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2015年11月26日
「蝋画の獅子」【改題】『写楽殺人事件』第29回江戸川乱歩賞受賞(1983年)著者高橋 克彦(たかはし かつひこ)
写楽殺人事件
謎の絵師といわれた東洲斎写楽は、一体何者だったか。
後世の美術史家はこの謎に没頭する。
大学助手の津田も、ふとしたことからヒントを得て写楽の実体に肉迫する。
そして或る結論にたどりつくのだが、現実の世界では彼の周辺に連続殺人が起きていて―。
浮世絵への見識を豊富に盛りこんだ、第29回江戸川乱歩賞受賞の本格推理作。
著者 高橋 克彦
1947年、岩手県に生まれる。早稲田大学商学部卒。
美術館勤務を経て、1983年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞を受賞。その後、1986年『総門谷』で吉川英治文学新人賞、1987年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、1992年『緋い記憶』で直木賞を受賞。
著書に『広重殺人事件』『竜の柩』『炎立つ』など多数。
また、浮世絵研究家としても知られ『浮世絵鑑賞事典』がある。