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2016年04月16日
『東西ミステリーベスト100』 2012年版 日本編 4位
ドグラ・マグラ
昭和十年一月、書下し自費出版。狂人の書いた推理小説という異常な状況設定の中に著者の思想、知識を集大成する。“日本一幻魔怪奇の本格探偵小説”とうたわれた、歴史的一大奇書。
大正末期。九州にある古い大学病院の精神科で呉一郎は目を覚ます。一郎は自分の名前も顔も覚えていない記憶喪失であった。そこへ現れた大学教授の若林、謎の死を遂げた正木教授の導きにより記憶を取り戻そうとするが、猟奇的な体験と共に奇怪な因縁に彩られた禍々しい事件が浮かび上がってくる・・・・・・・