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2016年04月06日
三宅彰『風よ、撃て』第14回(1997年) サントリーミステリー大賞受賞
風よ、撃て
拳銃による射撃を、上司の係長にきびしく叱責された経験をもつ主人公の佐竹亨が、市民、家族、同僚の安全を守るために、それが必要と判断されたときには、躊躇せずに引き金を引けるかどうか…という問題から生まれるサスペンス。
山中から発見された白骨死体。
過去の犯罪が未来のたくらみを暴くとき、非情の銃弾が闇を裂く。
控え目な妻と言葉を失いかけている4年生の娘。
今あるささやかで大事なものを守るため、地方の警察署係長・佐竹は迫り来る爆弾魔に立ち向かう。
著者 三宅彰
1956年、長野県上田市生まれ。明治大学法学部を卒業後、上田市職員になる。97年『風よ、撃て』(文藝春秋)で第十四回サントリーミステリー大賞受賞。