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2015年10月03日
『ユージニア』第59回日本推理作家協会賞受賞(長編及び連作短編集部門)(2006年)著者 恩田 陸(おんだ りく)
ユージニア
「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの?」
こんな体験は初めてだが、俺は分かった。
犯人はいま、俺の目の前にいる、この人物だ―。
かつて街を悪夢で覆った、名家の大量毒殺事件。
数十年を経て解き明かされてゆく、遺された者たちの思い。
いったい誰がなぜ、無差別殺人を?
見落とされた「真実」を証言する関係者たちは、果たして真実を語っているのか?
著者 恩田 陸
1964年、宮城県生まれ。91年、第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、『六番目の小夜子』でデビュー。2005年、『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞、第2回本屋大賞。06年、『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門賞。07年、『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞。
第59回は短編部門を平山夢明 「独白するユニバーサル横メルカトル 」が受賞しています。
評論その他の部門を郷原宏 『松本清張事典 決定版』と柴田哲孝 『下山事件 最後の証言 』が受賞しています。