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2016年04月03日
熊谷独『最後の逃亡者』第11回(1993年)サントリーミステリー大賞受賞
最後の逃亡者
秘密警察の要員が散った。
日本人技術者をA処理―暗殺せよ。
最新式の船舶工作機械を旧ソ連海軍に納入したことで岡部信吾の命運は一転する。
知りすぎた男は消せ。
異変を察した岡部と娼婦エレーナの壮絶な逃避行が始まった…。
万古不変のロシア人社会を背景に疾走する恋と謀略のノンストップ活劇。
著者 熊谷独
1936年、広島県尾道市生まれ。63年、東京外国語大学ロシア語科卒業後、貿易商社に勤務。モスクワ駐在十年をはじめ、二十二年にわたり旧共産圏貿易の実務に従事。「最後の逃亡者」(文春文庫)にて第十一回サントリーミステリー大賞を受賞。