新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2016年08月31日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 海外編39位
時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)
英国史上最も悪名高い王、リチャード三世−−彼は本当に残虐非道を尽した悪人だったのか? 退屈な入院生活を送るグラント警部はつれづれなるままに歴史書をひもとき、純粋に文献のみからリチャード王の素顔を推理する。安楽椅子探偵ならぬベッド探偵登場。探偵小説史上に燦然と輝く歴史ミステリ不朽の名作。
2016年08月30日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 海外編38位
血の収穫 (創元推理文庫 130-1)
コンティネンタル探偵社支局員のおれは、小切手を同封した事件依頼の手紙を受けとって、ある鉱山町に出かけたが、入れちがいに依頼人が銃殺された。利権と汚職とギャングのなわばり争い、町はぶきみな殺人の修羅場と化した。その中を、非情で利己的なおれが走りまわる。リアルな性格描写、簡潔な話法で名高いハードボイルドの先駆的名作。
2016年08月29日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 海外編37位
皇帝のかぎ煙草入れ【新訳版】 (創元推理文庫)
フランスの避暑地に暮らす若い女性イヴは、婚約者トビイの父サー・モーリス殺害の容疑をかけられる。犯行時には現場に面した自宅の寝室にいた彼女だが、そこに前夫が忍びこんでいたせいで無実を主張できない。完璧な状況証拠も加わって、イヴは絶体絶命の窮地に追いこまれる―「このトリックには、さすがのわたしも脱帽する」と女王クリスティを驚嘆させた不朽の傑作長編。
2016年08月28日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 海外編36位
マルタの鷹〔改訳決定版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
私立探偵サム・スペードの事務所を若い女が訪れた。悪い男にひっかかり、駆け落ちした妹を連れ戻して欲しいとの依頼だった。スペードの相棒が相手の男を尾行するが、相棒も男も何者かに射殺されてしまう。女の依頼には何か裏があったのか…。やがて、スペードは黄金の鷹像をめぐる金と欲にまみれた醜い争いに巻き込まれていく―ハンフリー・ボガート主演映画で知られる、ハードボイルド小説の不朽の名作。改訳決定版。
2016年08月27日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 海外編35位
興奮 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 12-1))
最近イギリスの障害レースでは思いがけない大穴が十回以上も続出した。番狂わせを演じた馬には興奮剤投与の形跡が明白であったが、証拠が発見されなかった。そこにはどんなからくりがあるのか? 事件の解明を依頼された牧場経営者ロークは、厩務員に身をやつして、黒い霧の調査に乗り出した!
2016年08月26日
2016年08月25日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 海外編33位
樽【新訳版】 (創元推理文庫)
パリ発ロンドン行き、彫像在中―荷揚げ中に破損した樽に疑惑を抱いた海運会社の社員がバーンリー警部を伴って船に戻ると、樽は忽然と消えていた。紆余曲折を経て回収された樽から出てきたのは女性の遺体。何らかの事実が判明するたび謎が深まり、ドーヴァー海峡を往き来した樽は英仏の警察官、弁護士、そして私立探偵を翻弄する。永遠の光輝を放つ奇蹟の探偵小説、新訳成る。
2016年08月24日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 海外編32位
シャドー81 (ハヤカワ文庫NV)
ロサンゼルスからハワイに向かう747ジャンボ旅客機が無線で驚くべき通告を受けた。たった今、この旅客機が乗っ取られたというのだ。犯人は最新鋭戦闘爆撃機のパイロット。だがその機は旅客機の死角に入り、決して姿を見せなかった。犯人は二百余名の人命と引き換えに巨額の金塊を要求、地上にいる仲間と連携し、政府や軍、FBIを翻弄する。斬新な犯人像と、周到にして大胆な計画―冒険小説に新たな地平を切り拓いた名作。
2016年08月23日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 海外編31位
試行錯誤 (創元推理文庫)
余命数か月と宣告されたトッドハンター氏は、残された期間に有益な殺人を犯そうとの結論に達した。だが、生と死に関し異常な見解をもつ編集者や素人犯罪研究家、快楽のために一家を犠牲にする作家、犯人の告白を信じない捜査官などの前に、事態は従来の探偵小説を皮肉るようなユーモアをまじえて意外な方向へ発展する。唯一無二の名作!
2016年08月22日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 海外編30位
刑事マルティン・ベック 笑う警官 (角川文庫)
反米デモの夜、ストックホルムの市バスで八人が銃殺された。大量殺人事件。被害者の中には、右手に拳銃を握りしめた殺人捜査課の刑事が。警察本庁殺人捜査課主任捜査官マルティン・ベックは、後輩の死に衝撃を受けた。若き刑事はなぜバスに乗っていたのか?デスクに残された写真は何を意味するのか?唯一の生き証人は、謎の言葉を残し亡くなった。捜査官による被害者一人一人をめぐる、地道な聞き込み捜査が始まる―。アメリカ探偵作家クラブ賞受賞。警察小説の金字塔、待望の新訳!