月30日

城と天守閣

本来、城というのは敵に攻め込まれたときの防衛拠点として構築された構造物のことをいいます。
「城」というと、天守閣のことを「城」と思われているのが一般的ですが、天守閣はお城の一部です。
天守閣は権威の象徴として近世城郭の特徴ですが、
お城としては天守閣に至るまでの城の構造(しかけ)こそが、大事なんですよね。
そのベースが中世山城にはあるのです。
もちろん、天守閣にもいろんな仕掛けがありますが・・・。
天守閣のある城だけが城だと考えるのはもったいない。
というか、断然天守閣のない山城の方が数的にも多いのです。

「土の城は安土城のような石の城の高い落差でたたみかける威圧感こそないが、
こまやかな工夫で石の城を凌駕する」 村田修三氏・中世城郭研究論集

城という字は「土で成る」と書きます。
土の城にはまさに「細やかな工夫」を攻め手の視点で見ていくことに、楽しみがあります。
空堀は単なる土を掘り土塁を積んだものとしか見えない人もいるが、この空堀の中に侵入した敵は
どうなるのか・・・?という視点で見たり、築城者の視点で見ていくと、
単に土を掘った構造物やU字型の道には見えないとおもうんだけどなぁ。
もちろん、史学や考古学を少しでもかじった人ならわからない人はいないと思いますが。

本物の山城に足を運び遺構を見て、感じる防御施設のダイナミックさは現実に自分の目で見ないと
写真では全然伝わらないだろうなぁ。
伝わるような写真を撮ってみたいけど・・・。

高知県内には多くの中世山城が残っています。
開発によって破壊されたり、消失してしまったものもありますが、
現在においても地域の人が守り整備されている山城もたくさんあります。
先に紹介した「久礼田城跡」や先日登った「吉良城跡」などは、その典型です。



posted by chotarogai at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 山城

2016年09月29日

朝倉城跡A

前回の巨大竪堀は東下方に落ちて行っている竪堀です。
そこから、東上方向に登っていくと帯曲輪が現れ、その上は詰ノ段となります。
朝倉城跡には異包まれたのかはわかりませんが、下の写真にみられるような石積みがたくさん見られます。
R0010718.JPG

詰ノ段にある朝倉城跡の碑(高知県史跡)
R0010720.JPG

これは詰ノ段の食い違い状になっている「虎口」と思われる部分です。
写真の真ん中には穴のような遺構がみられます。
R0010722.JPG

詰ノ段に残る土塁遺構(写真右下が虎口)
R0010724.JPG

詰ノ段の南側には石積みがなされた土橋状の土塁が二ノ段の土塁につながっています。
R0010729.JPG
この写真の土橋左側竹林が二ノ段となってますが、少し竹を間引いてやらないと遺構が竹に阻まれて見えません。
県の史跡かつ中世山城の遺構としては、高知県随一といわれる文化財なので遺構を壊さないようにもう少し整備をしてほしいと思います。
観光を目玉としているのに、こんな山城を観光の武器にしないのはもったいない。
全国的にも山城ファンは、非常に多いのに・・・。
また、高知県は開発が遅かったこともあり、良好な中世の山城遺構が他にもたくさん残っています。
R0010727.JPG

詰ノ段の西側は「詰ノ段」と「詰西ノ段」を断ち切る巨大な堀切となっています。
その堀切を南側に下っていくと東西に伸びる空堀遺構が現れます。
R0010733.JPGR0010741.JPG

これを、たどっていくと堀底道となっている竪堀が南に伸びています。
R0010739.JPG

竪堀の西側も空堀が続いており、南側(右が南)には高い土塁を備えています。
しかも、この空堀はよく見ると「障子堀」にみえます。よね・・・。
R0010735.JPG

西に伸びる空堀は戦時中、陸軍が作ったとされる溜池に至ります(東から西)。
R0010734.JPG
西から東に向かって空堀を撮影。
R0010780.JPG
まだまだ紹介しきれない朝倉城跡、今回はこの辺で・・・。





posted by chotarogai at 22:21| Comment(1) | TrackBack(0) | 山城

2016年09月23日

朝倉城跡@

高知県の中世山城の中でも随一と言われている「朝倉城跡」
R0010721.JPG
知人からの勧めもあり、登ってきました。
北の登山口からアタックしました。
ここから登る人は少ないらしく、ブッシュに悩まされながら登城…。

まず、目に入ったのが巨大な土塁とともに巨大な空堀、山城ファンをうならせる遺構。
思わず、「すげー」と声が出る。
R0010705.JPG
空堀(横堀)の中を歩きたいという衝動に駆られたが、いかんいかん、この先には
ワシを魅了する巨大竪堀が待っている…。先を急がねば…。
縄張り図を見ての通り、北の登城口から登れば三重の空堀遺構がみられる上級者向きのルートです。

待ちに待った「巨大竪堀」
この竪堀は東斜面に伸びており下のほうで二重の空堀に至ります。
残念ながら、整備が行き届いてないこともあり竹が多く遺構がわかりにくいのは残念ですね。
R0010714.JPG

先が長いので、今回はこの辺で…。

posted by chotarogai at 22:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 山城

2016年09月10日

磨製石斧に魅せられて

縄文・弥生人がどのように石器を作製していたのか・・・。
ふとした疑問から、河原に行き当時の石材と思われる「緑色片岩」をみつけ
「敲打法(コツコツと敲く)」で石を敲き、形を整え河原の石で研いでみました。
DSC_0320.jpg
意外とうまくできたので、こんどはミニチュア石斧を作成してみました。
DSC_0337.jpgDSC_0338.jpg
これにはまってしまい、本日も近くの河原で石材探し・・・。
最高の石材を見つけたので、早速「敲打法」で石を敲きました。
形の修正が大変で約30分敲いたのが以下の写真です。
DSC_0362.jpg
案外、簡単にできますが途中変なところで割れてしまうとなえてしまいます。
今回挑戦している石材は大事に加工したいと思います。



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