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2016年12月21日
アガサ・クリスティ 「牧師館の殺人」
牧師館の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
閑静な小村セント・メアリ・ミード村で殺人事件が発生。しかも場所はこともあろうに牧師館の書斎―頑固な村の退役大佐が、射殺死体で発見されたのだ。やがて犯人と目される画家が自首したことから、事件は簡単に解決すると思われたが…せんさく好きの老嬢ミス・マープルが深い洞察力で真相に迫る長篇初登場作。
2016年12月20日
アガサ・クリスティ 「七つの時計殺人事件」
七つの時計殺人事件 (新潮文庫)
チムニーズ館に招かれた客の一人が、睡眠薬の飲みすぎで死んだ。朝寝坊の彼を驚かそうと、ベッドの下に置いたはずの8個の目覚し時計は、なぜかマントルピースに整然と並んでいた。しかも7個だけ―。冒険好きのバンドルは、謎の解明に乗り出した。そして次の犠牲者が―。セブン・ダイヤルズの秘密とは?訳知り顔のバトル警視は、一体何を知っているのか?軽快な長編。
2016年12月19日
アガサ・クリスティ 「ヘラクレスの冒険」
ヘラクレスの冒険 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
引退を控えたポアロが、自らのクリスチャン・ネームであるエルキュール(=ヘラクレス)にかけて「十二件の依頼を受けてやろう。しかも、その十二件は、ギリシャ神話のヘラクレスの十二の難業を参考にしてえらばなければならない」と、難事件の数々に挑戦。オムニバス形式の短篇十二篇を収めた作品集。新訳決定版。
2016年12月18日
アガサ・クリスティ 「邪悪の家」
邪悪の家(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
名探偵ポアロは保養地のホテルで、若き美女ニックと出会った。近くに建つエンド・ハウスの所有者である彼女は、最近三回も命の危険にさらされたとポアロに語る。まさにその会話の最中、一発の銃弾が…ニックを守るべく屋敷に赴いたポアロだが、五里霧中のまま、ついにある夜惨劇は起きてしまった。新訳決定版。
2016年12月17日
アガサ・クリスティ 「殺人は容易だ」
殺人は容易だ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
植民地帰りの元警官ルークは、列車内でたまたま同席した老婦人から奇妙な話を聞いた。彼女の住む村で密かに殺人が行なわれている、彼女はその犯人を突き止めたので警視庁に訴えに行くという。くだらぬ妄想だと聞き流したルークだったが、翌日の朝刊をみて愕然とした。その老婦人が車に轢き殺されたというのだ…。
2016年12月16日
アガサ・クリスティ 「満潮に乗って」
満潮に乗って (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
大富豪ゴードン・クロードが戦時中に死亡し、莫大な財産は若き未亡人が相続した。戦後、後ろ盾としてのゴードンを失つた弁護士や医師らクロード家の人々は、まとまった金の必要に迫られ窮地に立たされていた。“あの未亡人さえいなければ”一族の思いが憎しみへと変わった時…戦争が生んだ心の闇をポアロが暴く。
2016年12月15日
アガサ・クリスティ 「茶色の服を着た男」
茶色の服を着た男
アンはロンドンの地下鉄ホームの端っこで、嫌いなナフタリンの臭いを発散させた男に気づく。次の瞬間、男はアンの後ろにいた人物に仰天したかのように顔を引きつらせて後ずさりし、あっという間に線路上に転落し、送電軌条にふれて焼死した。近くにいた医者があらわれ、死を確認すると足早に姿を消した。そのとき医者は一片の紙切れを落としていった。それを拾ったアンは紙切れにも強烈なナフタリンの臭いが染みついていることに気づく……冒険にあこがれるアンはいつのまにか国際犯罪に巻き込まれていく。巧みな構成、ユーモア感覚にあふれたクリスティの長編第4作。
2016年12月14日
アガサ・クリスティ 「なぜエヴァンズに頼まなかったのか?」
なぜエヴァンズに頼まなかったのか?
仲良しの友達トーマス医師と人気(ひとけ)のないゴルフコースでゴルフに興じていたボビイは、谷越えの17番でアイアンをしくじり、ボールは谷底に転がり落ちた。ボールを捜して坂道を下り始めた二人は、崖の下に転落したとみられる瀕死の男を見いだした。男は虫の息で「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」という謎の言葉を残して息絶えた。
2016年12月13日
アガサ・クリスティ 「葬儀を終えて」
葬儀を終えて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
リチャードは殺されたんじゃなかったの―アバネシー家の当主リチャードの葬儀が終わり、その遺言公開の席上、末の妹のコーラが無邪気に口にした言葉。すべてはその一言がきっかけだったのか?翌日、コーラが惨殺死体で発見される。要請を受けて事件解決に乗り出したポアロが、一族の葛藤の中に見たものとは。
2016年12月12日
アガサ・クリスティ 「危機のエンドハウス」
危機のエンドハウス 名探偵ポワロ
イングランド南部の風光明媚な海辺にあるエンドハウスの当主ニック嬢は、何者かに命をつけ狙われ、三度も危難をくぐりぬけて命拾いをしていた。現に当地に滞在中のポワロの目の前で、狙撃事件が発生する。彼はヘイスティングスとともに事件の捜査に乗り出すが、犠牲者の出るのを防ぐことはできなかった……意想外の展開をみせるクリスティ初期の力作。