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2015年12月26日
「ブージャム狩り」【改題】『襲名犯』第59回江戸川乱歩賞受賞(2013年)著者竹吉 優輔(たけよし ゆうすけ)
襲名犯
関東の地方都市で起きた連続猟奇殺人事件。
ルイス・キャロルの詩を下敷きにしたかのような犯行から「ブージャム」と呼ばれた犯人は、6人を殺害した後、逮捕される。
容姿端麗、取り調べにも多くを語らず、彼を英雄視する熱狂的な信奉者も生まれるが、ついに死刑が執行された。
そしていま、第二の事件が始まる。
小指を切り取られた女性の惨殺体。
「ブージャム」を名乗る血塗られた落書き。
14年前の最後の被害者、南條信の双子の弟、南條仁のもとへ「襲名犯」からのメッセージが届けられる。
著者 竹吉 優輔
1980年茨城県生まれ。二松学舎大学文学部卒業後、東洋大学大学院で文学を専攻。図書館で司書として働くかたわら、小説執筆をつづける。
2013年、本作にて第59回江戸川乱歩賞を受賞。
2014年『レミングスの夏』を発表。