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2015年08月19日
『顔』(短編集)第10回 日本探偵作家クラブ賞(現 日本推理作家協会賞)受賞(1957年)著者 松本清張
顔 日本推理作家協会賞受賞作全集 (9)
劇団員の井野良吉は、石井監督の新作映画「春雪」に出演するよう指名を受けた。
映画俳優としての成功を望む井野は昂奮したが、同時にある破滅的な不安があった。
映画は成功し、井野は賞賛を受けるが、幸福感と共に、絶望感も増大してゆく。
9年前の石岡貞三郎と山田ミヤ子の記憶が甦る……。
著者 松本清張
(1909-1992)小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に"社会派"の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。
DVDも出ています。