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2016年06月12日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 日本編 61位
奪取(上) (講談社文庫)
偽札をつくりあげた者が勝利者となる!傑作長編
1260万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札作りを2人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫ったが…。日本推理作家協会賞と山本周五郎賞をW受賞した、涙と笑いの傑作長編サスペンス!
2016年06月11日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 日本編 60位
理由 (朝日文庫)
事件はなぜ起こったか。殺されたのは「誰」で、いったい「誰」が殺人者であったのか――。東京荒川区の超高層マンションで凄惨な殺人事件が起きた。室内には中年男女と老女の惨殺体。そして、ベランダから転落した若い男。ところが、四人の死者は、そこに住んでいるはずの家族ではなかった……。ドキュメンタリー的手法で現代社会ならではの悲劇を浮き彫りにする、直木賞受賞作。
2016年06月10日
『2016年6月10日』NHKラジオ第一「すっぴん!」「源ちゃんのゲンダイ国語」のコーナーで紹介された本
461個の弁当は、親父と息子の男の約束。
父子の愛情に涙する、お弁当エッセイの名作誕生。
「高校3年間、毎日お弁当をつくる! 」一人息子とした約束だから、破るわけにはいきません!
そうして始まった怒涛のお弁当ライフ。
つくりに作った数はなんと合計461食!
二日酔いの朝も、早出の朝も、休むことなく作り続けた著者。
そして、きれいに空っぽになった弁当箱を持ち帰る息子。
渡辺父子がお互いの想いを伝えあってきたのはこの“お弁当"だったのです。
地方ライブに出れば、その土地のお惣菜ネタを探し、居酒屋では味を盗み、息子のダイエットに知恵を絞る……。
決して贅沢をするわけでなく、旬の食材を使った手作りの弁当には息子に伝えたい想いや教えが詰まっています。
凝り性の著者によって、見る見るうちに上達していくおかずや盛り付けのクオリティには目を見張るものがあり、そのセンスをマネしたくなります。
さらに肩の力の抜けた料理作りのスタンスを知れば、お弁当デビューもしたくなるはず。
秘伝の調味料や弁当作りのコツも満載。
著者 渡辺俊美(ワタナベ・トシミ)
1966年12月6日生まれ。福島県出身。1990年、TOKYO No.1 SOUL SETを結成。ギター、ヴォーカル、サウンドプロダクション担当。現在までに8枚のオリジナルアルバムと16枚のシングルを発表。グループと並行して、THE ZOOT16、渡辺俊美名義での作品も発表。2009年には、山口隆(サンボマスター)、松田晋二(THE BACK HORN)、箭内道彦(風とロック)ら、福島出身のミュージシャンやクリエーターと、猪苗代湖ズを結成。2011年3月、福島県復興支援チャリティーソング「I love you & I need you ふくしま」を発表。同曲で猪苗代湖ズは、第62回NHK紅白歌合戦に出場。
著者の渡辺さんは、TOKYO No.1 SOUL SETのメンバーで、ギターとボーカルを担当。最初の奥さまと離婚後、一人息子のお弁当を3年間作り続けたエピソードを写真やレシピとともに記録したものです。
(すっぴん!ブログ:NHK)より
「ほんとにやさしいお父さん。人とのコミュニケーションの取り方は、言葉だけじゃない。渡辺さんの場合は、お弁当だった。心があれば、どんな方法でも伝わるからね」
(すっぴん!ブログ:NHK)より
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 日本編 59位
弁護側の証人 (集英社文庫)
ヌードダンサーのミミイ・ローイこと漣子は八島財閥の御曹司・杉彦と恋に落ち、玉の輿に乗った。しかし幸福な新婚生活は長くは続かなかった。義父である当主・龍之助が何者かに殺害されたのだ。真犯人は誰なのか?弁護側が召喚した証人をめぐって、生死を賭けた法廷での闘いが始まる。「弁護側の証人」とは果たして何者なのか?日本ミステリー史に燦然と輝く、伝説の名作がいま甦る。
2016年06月09日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 日本編 58位
猛き箱舟〈上〉 (集英社文庫)
あの「灰色熊」のような男になりたい。香坂正次は胸に野心を秘め、海外進出日本企業の非合法活動を担うその男に近づいて行った。彼に認められた正次の前には、血と暴力の支配するアフリカの大地が開けた。その仕事は、砂漠の小さな鉱山を、敵の攻撃から守ることだった―人の世の地獄、野望と絶望を謳いあげた大ロマン。
2016年06月08日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 日本編 57位
八つ墓村 (角川文庫)
戦国の頃、三千両の黄金を携えた若武者が、七人の近習を従えてこの村に落ちのびた。だが、欲に目の眩んだ村人たちは八人を襲撃、若武者は「七生までこの村を祟ってみせる」と叫び続けながら、七人とともに惨殺された。その後不祥の怪異があい次ぎ、半年後、落人殺害の首謀者、田治見庄左衛門が家族・村人を切り殺し、自らの首をはねて死ぬという事件が起こった。この事件の死者が八人出たことで、村人は恐怖のどん底にたたき込まれた。村人は落武者の怨念を恐れ、犬猫同然に埋めておいた八人の死骸をとりだすと、八つの墓をたて、明神として祟めることにした。以来、この村は“八つ墓村”と呼ばれるようになったという―。大正×年、田治見庄左衛門の子孫、田治見要蔵が突然発狂、三十二人の村人を虐殺し、行方不明となる。それから二十数年、謎の連続殺人事件が再びこの村を襲った…。
2016年06月07日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 日本編 56位
異邦の騎士 改訂完全版
失われた過去の記憶が浮かび上がり、男は戦慄する。自分は本当に愛する妻子を殺したのか。やっと手にした幸せな生活に忍び寄る新たな魔手。名探偵・御手洗潔の最初の事件を描いた傑作ミステリー『異邦の騎士』に著者が精魂こめて全面加筆した改訂完全版。幾多の歳月を越え、いま異邦の扉が再び開かれる。
2016年06月06日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 日本編 55位
サマー・アポカリプス (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
灼熱の太陽に喘ぐパリが漸く黄昏れた頃、不意にカケルを見舞った兇弾―その銃声に封印を解かれたかの如くヨハネ黙示録の四騎士が彷徨い始める。聖書の言葉どおりに見立てられた屍がひとつ、またひとつと、中世カタリ派の聖地に築かれていく。ラルース家事件の桎梏を束の間忘れさせてくれた友人が渦中に翻弄され、案じるナディア。謎めく名探偵矢吹駆の言動に隠された意図は。
2016年06月05日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 日本編 54位
半落ち (講談社文庫)
「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの2日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは――。日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。
2016年06月04日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 日本編 53位
マークスの山〈上〉 (新潮文庫)
「マークスさ。先生たちの大事なマ、ア、ク、ス!」。あの日、彼の心に一粒の種が播かれた。それは運命の名を得、枝を茂らせてゆく。南アルプスで発見された白骨死体。三年後に東京で発生した、アウトローと検事の連続殺人。“殺せ、殺せ”。都会の片隅で恋人と暮らす青年の裡には、もうひとりの男が潜んでいた。警視庁捜査一課・合田雄一郎警部補の眼前に立ちふさがる、黒一色の山。